どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年8月20日(月)新発売のカップ麺、エースコック「一度は食べたい名店の味 ぜんや ホタテだし塩ラーメン」の実食レビューです。
「一度は食べたい名店の味」が発足した際、その記念すべきシリーズ第1弾としてタイアップが始まったエースコックと「ぜんや」のコラボですが、今回はオランダ産の最高級ラード「カメリアラード」を使用した新作が登場しました。
ぜんやのカップラーメン!!
埼玉県新座市にある「ぜんや」は、1999年創業の塩ラーメンが人気のラーメン店で、行列必至の店にもかかわらず、なんと1日100食限定で行列必至どころか売り切れ必至。しかもスープが無くなり次第営業終了だそうで、「究極の一杯」と謳われています。実際の店舗でもカメリアラードが使用されているらしく、今回そんな店主のこだわりが再現されました。
これまでにもエースコックの「一度は食べたい名店の味」シリーズとコラボしているのですが‥
・2017年7月10日 – 行列必至の塩ラーメン(シリーズ第9弾)
・2017年10月2日 – PREMIUM 行列必至の塩ラーメン
・2018年3月19日 – ミニ ホタテだし塩ラーメン
「ミニ」も含めると今回でコラボ第5弾に当たります。「ミニ」は記事にできなかったので、これを機に食べ比べを行おうと探してみたのですが、さすがに発売日が約5ヶ月前ということもあって見付かりませんでした。
1回目と2回目のコラボでは今回と同じく油揚げ麺・タテ型ビッグ、「PREMIUM」ではノンフライ麺・どんぶり型で再現されましたが、タテ型は2回とも★4、プレミアムは★3と過去に評価しています。それでは実食の前に、製品のスペックを確認してみましょう。
スペック
お店と同じ「カメリアラード」を使用していることが大きなセールスポイントとして挙げられているのですが、「ホタテだし」という新たなワードもタイトルに含まれています。お店では福建省の自然海塩を使用しているらしいのですが、それについては言及されていません。
毎度お馴染み別添は粉末スープまみれの「液体スープ」が1袋‥ええ、もはや見慣れた光景です。エースコックも他社と同じくフタの上に小袋を貼り付ける技術は持っているのですが、基本的に最初からカップの中に放り込まれているんですよね。
調理手順は、容器に熱湯を注いでから液体スープの小袋をフタの上で温め、食べる直前に投入します。
内容量は90g(めん70g)なので、タテ型ビッグの平均値よりも10g少なく‥いや、最近の期間限定品は「本気盛」などの定番シリーズを除いて特に再現カップ麺では麺量70gが大半だったりするので、これが変わり種の平均と言えるかもしれません。
メーカーの希望小売価格は税別205円、私はコンビニ(ローソン)で購入したので、取得価格は税込216円でした。「ミニ」は未食ですが、これまでの傾向としては2回目のコラボから(麺が太くなってから)急にスープの塩気が強くなったので、ちょっとビビってます。←
原材料名:油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、砂糖)、スープ(動物油脂(カメリアラード30%)、食塩、チキンエキス、チキン調味料、魚介エキス、糖類、しょうゆ、植物油脂、ポーク調味料、全卵粉、たん白加水分解物、香辛料、でん粉、発酵調味料、ニボシパウダー、酵母エキス、コンブエキス、野菜エキス、香味油)、かやく(焼豚、メンマ、ほうれん草)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、酒精、かんすい、香料、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、カロチノイド色素、甘味料(ソルビット、カンゾウ)、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、微粒二酸化ケイ素、香辛料抽出物、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・ごまを含む)
アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・ごま
実食開始
前回発売品に該当する2回目のコラボ商品と同じく太い麺に丸型チャーシュー(ちょっと久しぶりに見ましたエースコックの丸型チャーシュー)、メンマ、ほうれん草‥あ、ネギはカットされていますね。
カロリーは367kcalで、脂質は13.0gと驚きの数値ではありませんが、食塩相当量の値にビビりつつ‥w「めん」「スープ」「かやく」の項目に分けて解説します。
エネルギー:367kcal
たん白質:8.2g
脂質:13.0g
炭水化物:54.2g
食塩相当量:7.4g
(めん・かやく:2.1g)
(スープ:5.3g)
ビタミンB1:0.30mg
ビタミンB2:0.34mg
カルシウム:227mg
※参考値:調理直後に分別した値
エネルギー:367kcal(めん・かやく:290kcal)(スープ:77kcal)
埼玉・新座の人気店「ラーメンぜんや」の看板メニューを再現。
カメリアラード※のコク深い美味しさにホタテの凝縮した旨みがクセになる味わい!
※カメリアラード:オランダ産の最高級ラード。(エースコック「商品情報」より引用)
めん
しっかりとした噛みごたえのある角刃の太めんです。スープとの相性が良く、食べごたえのあるめんに仕上げました。
(エースコック「商品情報」より引用)
熱湯5分の太麺で、わりと前回は優しい口当たりでしたが、今回はハッキリと角刃であることが分かります。同社の「スーパーカップ」シリーズに通じる、ガッシリとしたシゲキ的噛み応え。指定の熱湯5分でも食べられなくはありませんでしたが、試しに3分くらい放置してみると弾力の力強さが増したので、気持ち長めに待機されたほうがいいかもしれません。(※推奨7〜8分前後)
熱湯を注いでから総経過時間15分経った段階でもムッチリとした密度の高い粘り気を保っていたので、湯伸びの心配はなさらなくて結構です。乾燥前の麺重量は70gでしたが、まったく少ないとは思いませんでした。でも、ちょっとだけ油揚げ麺特有の風味が気になります。かなりスープがストロングなので、それを阻害するほどではありませんでしたが、ちょっとだけ。
スープ
鶏と豚や野菜の旨みを加えた、シンプルながらもクセになる塩ラーメンスープです。ホタテや昆布の風味豊かな旨みに店主こだわりのカメリアラードを加えることで、お店の味わいを再現しました。
(エースコック「商品情報」より引用)
一見して明白にカメリアラードだ!などと直感的に断言できるほど私はラードに精通しているわけではありませんが、そんなに動物油脂の主張は強くありません。むしろ香りにおいては、野菜を炒めたような柔らかい調理感が印象に残りました。ただし、かなり体感的な塩分濃度は高いです。
スープの食塩相当量は5.3gなので、わずかに前回(5.6g)から下がりましたが、なんのなんの‥スープを直接口に含むと瞬時に蓄積される濃い食塩の主張によって、ちょっと3口目以降は味が分からなくなりました‥(すみません)スープの味を確認したタイミングは、最初の一口目と麺を食べ終わってからです。
カメリアラードの含有量は「動物油脂」のうち30%と記載されているのですが、スープのエネルギーは前回発売品と比較して19kcal下がっており、体感的にもラードの芳ばしさが強いわけではなかったので、あまりラードの存在感には期待しないほうがいいかもしれません。カメリアラードは一般的なラードよりも軽い口当たりなので、そういった意味では個性かもしれませんが‥タテ型カップ麺の特徴付けとしてはインパクト不足です。
とはいえ動物系のコクは感じられたし、ホタテの旨味、ニボシのアクセント、昆布や野菜エキスの下支えなど、丁寧なフレームワークではあるのですが(ファーストインプレッション)、それを凌駕する塩気の強さに私の舌は途中で音を上げてしまいました‥(あいすみません)
かやく
程良く味付けした焼豚、彩りの良いほうれん草、コリコリとした食感の良いメンマを加えて仕上げました。
(エースコック「商品情報」より引用)
丸型チャーシューはタテ型の限界を感じますが、寿がきや食品のようにケミカルな風味を感じるほどではなく、雰囲気の演出としては効果的です。メンマは風味こそ強くありませんでしたが、こりこりとした歯触りが箸休めに嬉しい食感でした。ただ、あまり量は多くありません。
で、ほうれん草なんですけど‥
このひときわ大きいやつ‥
ちょっと面白くないですか?w
でも、こんな部分ほうれん草にあったっけ‥なんか空芯菜みたいですよね。
ほうれん草の香りは弱く、胡麻油の風味を感じたのですが、もし味覚(嗅覚?)の誤作動だったら申し訳ありません。ただ、その胡麻油っぽい香りが印象に残ったポイントでした。前回からネギはカットされ、やや量的な頼りなさは否めませんが、カメリアラード使用のコストを思えば納得すべきでしょうか。
総評
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
(標準は★3です)
あまりにも直接的な塩気のアタックが強く、ホタテの旨味も塩気に押されている状態で、カメリアラード使用の個性も目立って感じられません。私は途中で味覚が麻痺してしまいましたが、その前に感じた複合的な旨味は好印象だったのと、麺のクオリティを加味して及第点としています。しかし、塩気の強いスープが苦手な方にはオススメできません。反面、塩のキレがガツンと効いた塩ラーメンが好きな方にとっては素直に好印象な一杯になるかと思います。
オランダ産の最高級ラードとされるカメリアラードは、融点が低いためスープに溶けやすく、口当たりがいい、冷めても油脂が凝固しにくい、などのメリットが挙げられますが、含有量は液体スープに使われている “動物油脂のうち30%” 程度なので、そのニュアンスを察知して今回のスープから恩恵を得るのは難しいかもしれません。
ただ、思っていた以上にラードの芳ばしさが控えめだったので、その穏やかな風味が個性と言えるかもしれませんし、それが没個性な印象を招いているとも言えるのですが‥w とにかく太い麺が食べたい!塩気の強いスープが飲みたい!よっしゃ来い!なら買いだと思います。タイトルにホタテがついてカメリアラード使用となりましたが、2017年に発売された「行列必至の塩ラーメン」と比較してみても大きく様変わりしていなかったので、昨年の「ぜんや」(タテ型)が気に入っていた方は安心して手に取ってください。
製造者:エースコック
内容量:90g(めん70g)
発売日:2018年8月20日(月)
発売地区:全国(スーパー / コンビニ等)
取得店舗:ローソン
取得価格:216円(税込)
希望小売価格:205円(税抜)
JANコード:4901071239848
麺の種類:油揚げ麺
容器材質:紙
必要湯量:440ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(液体スープ)
エースコック株式会社:〒564-0063 大阪府吹田市江坂町1-12-40紙谷新御堂ビル
お客様窓口:大阪 06-6338-2745 / 東京 03-3982-9518
カメリアラードとか、使ったことも見たこともないけど、多分この先もきっと口にすることないんだろうけど、、、。
それにしても脂質量!全体のカロリーの3分の1は脂質によるカロリーなのね(´⊙ω⊙`)。
こんなにデカい穴の開いたほうれん草??見たことないw(笑)
確かに空芯菜に見えるし~~~
あら…評価が…”カメリアラード”が気になってるのに。。。(  ̄っ ̄)ムゥ
これも好きな奴!ホタテの旨みが食べる前からカップから染み出ている様な・・・・
あまり内容が変わらない?のに、
製品名にホタテとかあえて付けてくるのは嫌。
買わなきゃよかったと思っています。
製品名に騙された感・・・。
一瞬、アメリ・アラートって呼んじゃって、何か時間になったら合図をくれる新製法が開発されたのかと思った!!
ラードね(゚∇゚ ; )w 融点が低いのはいいなぁ…口の中で凝固されると萎えるから(; ̄Д ̄)