「牛角監修 牛カルビ味焼そば」本物の “牛カルビ肉” 使用!!旨だれは焼肉店の臨場感

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サンヨー食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年8月26日(月)新発売のカップ麺、サンヨー食品「牛角監修 牛カルビ味焼そば」の実食レビューです。

日本最大手焼肉チェーン「牛角」が監修した “お店では食べられない” 限定カップ焼そば登場!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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牛角監修 牛カルビ味焼そば

「牛角 Gyu-Kaku(ぎゅうかく)」とは、株式会社コロワイドの連結子会社「株式会社レインズインターナショナル(REINS International inc.)」が運営する日本最大級の焼肉レストランチェーン店で、創業は1996年1月。今回の新商品「牛角監修 牛カルビ味焼そば」は、2019年現在620店舗以上ある業界最大手とサンヨー食品(サッポロ一番)が初めて共同開発したカップ焼きそばです。

「『牛角』では「牛カルビ焼そば」は提供されておりません」とパッケージにも書いてあるように、お店では食べられないカップ麺だけの限定メニュー。「牛角」監修のもと、牛カルビ焼肉の味わいをカップ焼そばで再現したもので、ちゃんと具材には “牛カルビ肉を使用” し、「焼肉の日(8月29日)」に合わせて開発されました。



牛角の運営母体「レインズインターナショナル」の創業は、1987年(昭和62年)6月27日。もともとは「国土信販株式会社」という社名で不動産賃貸管理事業を手掛けていたのですが、1996年(平成8年)1月から外食事業に鞍替えし、東京都世田谷区三軒茶屋に牛角の前身「焼肉市場 七輪」を開業します。

「七輪」時代は客足が伸びず、このままではヤバいと講じた策が “会計時にクレームを入れてくれたお客様に300円分のクーポンを渡す” というもの。そこから得た客の不満や要望を取り入れつつ、味やシステムの地道な改善を重ねた結果、徐々に売り上げが伸び始め、店が軌道に乗った1997年10月、屋号を「炭火焼肉酒家 牛角」に改めました。

「牛角」という名前の由来は、客のクレーム(意見)を募集したからこそ業績が伸びたことに因み、「お客様の声を取り入れる」という意味合いから “牛のツノをアンテナにして、お客様のニーズを素早くキャッチする” という思いが込められたもの。ロゴマークの上に隙間があるのは牛の角をイメージしているのが理由で、同時に七輪を囲む姿を表現しています(※元バーテンダーの個性派デザイナー・黒崎仁氏がデザイン)。

そのため「牛角 三軒茶屋店」を現在の “牛角本店” としているのですが、牛角の三軒茶屋店は「焼肉市場 七輪」創業の地から徒歩5分ほど離れた場所(東京都世田谷区三軒茶屋1-33-19 ケイオーハロービル1F)にあり、「焼肉市場 七輪」があった場所(東京都世田谷区三軒茶屋1丁目5-17 カサ・デルテB1F)には「本格ジンギスカン 寅々 (トラトラ)」が入ったようですね。



偶然か必然か、カップ麺の発売と同日に『帰れマンデー見っけ隊!!(帰れま10)』で牛角の人気メニュー2019年版ベスト10が発表され、堂々の1位に輝いたのが不動の看板メニュー「牛角カルビ」。2位は牛タン塩、3位は上ハラミ、4位に “ごはん 中” が食い込んで、ねぎ牛タン塩、ハラミ、牛角上カルビ、ロース、牛ホルモンと続き、まさかの10位は “牛角タピオカ” という——

数年前にもブームになりましたけど、急にリバイバルしましたよね、タピオカ。などと時代を感じつつ、それはさておき今回のカップ麺は一番人気の「牛角カルビ」をイメージして再現したもの。サンヨー食品には「サッポロ一番 塩カルビ味焼そば」という定番商品があるので、その牛カルビ肉が応用されているのかもしれません。

開封

別添の小袋は「特製調味だれ」と「かやく」の合計2袋で、特に変わった様子は見られませんし、デザインも汎用です。しかし、印象的な外装フィルムと話題性の高さからコンビニでの取り扱いが多く、大手4社の中では「ファミリーマート」「ローソン」「ミニストップ」で比較的よく見かけました。もし最寄りのスーパーなどに売ってない場合は、上記のコンビニ店舗も探してみてください。



もちろんドラッグストアやディスカウントストア、ネット通販サイトなど、販売エリアは全国・全チャネルですが、メーカー希望小売価格は税別230円と地味に高く、コンビニで購入すると税込248円が相場になります。やはり有名な企業とのタイアップ商品なので、いい値段するなぁ——などと思いつつ、容器の底に溜まっていた具材を集めてみたらビックリ。

きもち程度に牛カルビ肉が入っていて、あとはキャベツで誤魔化しているのかと思いきや、なんのなんの。想像以上に牛カルビ肉が多く、キャベツに加えて彩りのいい赤ピーマンも入るなど、意外な具材のボリュームに驚きました。上の画像に写っている具材は最初から容器の中に入っていたもので、まだ別添の「かやく」はあけていません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:牛角監修 牛カルビ味焼そば
販売者:サンヨー食品株式会社
製造所:太平食品工業株式会社 関西工場(W)
内容量:140g(めん100g)
商品コード:4901734037972(JANコード)
商品サイズ:175×175×60(mm)

発売日:2019年08月26日(月)
実食日:2019年08月29日(木)
発売地域:全国(全チャネル販売)
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:246円(税込)
希望小売価格:230円(税別)

麺の種類:油揚げ麺(かんすい使用)
スタイル:角型レギュラー
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:600ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:3袋(特製調味だれ・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩)、たれ(果糖ぶどう糖液糖、しょうゆ、植物油脂、香辛料、豚脂、ビーフエキス、食塩、香味食用油、醸造酢、豆板醤、酵母エキス)、かやく(味付牛肉、キャベツ、フライドガーリック、ピーマン)/ 酒精、調味料(アミノ酸等)、香料、カラメル色素、炭酸カルシウム、増粘剤(加工でん粉、キサンタン)、かんすい、クチナシ色素、甘味料(カンゾウ)、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・牛肉・ごま・大豆・豚肉を含む)
【本品に含まれるアレルギー物質】小麦・乳成分・牛肉・ごま・大豆・豚肉(特定原材料及びそれに準ずるものを表示)

実食開始

別添の「かやく」に入っていたのは「フライドガーリック」で、もちろん開封した瞬間から強烈なガーリック臭が漂ってきます。麺は熱湯4分の油揚げ麺、角のない丸刃でカットされており、ゆるやかな流線。やや色は黄色味を帯びていて、そこそこ調理前から油揚げ麺臭が漂ってくるのですが、精製ラードを練り込んだ麺ほど押しは強くありません。



かやくの小袋に入っていたのはフライドガーリックのみ、カップ麺の外装フィルムやフタ上に記載されている調理方法には “かやくをめんの上にあけ、熱湯を内側の線まで注ぎフタをする” と先入れが推奨されています。フライドガーリックは乾燥状態のままでも食べられる具材なので、ふりかけ的に砕いて後入れすることも可能ですが、とりあえず今回は作り方に従いました。

あとは熱湯を注いで4分待機、湯切りしてから特製調味だれを混ぜ合わせて完成です(強烈に芳ばしい炭火焼き風の香りが充満w)。特製調味だれには豚脂が多めに含まれていたので、お湯を入れてから待っている間にフタの上にのせて温めたほうがいいでしょう。それでは、牛角監修の個性に注目しつつ、「めん」「たれ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(140g)当たり

カロリー:624kcal
たん白質:12.6g
脂  質:29.7g
炭水化物:76.6g
食塩相当量:4.7g
ビタミンB1:0.34mg
ビタミンB2:0.60mg
カルシウム:231mg

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

歯切れがよくて食べやすい
5.0

幅と厚みのある平打ち麺で、中太~太めのサイズ。丸刃でカットされていることに加えて表面は摩擦抵抗ゼロの滑らかさということもあり、だいぶ口当たりはいいのですが、適度な縮れでタレの絡みは悪くありません。しかし、一見するとモチモチした太麺かと思いきや、かなり歯切れの良さにウェイトを置いていますね。

食べ始めから1、2分の間こそ若干の粘りが見られたものの、後半ほとんど粘り気はなく、スパッとした歯切れの良さが目立ちます。ちょっと拍子抜けした反面、濃いめのタレを思うと後半は歯切れの良さがプラスに働いて食べやすく、タレの芳ばしい香りで油揚げ麺特有の風味も気になりません。



変わり種のカップ焼そばの標準麺量は90g、大盛りになると130gが定量で、中には「日清焼そばU.F.O.」のように麺量100gの定番商品もありますが、今回は変わり種のスポット商品なのに麺量100gと多めの量。ちなみにサッポロ一番の定番「オタフクお好みソース味焼そば」や「塩カルビ味焼そば」の麺量は90g、有名店監修商品なのに麺が多いのは珍しいケースです。

たれ

こってり甘口で炭火焼きの臨場感を再現
5.0

牛角のタレは厳選した醤油や味醂(みりん)、生姜、レモン果汁、唐辛子などを配合した “非加熱の生だれ” を使用し(※そのため実店舗では3日おきに交換)、粘度は低くサラッとしているのですが、「牛カルビ味焼そば」のタレは粘度が高く、ごま油系の植物油脂や豚脂、香味食用油をブレンド。ガチの油そば系ほどの重厚感ではないものの、けっこう強めにオイルが主張してきます。

そのオイルに添加されている炭火焼き風の香料が実に効果的で、七輪で肉を網焼きにしているような実店舗の臨場感を演出。やや果糖ぶどう糖液糖の人工的な甘さが気になるところではあるものの、お店の醤油ダレも基本的に甘口ですし、同じく醤油ベースの味付けで、レモン果汁の代わりに醸造酢の酸味でアクセント。

生姜やニンニクなどの香味野菜も程よく効かせ、ほんのり奥から上がってくる豆板醤はサンヨー食品流のアレンジでしょうか。いわゆるザ・焼肉のタレど真ん中の味わいで、こってりとした甘口。そこにビーフエキスと炭火焼き風の芳ばしい香りを重ねることで “ちゃんと肉を焼いたイメージも表現” しつつ、しっかり具材の牛カルビも引き立てます。

具材

税別230円の希望小売価格にも納得の充実感
5.0

具材は味付牛肉(牛カルビ)、キャベツ、フライドガーリック、ピーマン(赤パプリカ)で、大切りキャベツは量が多く、ふと感じる赤ピーマン特有の風味がアクセントに効果的。そしてメインの牛カルビは「サッポロ一番 塩カルビ味焼そば」と同じ具材と思われ、しっかり牛肉らしい風味が楽しめるメインの赤身、そして少量ながらカルビ(ばら肉)らしい脂身のコクも楽しめます。

タレで印象的だった炭火焼き風のオイルを本物の牛肉が纏うことで、網焼き炙り肉を彷彿とさせる調理感がグッと高まるのもポイント。やや硬めの肉質ではあるものの、最近は新製品の変わり種カップ麺に本物の牛肉が入っているケースは稀少なので、特別な価値を感じます。あと、フライドガーリックは “先入れしたほうがいい” ですね。

もちろん後入れじゃないと味わえないフライド系特有の芳ばしいパンチも魅力的ですが、熱湯4分後のフライドガーリックは生にんにく系統の凶暴さを取り戻し、こってりとした甘いタレに容赦なく噛み付きます。かなりキレた存在ですが、おかげで高い食欲増進効果が得られ、中毒性のアクセル全開でした(※喫食の際は留意してください)。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

こってりとしたタレの甘さが人を選ぶ要因になりますが、もともとテーマの牛カルビ自体こってりした食べ物ですし、お店よろしく炭火で肉を焼いたような芳ばしい風味が印象的で、具材も量・質ともに上出来。思いのほか麺が軽く、そこだけ想像と違ったりもしたのですが、逆にモッチモチの多加水麺だったらタレの重厚感から後半しんどかったかもしれません。

そう思えた結果、歯切れの良さがプラスに働き、麺重量100gと何気に麺が多いのも好印象。お店のタレと完全に同じ味とは言えないけれど、それなりに雰囲気があり、焼肉チェーン最大手が監修しているだけのことはあるなと素直に思えた良品でした。フライドガーリックが容赦なく強烈なので、ニンニクが苦手な方やシーンにそぐわない時は、かやくの小袋を使うか否かで多少なりとも調節可能です。

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