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ホタテのクセがスゴい!? ファミマ限定、ほたて日和のカップ麺「帆立味塩そば」が個性的!!

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サンヨー食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年8月20日(火)新発売、サンヨー食品のカップ麺「ほたて日和監修 帆立味塩そば」(258円+税)の実食レビューです。

東京・秋葉原の名店「Tokyo Style Noodle ほたて日和」監修、ファミリーマートに “ほたての旨みがすごいカップラーメン„ 降臨!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ほたて日和監修 帆立味塩そば

Tokyo Style Noodle ほたて日和(ほたてびより)とは、秋葉原で絶大な人気を博しているラーメン店で、2022年(令和4年)12月11日にオープン。神田神保町で愛されている「麺屋33」系列の姉妹店として開業するや否や、破竹の勢いで行列店の仲間入りを果たし、間髪を容れず『食べログ ラーメン TOKYO 百名店 2023』に選出された実力派。

ラーメンデータベース全国総合1位

さらに、国内最大級のラーメン専門情報サイト「ラーメンデータベース」にて、2023年の年間ランキング全国総合1位に輝くなど、まさに折り紙付きの超人気店。店名に「ほたて」を冠しているように、日本でも有数の水揚げ量を誇る北海道猿払村のホタテを使用した「帆立の昆布水つけ麺」や「帆立の塩そば」などを提供しています。

このページでレビューする「ほたて日和監修 帆立味塩そば」は、コンビニの中でもファミリーマートにしか売ってない、それも “北海道・東北・関東・東海・関西エリア限定„ のカップラーメンで、共同開発者はサッポロ一番のブランドで知られるサンヨー食品。これまでにもラーメンデータベース関連のカップ麺を展開しているので、その流れを汲んだ企画になりますが、ほたて日和監修は前例がありません。

お店の外観とラーメンデータベースの紹介

サンヨー食品の縦型ビッグといえば、油揚げ麺のチョイスを鬼門扱いしている私なので、そこが最初にして最大の不安要素なんですけど、同社は貝出汁(かいだし)に定評があるメーカー。パッケージでも「ほたての旨みがすごい!」と訴求しているため、すごいホタテの旨み=コハク酸のインパクトやホタテの打ち出し方に注目しながらレビューします。

開封

最近、このパターンけっこう当たる

フタの上に小袋は別添されていなかったので、フタを開けたら熱湯を注ぐだけ‥‥ではなく、エースコックの縦型カップよろしく最初から容器の中に「調味油」が入っている状態。直近だと「リュウジ監修 至高の醤油ラーメン」にも同じ別添方法が採用されていましたが、エースコックはサンヨー食品の子会社に位置しているため、それが関係しているのかもしれません(※まったく関係ないかもしれません)。

帆立風かまぼこ良い

かやくはホタテの貝柱を模した魚肉練り製品(帆立風かまぼこ)とネギだけなので、バリエーションに富んだ内容とはいえないけれど、帆立風かまぼこの数は8個と多めで好印象。これは「サッポロ一番 塩らーめん BESTレシピ ほたてバター風 タテビッグ」などにも使われていたので、おそらく新開発ではないと思いますが、雰囲気いいですね。

ちなみにファミリーマート通常価格は258円(税込278円)ということで、同じ棚に並んでいるであろう「味仙本店監修 台湾ラーメン」や、最近だと「麺屋 極鶏 赤黒だく」あたりと共通の値段。2024年8月現在のNB(ナショナルブランド)製品におけるメーカー希望小売価格は、縦型ビッグだと271円(税別)に設定しているメーカーが多いため、この価格帯に固定できるのはPB(プライベートブランド)の強みです。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ほたて日和監修 帆立味塩そば
販売者:サンヨー食品株式会社
製造所:太平食品工業 本社工場
内容量:90g(めん70g)
商品コード:4901734055372(JAN)
発売日:2024年08月20日(火)
実食日:2024年08月21日(水)
発売地域:北海道・東北・関東・東海・関西
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
小売価格:258円(税別)
購入価格:278円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:プラ(PP)
湯量目安:420ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(調味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、植物性たん白、粉末卵)、スープ(植物油脂、食塩、香味油、糖類、魚介調味料、魚粉、油脂加工品、粉末酒、チキン調味料、香辛料、しいたけ調味料、たん白自己消化物、たん白加水分解物、酵母エキス)、かやく(魚肉練り製品、ねぎ)/ 調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、香料、炭酸カルシウム、かんすい、増粘剤(キサンタン)、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・いか・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

おっと‥‥これは‥‥

さて、気になっていた油揚げ麺の仕様なんですけれども、こぉれは‥‥ちょっと怪しいですね。サンヨー食品が本気を出したときの油揚げ麺は、なんというか特有のオーラを放っているため、だいたい一目で分かるのですが、こちらはカップラーメンらしさド真ん中の佇まい。それと細身の形状でありながら、湯戻し時間は3分と標準的なので、それも少し不安なポイント。

ちょっと待って香り強ッw

別添の「調味油」は後入れなので、それを取り出してから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で小袋を温めながら待つこと3分。時間になったら小袋の中身を加え、よく混ぜ合わせたら——香りのクセがスゴいw けっして嫌な香りではないのですが、どれだけホタテを焚き付けたのか心配になるレベルで主張してくるので、けっこう人を選ぶかも。なんせ優しくないw(※ポジティブなコメントです)

ちなみに製造所は太平食品工業の本社工場(群馬県前橋市朝倉町555-4)となっていますが、太平食品工業は1963年(昭和38年)1月にサンヨー食品が設立した製造部なので、単純にサッポロ一番の工場という認識で問題ありません。それでは、引き続きホタテのインパクトに注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(90g)あたり
カロリー:424kcal
たん白質:11.3g
脂  質:19.1g
炭水化物:51.6g
食塩相当量:5.9g
(めん・かやく:1.6g)
   (スープ:4.3g)
ビタミンB1:0.34mg
ビタミンB2:0.33mg
カルシウム:164mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:424kcal(めん・かやく:329kcal)(スープ:95kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

おや? 悪くない

4.0

実店舗で提供されている麺は、北海道を代表する小麦「春よ恋」100%使用した特注麺らしく、製麺所は三河屋製麺とのこと。それをイメージしている(はずの)油揚げ麺は、かなり加水率を下げた質感で、ほんとに熱湯3分で大丈夫? などと不安に思えるサイズに切り出されているのですが、けっこう硬めの食感に意外性あり。

むしろフライングしないほうが安全

ふやけた皿うどんじゃないですけど、食べ始めには独特の芯を感じる仕上がりで、さらに意外だったのが思っていた以上に食感が怠けないこと。もちろん時間の経過に伴って少しずつ、それも多加水麺と比較して早く柔らかめに変わっていきますが、それでも最後まで歯切れの良さが楽しめる、細さと加水率の低さに反した芯の強さ。

ノンフライ麺ではないので、揚げ油に由来するニオイは当たり前のように並行してくるけれど、そんなに強くない‥‥というか、後述のホタテに掻き消されているだけ? いずれにせよ悪目立ちはしていません。前半は芯を残した歯応えで印象付け、後半はスープとの一体感や歯切れの良さで楽しませてくれる、こんな油揚げ麺も保有しているのかと、すこし希望が広がりました。

スープ

繊細かつ大胆とは、まさにこれ

5.0

まずは別添の「調味油」を入れずに食べてみたところ、思っていたよりも魚粉の主張が強く、ホタテは特筆して感じないファーストインプレッション。ただ、粉末酒の隠し味は効果的で、この状態でも複雑なテイスト。さらに「調味油」を加えた途端、ホタテに何したの!? ってくらい強烈な香りが漂ってくるので、この変わり様にビックリしちゃう方も少なくないでしょう。

魚粉もホタテの影に隠れるレベル

しかし、いざ食べてみるとアラ不思議。アサリやシジミなどのアグレッシブな二枚貝ではなく、しかしながらギューッと旨みを凝縮させた干し貝柱のような、ホタテ特有の優しさを通り越した滋味に溢れ、同時に鼻腔をくすぐる殻を炙った風の芳ばしさも特徴的。白湯(ぱいたん)ベースなら分からなくもないのですが、これほどのクセを感じるホタテ系の清湯(ちんたん)は経験したことがありません。

——で、ちょっと気になったのが「たん白自己消化物」を使っていること。カップラーメンでは見慣れない原材料だったので、あらためて調べてみたところ、Google先生曰く “カタクチイワシが体内に持っている酵素によって自身のたんぱく質を分解してアミノ酸とすることで作られる調味料„ だそうです(Search Labs|AI による概要、原文ママ)。

「ほたて日和監修 帆立味塩そば」原材料名

ちなみに「たん白加水分解物」は、主に肉や大豆、小麦などのタンパク質を分解して作られるアミノ酸混合物なので、たん白加水分解物は肉や植物由来、たん白自己消化物はサカナ由来の認識で問題なさそうです。それにしても、これまでにレビューした商品の中では初めてかもしれない、たん白自己消化物(字面のインパクトすごいな‥‥)。

かやく

特化型の強みを遺憾無く発揮

5.0

帆立風かまぼこの見た目は、東洋水産のカップ焼きそば「俺の塩」に使われている貝柱風かまぼこ(通称:かまほた)と酷似した外見で、実際の仕上がりも似ているのですが、これ系の具材ってホントよくできてますよね。あくまで魚肉練り製品のベクトルではあるけれど、ほぼホタテ。口の中でほどけるような食感も然る事乍ら、ちゃんとホタテっぽい旨みも楽しめます。

ネギは熱風乾燥(エアドライ)だったので、凍結乾燥(フリーズドライ)よりも繊維質が強めに主張してくるのですが、邪魔にならない量に抑えてある、身の程を弁えた存在感。とにかく帆立風かまぼこが目立っていたので、物足りなさを感じることはありませんでした(※ちゃんと統計を取ったわけではないけれど、帆立風かまぼこの数は6〜10個くらいの範囲で変動すると思います)。

総評

4.5

ほたての旨みがすごい! とパッケージにもあるように、しっかりホタテの個性を感じる一杯で、コハク酸を全面に押し出したスープではなかったけれど、干し貝柱を彷彿とさせる旨みと殻の芳ばしさが印象的。油揚げ麺とスープの相性にも問題を感じることはなく、具材にも統一感が見られた良品でした。

ちなみに山梨・静岡を除く “関東・北陸・関西・中国・四国・九州・沖縄エリア限定„ 商品として「桐麺総本店監修 こってり醤油らーめん」が復活しているので、それについての詳細は次のページ(2024年8月22日公開)で紹介します。【author・taka :a(大石敬之)】

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