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一平ちゃん夜店の焼そば「クリームシチュー味」が想像以上にそれっぽかった件。しかし、問題も‥‥

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明星食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2025年1月6日(月)新発売、明星食品のカップ麺「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 クリームシチュー味」(328円+税)の実食レビューです。

クリームシチューをカップ焼きそばにアレンジ!? 公式「意外な組み合わせ、でも想像以上のおいしさです」本当かどうか試してみた結果——。

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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一平ちゃん夜店の焼そば クリームシチュー味

一平ちゃん(いっぺいちゃん)とは、1993年(平成5年)1月18日の発売以来、明星食品が力を入れている即席カップめんブランドで、当初は標準どんぶり型のカップラーメンからスタートしましたが、1995年(平成7年)2月20日に後の主力商品となる「一平ちゃん夜店の焼そば」が登場。当時は珍しかった「からしマヨネーズ」を業界に先駆けて別添し、独自のポジションを築き上げました。

クリームシチュー味の焼そばですって

製品の構成上、ジャンクで賑やかなテイストが多いことから、奇抜な変わり種も積極的にリリースしてくれているわけなんですけれども、まさかのクリームシチュー味w 過去に「チョコソース」や「ショートケーキ味」の焼そば、また「みたらし団子味」や「あんこ団子味」の焼うどんもリリースしているブランドなので、それと比べたら敷居が低いような気がしないでもないけれど、かなり挑戦的。

クリームシチューとは‥‥この解説は必要ないかw とも思ったんですけど、念のため。クリームシチューとは、西洋ではなく日本発祥の食べ物で、その存在が広まったのは学校の給食。全国学校給食推進連合会の情報によると、1927年(昭和2年)に「ほうれん草のホワイト煮」の記録が残っているため、ほぼ100年前からクリームシチューの原型は整っていたことになります。

——で、ちょっと触れておきたいのがSNSなどで見かける “クリームシチュー×ごはん„ アリ or ナシ論争について。先にクリームシチューは日本発祥の食べ物と前述したように、そのルーツを辿ると昭和初期〜明治の中頃まで遡るのですが、一般家庭にも広く浸透し始めたのは戦後、1966年(昭和41年)にハウス食品が発売した粉末状の「シチューミクス」が事の発端。

画像出典:ハウス食品

当時の担当者が子ども時代、給食で提供されていた「白いシチュー」を再現したいとの思いから「シチューミクス」の開発がスタートするのですが、もうひとつ重要な部分に位置していたのが「ごはんのおかずになるシチュー」というコンセプト。

アイルランドのアイリッシュシチューを参考にしたことから、発売当初のパッケージには「IRISH STEW 欧風煮込み料理」との訴求があり、度重なる試食販売を経て幅広く認知させることに成功しました。つまり、クリームシチューの歴史を紐解くと「ごはんに合う」エビデンスは存在するのですが、まぁシチューにも様々ありますからね(本末転倒)。

——閑話休題。このページでレビューする「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 クリームシチュー味」は、商品名の通りクリームシチュー味のカップ焼そばで、パッケージには “焼そば×シチュー 想像以上のおいしさ„ との訴求あり。

お、おう。

いわゆるソース焼そばにレトルトタイプのクリームシチューをぶっかけたスタイルではなく、液体ソースや特製マヨで「クリームシチュー味」を表現しているようなので、どのくらいクリームシチューなのか、だとすればカップ焼そばとしても違和感なく成立しているのかどうか、ドキドキしながらの実食です。

開封

いつもの三種の神器じゃない

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れ「液体ソース」と「特製マヨ」の組み合わせで、特製マヨは “ホワイトクリーム風味マヨ„ という奇抜な飛び道具になっているのですが、このブランドにおけるアイデンティティの一つといっても過言ではない「ふりかけ」は入っていません。パッケージでは “彩り豊かな具材„ も訴求しているため、そちらにコストを振った様子。

細めのフライ麺

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は3分と標準的。調理前の麺重量は130gなので、湯切りタイプの大盛り基準を守っているのですが、まろやかなイメージが強いクリームシチューを味のテーマに据えているため「最後まで飽きないかどうか」というのも注目したいポイント。そして、かなり気になったのがメーカー希望小売価格。

2025年1月現在、いつもの「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛」に設定されているメーカー希望小売価格は271円(税別)なのですが、クリームシチュー味は328円(税別)なので、たとえばコンビニで購入した場合の税込価格は354円。スーパーマーケットやドラッグストアなども販売店の対象になっていますけど、販売価格は定番の「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛」よりも高額だと思います。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 クリームシチュー味
販売者:明星食品株式会社
製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360)
内容量:172g(めん130g)
商品コード:4902881458085(JAN)
発売日:2025年01月06日(月)
実食日:2025年01月12日(日)
発売地域:全国
取得店舗:ミニスーパー
小売価格:328円(税別)
購入価格:289円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型ビッグ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:770ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:3袋(液体ソース・特製マヨ・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、ソース)、ソース(植物油脂、糖類、半固体状ドレッシング、乳等を主要原料とする食品、チキンエキス、食塩、チキン調味料、たん白加水分解物、しょうゆ、クリーミングパウダー、油脂加工品、香味油、香辛料(ペッパー、ガーリック)、醸造酢)、かやく(フライドポテト、味付鶏肉、キャベツ、人参、コーン)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、トレハロース、炭酸カルシウム、酒精、かんすい、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、カラメル色素、カロチノイド色素、乳化剤、炭酸マグネシウム、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に卵・乳成分・小麦・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)※本品製造設備では、えび・かに・くるみを含む製品を生産しています。

実食開始

かやくの小袋には3種の具材を充填

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、内容は「鶏肉ダイス」「人参」「コーン」の組み合わせから彩りはバッチリ。ここだけ見ると値段のわりに量が多いとはいえないのですが‥‥

キャベツとコーンけっこう多いぞ

「キャベツ」と「ポテト」は最初から容器の中に入っている状態で、このブランドの平均的なボリュームを思うと標準以上に具沢山。なるほど、ふりかけを省いただけのことはあるし、これなら前述のメーカー希望小売価格も頭ごなしに否定できません。

けっこうビックリw

あとは内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で「液体ソース」を温めながら待つこと3分。時間になったら麺の戻し湯を捨て「液体ソース」を絡めた後、仕上げに「特製マヨ」をトッピングしたら出来上がり。ええ、見た目はさておき香りはクリームシチューど真ん中w 厳密にいうと比較的に動物系の要素が強く、特製マヨのツンとした香りもイレギュラーなポイントになりますが、それを踏まえても雰囲気ばっちり。

今のところ油揚げ麺ならではのニオイと喧嘩する素振りも見せてこないので、けっこう期待している調理直後。あとは大盛りでも食べ飽きない工夫が凝らされているのかどうか、そういった部分にも注目しつつ「めん」「ソース・特製マヨ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(172g)あたり
カロリー:793kcal
たん白質:15.1g
脂  質:37.3g
炭水化物:99.1g
食塩相当量:6.1g
ビタミンB1:0.34mg
ビタミンB2:0.36mg
カルシウム:193mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

ソースとの相性は悪くないけど‥‥

2.0

通常の「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛」には、麺にソースを練り込んだ「ソースねり込み麺」を搭載しており、今回の油揚げ麺にも原材料名に「ソース」の記載が見られるのですが、いつもの「ソースねり込み麺」とは別物。ソースはソースでもウスターじゃないのか、それとも明らかに含有量が違うのか、白っぽい見た目。

じゃんく

さらに「糖類」を配合していないところも「ソースねり込み麺」との相違点で、こちらのほうが弾力を強めに感じます。でもってクリームシチュー味との相性についても、結論からいうと悪くありません。ソースがクリームシチューそのものではなく、きちんと焼そば用にチューニングされていたので、意外と違和感なく楽しめます。ただ、やはり裏目に出たのが130gのボリューム感。

食べ始めは(このブログで高評価を意味する)★5レベルのスタートで、だいぶ好印象に思えたのですが、半分くらい食べ進めた頃合いから「んー‥‥」みたいな。けっこうソースは濃いめの味付けなので、それについては充分なんですけど、後半にかけて抑揚のなさが浮き彫りになってくるというか、レギュラーサイズで “もうちょっと食べたくなる„ くらいの着地がベストだったのではないかと。

ソース・特製マヨ

めっちゃクリームシチューw

4.0

ソースは想像通りの‥‥いや、それ以上にクリームシチュー味で、チキンエキスの下支えも力強く、例えるなら「おやつカルパス」のクリームシチュー味みたいな。だいぶ例えがスポット的ですけどw もっと分かりやすく例えるなら “市販のルゥを濃いめに溶かした„ ようなテイストで、調理直後の香りと食べ始めのインパクトは申し分ありません。

けっこう酸味が強め

そこにトッピングする別添の特製マヨ(ホワイトクリーム風味マヨ)は、思っていた以上に酸味の強いアイテムで、ぐちゃぐちゃに混ぜなければ味のメリハリに繋がります。しかし、そこまで量が多いわけではないため、のっけから使ってしまうと折り返し地点からノッペリとした味わいに。

さらにフライドガーリックやローストオニン、ブラックペッパーなどのアクセントを任意で追加できる「ふりかけ」が入っていたら、あるいはレギュラーサイズ(めん90g)だったら‥‥というのが最後まで引っ掛かったんですけど、かやくの内容はバッチリ。

かやく

ふりかけを退けただけのことはある

3.0

たっぷりのキャベツに、ちょっとジャンクな鶏肉ミンチ、なめらかなポテト、みずみずしいコーン、にんじんは‥‥ほぼ彩りに徹していましたたが、パッケージの「彩り豊かな具材入り!」は伊達じゃありません。

メーカー希望小売価格を思うと抜群に高コスパってわけじゃないけれど、一平ちゃん夜店の焼そばシリーズの中では特筆に値するボリューム感でした。

総評

2.5

食べ始めは「★5」からのスタートで、折り返し地点までは「★3〜4」をキープしていたのですが、途中からの失速が否めないボリューム感が玉に瑕。味の構成よりも「これでレギュラーサイズだったら」という部分が引っ掛かったので、大盛りサイズだからこその工夫が欲しかったなと。ただ、クリームシチュー味の再現度についてはバッチリ。

飽きる・飽きないについては個人差あると思いますし、飽きそうならブラックペッパーちょい足しアレンジで解決できるはずなので、そこさえ大丈夫そうなら買って損をするような商品ではありません。もしも2、3人でシェアする前提であれば、けっこう盛り上がるのではないかと思います。【author・taka :a(大石敬之)】

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