どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年8月20日(月)新発売のカップ麺、日清食品「行列のできる店のラーメン 海老鶏白湯」の実食レビューです。
近年、ラーメンの二大トレンドとして注目されている “海老” と “鶏白湯” ですが、なんと日清食品の本格派フラッグシップモデル 「行列のできる店のラーメン」が両者を融合させてしまいました。
最新トレンドの味をカップ麺で!!
前回記事の週報(カップ麺の新発売リスト)にも書きましたが、実際に「海老」と「鶏白湯」を掛け合わせたメニューを提供しているラーメン店もあるようで、軽く調べてみると‥
・麺場 鶏源 TORIGEN(神奈川県横浜市)- 鶏白湯 海老塩
・えびそば えび助 TOKYO(東京都立川市)- 海老鶏白湯Sio
・八王子 響(ヒビキ)(東京都八王子市)- 甘海老鶏白湯ラーメン
・鶏小屋( FUJIROCK EXPRESS限定)- 海老だし濃厚鶏そば
「海老 鶏白湯」のキーワードで、上記のラーメン店(メニュー)がヒットしました。
とはいえ、まだまだ実店舗でも珍しい組み合わせかと思いますし、たとえば「行列のできる店のラーメン」シリーズからリリースされてきた海老系のカップラーメンでは‥
・えびそば 特濃みそ豚骨 – 2014年9月29日
・海老担担麺 – 2016年1月4日
などがあり、鶏白湯系のカップラーメンは‥
・とりそば 特濃魚介鶏白湯 – 2015年3月9日
・煮干しそば 濃厚煮干し鶏白湯 – 2017年3月20日
など、純粋な鶏白湯から魚介と鶏白湯をミックスしたカップ麺もリリースされてきましたが、海老と鶏白湯の組み合わせは今回が初めてです。
これまでリリースされてきたカップ麺の中でも海老と鶏白湯の組み合わせは記憶にないので、かなり新鮮味がありました。さて、実食の前に製品のスペックを確認してみましょう。
スペック
小袋構成は、「液体スープ」「かやく」「後入れかやく」の3袋で、珍しく粉末スープが入っていません。このシリーズは基本的に4袋、多い時には5袋も厭わないので、ちょっと寂しい気もします。けれど、手間の問題から小袋の数が多いと揶揄される傾向にあるので、世間的には好印象なポイントですよね。
私は小袋の数が多いと “豪華で楽しいなー” などと思うのですが、えっと‥同意見の方はいらっしゃいますでしょうか。←
先に入れる小袋は「かやく」のみ、「液体スープ」と「後入れかやく」は熱湯を注いでから4分後に投入する仕様です。フタの裏には「行列のできる店のラーメン 和歌山もぜひご賞味ください」とアピールされているのですが、そういえば湯戻し前の段階からノンフライ麺の雰囲気が似ていますね。
メーカーの希望小売価格は税別290円なので、「行列のできる店のラーメン 和歌山」と同じ価格帯です。私の取得価格は、イオンで税込ジャスト300円でした。
原材料名:めん(小麦粉、食塩、植物油脂、チキンエキス、しょうゆ、卵粉、大豆食物繊維)、スープ(ポークエキス、動物油脂(鶏、豚)、しょうゆ、香味調味料、糖類、えび醤、魚介調味油、チキン調味料、食塩、魚粉、香辛料)、かやく(味付鶏肉、小えび天ぷら、ねぎ)/ 加工でん粉、酒精、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(増粘多糖類、加工でん粉)、かんすい、炭酸Ca、香料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、カロチノイド色素、ベニコウジ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、リン酸塩(Na)、香辛料抽出物、(一部にえび・かに・小麦・卵・乳成分・さば・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・えび・かに・豚肉・鶏肉・さば・大豆
実食開始
熱量:421kcal
たんぱく質:12.8g
脂質:15.1g
炭水化物:58.4g
食塩相当量:7.3g
(めん・かやく:2.1g)
(スープ:5.2g)
ビタミンB1:0.21mg
ビタミンB2:0.29mg
カルシウム:166mg
※参考値:調理直後に分別して分析
熱量:421kcal(めん・かやく:296kcal)(スープ:125kcal)
最新トレンドの味をカップ麺最高品質のスープで味わう一杯
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
めん
しなやかでコシのある中細ストレート麺。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
「行列のできる店のラーメン 和歌山」と同じノンフライ麺かな?麺の重量も70gなので、とりあえず内容量は同じです。「和歌山」の麺は2018年3月26日にリニューアルされたのですが、スープとの一体感が増した反面、少し戻りムラが気になるようになりました。で、今回も同じような状態です。
たとえば上記の写真にも一部が写っているのですが、きっちり4分待っても麺の先が2本ないし箇所によっては3本くらい密着したままで、すぐには解れません。そして、全体も4分きっちり待機では解れにくく、ちょっと強引に解さなければいけませんでした。
気にならない方は気にならないかもしれませんが、しっかり解れるまで粘ると結果的に食べ始められるのは熱湯を注いでから6分前後のタイミングになります。ただ、麺の耐久力は高いので、いっそ5分きっちり待ったほうがストレスフリーかもしれません。
きっちり解れた後の質感は申し分なく、鋭利な角刃で切られた四角い形状から口当たりには確固たる輪郭があり、適切なサイズと形状によってスープの掴みも良好。コシの強さと歯応えのある硬めの食感からスープに負けない存在感を放ち、けれども独歩して孤立するような嫌いは見せず、とてもバランスのよい存在感でした。
そのポテンシャルを最大限に活かすためにも、そして解れにくさというストレスを減らすためにも適切なケアが必要になります。まぁ余分に1分待つのも(できたら2分くらい待ってほしいのですが‥)ストレスといえばストレスなんですけどね‥w ちょっと気長に調理してみてください。
スープ
芳醇な海老の香りと鶏の濃厚な旨みが感じられる海老鶏白湯スープ。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
実はポークエキスの含有量が最も多いので、純粋な鶏白湯ではありません。しかし、とんこつラーメンのスープとは異なっていて、鶏だけでは出せない深みを打ち出し、それでいて鶏の要素が鶏白湯としての体を保つよう土台を構築。骨っぽさは得られませんでしたが、動物系の臭みを丁寧に取り除き、旨味だけを抽出しているような印象です。ただ、思っていたよりも口当たりは軽いですね。
多少とろみも施されていましたが、ぽってりとした口当たりのポタージュ系スープに期待しているとライトに感じてしまうかも‥しかしながら旨味の濃度は高く、過度な粘性に頼らずとも “濃厚” を体現していたことに底力を感じました。畜肉系の白湯を軸にしたスープはミルキーで、じんわりと広がるクリーミーな味わいが奥行きを生み、海老油を思わせる甲殻類の芳ばしさが個性を演出。軽い口当たりと書きましたが、実に滋味深く、ファーストインプレッションから海老の個性を感じるものの、それ一本で喰わせるようなスープではありません。
最初は想像していたよりも軽く、なんだかインパクト不足だなぁ‥などと思ったのも束の間、口に運ぶ回数が増えれば増えるほど味が広がりを見せ、すぐに飲み込んでしまうのが勿体無いような、しばらく口の中に停滞させておきたくなるスープです。で、実際しばらく口の中に含んでいると、みるみる旨味が広がるんですよね。
トップに来るのは海老と動物油脂の芳ばしい香り、そして白湯の柔らかい旨味。ミドルに来るのは蝦醤* の発酵感と少しの醤油で、やや塩気のキレが浮かんできます。しかし、塩っぱいラインまで味が尖りすぎることはなく、ミルキーな動物系の旨味がボヤけないように調律する適切な塩梅。
ラストに残る余韻は適度な塩気とクリーミーな余韻、そして海老の芳ばしさが停滞し、それが長く続きます。さて、このままでも値段以上の価値を感じたのですが、さらに具材が全体の価値を高めます。
小海老を塩漬けにした状態で発酵させ、ペースト状にした中華調味料の一種。
かやく
蒸し鶏、小海老天ぷら、ネギ。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
容器が大口径なので、ちょっと頼りなく思えるもしれませんが、蒸し鶏の量は多く、サイズも大きめ。少し下味を濃いめに感じたのですが、それはスープとの兼ね合いかもしれません。そんな蒸し鶏は鶏の旨味も強く、鶏白湯として少し頼りなかったスープの鶏を押し上げます。
ネギも小さな薬味ではなく、大きめにカットされた具材系で好印象。適度な歯触りと風味がアクセントに嬉しい存在でした。で、なんと言っても今回の主役は小海老天ぷらですよ。
これまでの行列シリーズに使われていた後入れかやくは、基本的に赤い “海老風味の揚げ玉” でした(途中から生姜のキレがプラスされて賛否両論あった)。しかし、今回は全部 “本物の海老が丸ごと揚げられた天ぷら” が入っているんです。
口に飛び込んできた時の存在感が大きく、衣がふやけた後も海老殻の歯触りから最後まで自己主張を緩めません。それに、なんだか今回の衣は耐久性が高いというか、わりと後半になっても海老殻とは違う衣のサクッ、とした歯触りが残っていたんですよね。もちろんスープの海老を押し上げてくれていたことは言うまでもなく、かなりの海老ブースターでした。
これまでの揚げ玉は合わせるスープによって生姜のキレがアクセントとして効果的だと感じたこともあれば、せっかくのスープに生姜のキレが強すぎてネックに思えたこともあったんですけど、今回は真っ直ぐに海老なので、そのような心配は必要ありません。
ただし、同シリーズの「和歌山」に入っているような大きい厚切焼豚は入っていないので、スープの質を思えば取り立てて大きな不満にはならないかとは思いますが、あらかじめ具材に関する期待値は調整しておく必要があります。
総評
★★★★★★☆☆☆☆(6)
(標準は★3です)
麺の解れにくさと鶏白湯への期待値によって評価は割れるかもしれませんが、海老には期待していただいて大丈夫です。このシリーズは数年前にリリースされた「えびそば 特濃しお豚骨」が最強だと私は評価しているのですが、その領域には及ばないものの、バランスの妙には引き込まれてしまいました。正直、これを書きながらリアルタイムで★7をつけようか迷っているのですが(麺が引っ掛かったので‥)、スープに関しては素晴らしく、主観的な満足度は★7です。
動物系の指標がポークとチキンそれぞれフィフティに近い状態でしたが、どっちにしろ白湯らしいクリーミーなスープによって物足りなさは感じられず、チーズ系の原材料や乳等を主要原料とする食品などによる小細工も無し。特にスープの粘度が高いわけでもないのに、しっかり濃厚かつ単調ではない複合的な旨味には思わず唸ってしまいました。
最初は少し想像と違ってインパクト不足に思えたのですが、海老の芳ばしさだけでなく発酵感を漂わせていた蝦醤の使い方や全体のバランスなど、濃厚ながらも重すぎないように緻密な計算が裏に見えたクオリティの高い一杯でした。けっこう値は張りますが、このタイプはカップ麺でも実店舗でも珍しい味なので、それだけの価値は十二分に備えています。
製造者:日清食品
内容量:116g(めん70g)
発売日:2018年8月20日(月)
発売地区:全国(全チャンネル)
取得店舗:イオン
取得価格:300円(税込)
希望小売価格:290円(税別)
JANコード:4902105245859
麺の種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:440ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:3袋(液体スープ / かやく / 後入れかやく)
日清食品株式会社:〒160-8524 東京都新宿区新宿6-28-1
お客様窓口:0120-923-301
takaさん、こんばんは!
日清のノンフライ麺って、ほぐれにくいケースが多いですよね;
全体的に質の高いものが多い日清の隠れた弱点だと思います;
行列シリーズは以前に出た「海老担々麺」があったおかげで、
海老+何かという組み合わせを作っている印象がありますね!(●・ω・)
それゆえインパクト路線なのかと思ったらそうでもないようですね!
またえび揚げ玉はさらに改良されたのもポイントになりそうですね!
ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
なかなかの高評価!
お値段もなかなか…
今日やっとセブンの中本のカップ麺(σ・∀・)σゲッツ!!してしました
しかし事件です
あのおいしい納豆がいつものイオンから姿を消しております
元々あまりたくさん入荷してなかったんですが
いつ行ってもいつも完売…
この先も手に入らなかったら普通の納豆で試すしかないと思われます
以上現場から報告でした!
麺がダメですね~、4分で戻らない!
こんな戻らない状態でフタの上で温めただけの液体スープを
ぶっ込めば悲惨な結末は見えてる・・・。
もうちょっとカップ麺の原点に戻って欲しい製品でした。
美味しいだけにもったいない。
海老と聞くと味噌のイメージだけど、これはもうタイトルだけで絶対に食べたいと思った一品( ᐛ )و グッ レビューの評価が良くて嬉しい♪
麺は2分待つよ(((uдu*)ゥンゥン 海老ブースター盛り上がって味わいますヽ(‘ ∇‘ )ノ
具材少なめ?taka :aさんの撮影技術で全く感じなかった^^
蒸し鶏もエビも超絶美味しそうに見えたよ~~~( ´艸`)
そういえば、本物のエビって珍しいかも!
こりゃテンション上がるってなもんよ♪
5分、待つ待つ(ってか、いつも気づけばそれくらい経ってることが多々ありw)
高評価ですね…オボエトコ。φ(.. )
あんど、小袋が多いとおぉ♪(ノ)’∀`(ヾ) とは思いますが、
そのあと、いや…めんどくさいか??と思っちゃうの。(笑)
これはうまそうだな!
、、、と思ったらやっぱり好評課だった!!やるな日清!!
行列シリーズはどれもうまい気がする。
この時間帯に見るんじゃなかった(ノД`)シクシク
濃厚海老鶏白湯スープが果てしなく美味そうじゃないか!お腹空いた…