どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、2024年3月25日(月)新発売、明星食品のカップ麺「明星 一平ちゃん夜店の焼そば てりたまマヨ味」(236円+税)の実食レビューです。
てりやきソース×たまごタレで旨さ鉄板!? 一平ちゃんの「てりマヨ」が “てりやき×たまごタレ×マヨネーズ„ 搭載で春に食べたい「てりたま」に!!
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
明星 一平ちゃん夜店の焼そば てりたまマヨ味
一平ちゃん(いっぺいちゃん)とは、1993年(平成5年)1月18日の発売以来、明星食品が力を入れているブランドで、当初は標準どんぶり型のカップラーメンからスタートしましたが、1995年(平成7年)2月20日に後の主力商品となる「夜店の焼そば」が登場。当時は珍しかった「からしマヨネーズ」を業界に先駆けて別添し、ソース焼きそば+特製マヨの金字塔を打ち立て、競合との差別化に成功しました。
今回の新商品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば てりたまマヨ味」は、毎年3月~4月に某ハンバーガーチェーン(※などと某資料では店名を伏せていましたが、どう考えてもマクドナルド)で発売され始める春の風物詩「てりたまバーガー」の味わいを「一平ちゃん夜店の焼そば」流にアレンジした一杯で、某Mドナルドと正式にコラボしているわけではないのですが‥‥
このブランドにおけるバーガー(サンドイッチ)系のフレーバーといえば、2019年(令和元年)10月7日発売の初代「明星 一平ちゃん夜店の焼そば てりマヨ」を皮切りに、翌年8月3日には “某ファストフード店で人気のフィッシュバーガー„ を彷彿とさせる「明星 一平ちゃん夜店の焼そば タルタルソース味」を市場に投下。
以降、2021年(令和3年)8月2日に二代目「明星 一平ちゃん夜店の焼そば てりマヨ」を、2022年(令和4年)1月16日には二代目「明星 一平ちゃん夜店の焼そば タルタルソース味」を発売しているため、これが初のバーガー(サンドイッチ)系ではないのですが、従来の「てりマヨ」に “たまごタレ„ を追加した「てりたまマヨ味」は初めての試み。
そういえば、2023年(令和5年)5月1日に “てりやきバーガー„ の味わいをイメージした「日清焼そばU.F.O. 和風醤油てりやきマヨネーズ焼そば」なんかも発売されていましたけど、たまごタレを使って「てりたまバーガー」の味わいを再現した汁なしカップ麺は私の知る限り前例がありません。
しかも、ソースは “醤油にローストオニオンやガーリック、生姜を加え、ポーク、てりやき、バンズ、レタスのフレーバーを付けたてりやきバーガー風のソース„ ということで、とりあえず醤油〜〜てりやきまでの味は想像に難くないけれど、バンズ(ハンバーガー用に作られたパンの総称)とレタスのフレーバーについては独創的。
実は従来の「明星 一平ちゃん夜店の焼そば てりマヨ」(2019年10月発売品、2021年8月発売品)に別添されていたソースにも “バンズ、レタスのフレーバー„ が施されていたので、その流れを汲んだ3代目に該当する今回の「てりたまマヨ味」なんですけれども、一平ちゃんの「てりマヨ」シリーズを当ブログで取り上げるのは初めて。
ちなみに明星食品のニュースリリースに記載されている「ソース」以外の商品特徴は “麺:しなやかでもっちりとした中太麺、タレ:たまごタレ、特製マヨ:マヨネーズ、具材:キャベツ„ と恐ろしいほどにシンプルだったので、なんか漠然とした不安に駆られたんですけどw はたして焼きそばなのに「てりたまバーガー」を彷彿とさせる味わいなのか、仕上がりが楽しみです。
開封
今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れ「粉末ソース」「マヨネーズ」「たまごタレ」の合計3パック構成で、液体ソースじゃない「一平ちゃん夜店の焼そば」は比較的にレアなイメージ。ちなみに従来の「てりマヨ」にも粉末ソースを別添していましたが、粉末ソース+特製マヨ+ふりかけの組み合わせだったので、たまごタレを新たに搭載し、ふりかけを省いた構図。
麺は熱湯5分の “しなやかでもっちりとした中太麺„ で、原材料名の末尾に「ソース」と記載されていますが、定番の「一平ちゃん夜店の焼そば」に使われている “ソースねり込み麺„ とは別物。また「やみつき塩だれ味」や「醤油バター明太子味」の “オニオンねり込み麺„ とも別物で、それ以上に弾力を強化している様子。
ちなみにメーカー希望小売価格は236円(税別)に設定されているため、これについては前述の定番3品と同じ値段。遅れ馳せ乍らレビューに取り掛かっている現在、すでに発売日から1ヶ月以上経過しているため、コンビニでの取り扱いは少ないかと思いますが、スーパーやドラッグストアの棚替えで安売りの対象になり始める頃。この記事にも需要があることを願っていますw
製品詳細情報・購入価格等
製品名:明星 一平ちゃん夜店の焼そば てりたまマヨ味 販売者:明星食品株式会社 製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360) 内容量:112g(めん90g) 商品コード:4902881456050(JAN) |
発売日:2024年03月25日(月) 実食日:2024年05月04日(土) 発売地域:全国 取得店舗:ウエルシア薬局 小売価格:236円(税別) 購入価格:127円(税込) |
麺の種類:油揚げ麺 スタイル:角型レギュラー 容器材質:プラ(PS) 湯量目安:550ml 調理時間:熱湯5分 小袋構成:3袋(粉末ソース・マヨネーズ・たまごタレ) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、ソース)、ソース(糖類、マヨネーズ、卵黄ソース、たん白加水分解物、食塩、しょうゆ、香味調味料、鶏・豚エキス、ローストオニオン粉末、香辛料、酵母エキス、植物油脂)、かやく(キャベツ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、トレハロース、炭酸カルシウム、ソルビット、かんすい、炭酸マグネシウム、酒精、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、カロチノイド色素、香辛料抽出物、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む) |
実食開始
別添さている小袋は3つとも後入れで、具材は最初から容器の中に入っている状態。とはいえ内容はキャベツだけ、てりやきパティを模した肉そぼろやスクランブルエッグなど、そういった演出はありません。また「一平ちゃん夜店の焼そば」三種の神器に数えられる「ふりかけ」も別添されていないため、このブランドを発売当初から愛し続けている、生粋の一平ちゃんファンからは賛否両論あるかもしれませんが‥‥
3つの小袋を取り出してから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタをして待つこと5分(※「たまごタレ」と「マヨネーズ」は “温めない„ ことを推奨しているため注意)。時間になったら湯切り口を作り、麺の戻し湯を捨て「粉末ソース」を全体に馴染ませた後、仕上げに「マヨネーズ」と「たまごタレ」をトッピングしたら出来上がり。
ふりかけの賑やかさこそ備わっていませんが、マヨネーズ+たまごタレの組み合わせにより、こってり感は通常品よりもマシている調理直後。ただ、てりたまバーガー‥‥うーん、遠くにボヤけて見えるような、そうでもないような——みたいな感じなので、引き続き再現度の高さに注目しつつ「めん」「ソース・マヨネーズ・たまごタレ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
栄養成分表示:1食(112g)あたり |
カロリー:512kcal たん白質:7.5g 脂 質:21.9g 炭水化物:71.1g 食塩相当量:5.2g ビタミンB1:0.56mg ビタミンB2:0.29mg カルシウム:134mg |
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん
オニオンねり込み麺(熱湯3分)のほうが合うのでは?
明星食品は “しなやかでもっちりとした中太麺„ と訴求していますが、たとえば定期的に現れる「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 焦がしにんにくたまり醤油味」の “もっちりとした弾力で食べ応えがある中太麺„ と比較した場合、もっちり感は控えめ。たしかに定番の中細麺(熱湯3分)よりも弾力を強めているけれど、適度な歯切れも兼ね備えています。
てりたまバーガーを構成する上で必要不可欠なバンズの主原料は小麦粉、また麺の主原料も小麦粉なので、お互いに大きな共通点を持っているのですが、しょせんパンとメン。もちろんバンズに見紛うような食感の油揚げ麺が適切とはいいませんし、後述するソースとのバランスも悪いわけではなかったけれど、いつものスナック的な中細麺のほうが合うのでは? などと終始。
後述する添付調味料が濃いめの味付けなので、それに渡り合うサイズを視点にチョイスするのであれば、この中太麺で正解なのだと思います。ただ、てりたまバーガーのイメージと全体のジャンクさを加味すると、すこし麺の主張が強すぎるというか、オニオンねり込み麺でも食べてみたい気持ちが強く残ったので、なんか勝手に不完全燃焼でしたw
ソース・マヨネーズ・たまごタレ
この発想は楽しくて好き
まずは「粉末ソース」単体の状態で確認しようと思い、さらさらさら〜っと麺に振り掛けた途端、事前にアピールポイントを押さえていたことも大きいのでしょうけれど、たしかにレタスっぽい香りがするかもしれないw などと。一方でバンズの香りはイマイチよく分からなかったのですが、粉末しょうゆ特有の刺激と糖類の甘さがジャンク。
それと同時にローストオニオン粉末の芳ばしさも目立っていたポイントで、なるほど “てりやきソースっぽい味„ に仕上げてあるのですが、例えるなら駄菓子とかポテトチップスの味付けにありそうな感じ。これはこれで魅力的だけど、さらに再現度を高められる液体ソースを使わないのはコストの問題でしょうか。
「マヨネーズ」は文字通りマヨネーズで、からし・わさび・明太子・ガーリックなど、そういったフレーバーは添加されていないプレーンタイプ。スナック的でジャンクな粉末ソースとの相性はバッチリだったし、題材のイメージ的にも奇を衒わなかったのは正解に思えますが、パッケージのイメージ写真ほど鮮明に「てりやきバーガー」の姿は浮かびません。やはり私の想像力が問題なのだろうかw
「たまごタレ」は、卵黄をベースにしたペーストで、特有のコクがマイルドさを大幅に底上げしてくれるアイテム。何回も書いてますけど、これ単体で売ってくれないかな‥‥ってくらい、お気に入りの別添なのですが、だし醤油っぽい味付けが施されているので、ちょっと和風すぎる印象も。
また全体の量に対して少なかったこともあり、卵黄の魅力が全力で楽しめるのは2、3口くらいだったので、使うタイミングにセンスが問われます。
かやく
キャベツです。
かやくはキャベツだけなので、そんなに語ることないんですけどw 一平ちゃんのキャベツって他社よりも甘さ強めですよね。今回は細切れサイズかつ量も多くなかったので、意識しないと存在感は薄かったですけど。カップ麺にレタスとか使えないのかな?
総評
粉末ソースの小袋を開けた途端、思っていた以上にレタスっぽい香りが意識されていたので、おもわず笑っちゃうくらい楽しかったのですが、味覚に訴えかけてくる主張は控えめ。一平ちゃんらしくジャンクな味わいだったし、マヨネーズ+たまごタレの組み合わせにも魅力を感じたけれど、てりたまバーガーらしいのかと聞かれたら、なんとも言えないところ。
ひとつの変わり種として題材の面白さについては高く評価できる一杯ですが、添付調味料を臨場感たっぷりの液体ソースに変更し、中細サイズのオニオンねり込み麺を搭載するなど、アプローチが異なる「てりたまマヨ味」も食べてみたいです【author・taka :a(大石敬之)】