記事内に広告が含まれています

【評価】魚藍亭(ぎょらんてい)監修「よこすか海軍カレーラーメン」2024年は “後がけスパイス„ 別添!!

スポンサーリンク
エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年5月13日(月)新発売、エースコックのカップ麺「魚藍亭監修 よこすか海軍カレーラーメン」(236円+税)の実食レビューです。

7代目は “香り立つ後がけスパイス仕立て„ カレーの街よこすか認定第1号店「魚藍亭」の元祖よこすか海軍カレーをカップラーメンにアレンジ!! エースコック「魚藍亭監修 よこすか海軍カレーラーメン」を食べてみた感想と評価・レビューです。

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

スポンサーリンク

魚藍亭監修 よこすか海軍カレーラーメン 2024

魚藍亭(ぎょらんてい)とは、1984年(昭和59年)創業の活魚料理店をルーツに持つ「カレーの街よこすか認定第1号店」で、2017年(平成29年)8月31日に閉店後、翌年2月26日に “若松マーケット„ で復活を果たし、地元民やカレー好きの間で根強い支持を得ている人気店。

1999年(平成11年)に横須賀市が「カレーの街」を宣言して以来、1908年(明治41年)発行のレシピ「海軍割烹(かっぽう)術参考書」に基づいた「元祖よこすか海軍カレー」を提供しています。

海軍割烹術参考書のレシピをラーメンにアレンジ

今回の新商品「魚藍亭監修 よこすか海軍カレーラーメン」は、カレーの街よこすか推進委員会による認定第1号店「魚藍亭」監修のもと、海軍割烹術参考書に記された “カレイライス„ のレシピをカップラーメンにアレンジした一杯で、製造者は大阪府吹田市のエースコック。これで両者のコラボ商品は第7弾となったので、すこし歴史を振り返っておきましょう。

「魚藍亭」監修のカップ麺が初めて発売されたのは、若松マーケットでの満を持す復活から約3ヶ月後、2018年(平成30年)5月21日の話。当初は「よこすか海軍カレーラーメン」と「よこすか海軍カレーうどん」の同時発売で、パッケージには “海軍割烹術参考書のレシピを基に現代風にアレンジ„ との訴求があり、以降そのコンセプトにブレはありません。

その後、2019年5月13日発売品(第2弾)、2020年5月11日発売品(第3弾)、2021年5月10日発売品(第4弾)、2022年7月4日発売品(第5弾)と続けて「よこすか海軍カレーラーメン」及び「よこすか海軍カレーうどん」がリリースされ、第5弾では艦船擬人化スマホアプリゲーム『アズールレーン』とコラボするなど、ときに大きな変化もあった「魚藍亭」監修のカップ麺。

2023年はコラボ初の焼きそば登場

大きな変化といえば、2023年5月15日発売品(第6弾)にてシリーズ初となる「よこすか海軍カレー焼そば」が登場し、残念ながら「よこすか海軍カレーうどん」の連続発売記録は途絶えてしまったけれど、引き続き「よこすか海軍カレーラーメン」は発売を継続。

このページでレビューする「よこすか海軍カレーラーメン」は、2024年(令和6年)5月発売品なので、通算すると7代目に該当する一杯。今年はパッケージでも “香り立つ後がけスパイス仕立て„ を訴求しているように、前回発売品には別添されていなかった「スパイス」を搭載しているところが大きなステータスとなっています。

さらに「よこすか海軍カレー焼そば」も再登場ということで、こちらは2代目に該当するのですが、振り返ってみると当ブログ『本日の一杯 -Cupmen review blog-』で「魚藍亭」監修のカップ麺は一度も取り上げたことがありません。別に毛嫌いしていたわけじゃないですよw 単純に枠の関係で後回しにしていたら、単純にレビューするタイミングを逃しちゃって‥‥みたいなことが毎年。

カレーの街よこすか25周年

2024年は横浜市による「カレーの街」宣言から25周年の節目ということで、よこすか海軍カレーの公式キャラクター “スカレー„ をデザインしたロゴを「よこすか海軍カレーラーメン」のパッケージにあしらうなど、これまで以上に限定色が強くなっていることもあり、いよいよ本腰を入れてレビューすることにしました。

開封

いつにも増して粉まみれな気がする

エースコックは縦型カップのフタ上に小袋を貼り付ける製造ラインも保有しているのですが、別添の「スパイス」は最初から容器の中に入っている状態で、表面には粉末スープががが‥‥というのは、毎度お馴染みのエースコックあるある。ただ、わざわざ後がけ可能なスタイルを採用しているため、スパイスの香り立ちは歴代最強クラスかも。

具材の構成は変更なし

かやくは “ほくほくとしたポテト、程良く味付けした鶏肉そぼろ、彩りの良い人参、風味の良い玉ねぎ„ の組み合わせで、昨年のニュースリリースと見比べてみると、人参の訴求が「色調の良い」から「彩りの良い」に変わっていますが、それ以外は前回発売品から変わっていません。ええ、レビューには至っていませんでしたが、ちょいちょい食べてはいたんですよ。

ちなみにメーカー希望小売価格は236円(税別)に設定されているため、2024年5月現在のレギュラーサイズ製品における事実上の標準ど真ん中。もちろんブランドや販売店によっては実売価格に大幅な差が生じることもあるけれど、私の行動圏内にある田舎のローカルスーパーでは同じ週に発売されたカップヌードルの新作(コク辛海鮮キムチチゲ)と同じ148円(税込159円)で販売されていました。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:魚藍亭監修 よこすか海軍カレーラーメン
製造者:エースコック株式会社
製造所:関西滝野工場(兵庫県加東市河高1816−175)
内容量:61g(めん50g)
商品コード:4901071403577(JAN)
発売日:2024年05月13日(月)
実食日:2024年05月14日(火)
発売地域:全国
小売価格:236円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型レギュラー
容器材質:紙
湯量目安:290ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:1袋(スパイス)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、スープ(食塩、糖類、カレー粉、香味調味料、ポーク調味料、ビーフ調味料、おからパウダー、香辛料、乳等を主要原料とする食品、オニオンパウダー、乳化油脂、オニオンエキス、でん粉、全卵粉)、かやく(ポテト、味付鶏肉そぼろ、人参、玉ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、炭酸Ca、香料、重曹、微粒二酸化ケイ素、かんすい、甘味料(カンゾウ、スクラロース、アセスルファムK)、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、カロチノイド色素、酸味料、カラメル色素、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・オレンジ・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

いい感じに素朴な雰囲気

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は4分と若干ながら長めの設定。この時点でエースコックといえばの油揚げ麺臭が漂ってくるのですが、それと同時にスパイスの香りも重なってくるので、たとえば「スーパーカップ」を開封したときに感じるほどの強さではありません。

いい感じに素朴(ふつう)

別添の「スパイス」は “後がけ„ なので、それを取り出してから熱湯を注ぎ、フタをして待つこと4分。時間になったらフタを開け「スパイス」を投入し、よく混ぜ合わせたら完成です。私はプロのスパイス師ではないため、香りから使用されているスパイスを100%的中させるようなスキルは備わっていないのですが、魚藍亭監修のカップ麺って華やかなスパイスの香りを放つんですよ。

それは7代目「よこすか海軍カレーラーメン」も例に漏れず、しかしながら「スパイス」の別添は大きな変化。それに伴う臨場感に注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(61g)あたり
カロリー:261kcal
たん白質:5.6g
脂  質:9.4g
炭水化物:38.5g
食塩相当量:4.0g
(めん・かやく:1.3g)
   (スープ:2.7g)
ビタミンB1:0.60mg
ビタミンB2:0.28mg
カルシウム:210mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:261kcal(めん・かやく:223kcal)(スープ:38kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

熱湯5分‥‥いや、4分30秒くらいが適切?

とろみ成分の影響か、熱湯4分きちんと待っても硬めの食感で、なかでも上部に位置していた一面は完全に戻っていない状態。かき混ぜながら1、2分ほどケアしてみたところ、コリッとした歯応えが特徴的な質感に仕上がったのですが、そこからの耐久性は高くありません。

ちょっと量は少なめ

調理前の麺重量が50g(縦型カップの平均的な麺重量-10g)なので、完全に伸びる前に食べ切ることも可能かと思いますが、後半けっこうダラけてくるイメージ。しゃんとしろw みたいな。それと同時に実食中はエースコックの揚げ油に由来するニオイが常に付き纏ってくるので、なおさらノッペリとした印象を受けてしまいます。

その洗練されていない感じが一周回ってエモいと思えなくもないので、好みによっては安心感に繋がる可能性もありますが、それでも麺の主張が少し勝っているようなバランス感。とはいえスパイスをゴリッゴリに効かせると「よこすか海軍カレー」らしくない、みたいなことになりそうなので、悩んだ末の結果なのかもしれませんが。

スープ

スパイスは後半に使ったほうがいいかも

まずは別添の「スパイス」を入れずに食べてみたところ、かなり優しいカレー味で、とろみも強く、油揚げ麺から滲み出る特有の風味を抑えきれていません。以前は別添なしで完結させたスタイルでしたから、当然といえば当然の感想に。というわけで、早々に「スパイス」を投入してみた結果‥‥

この2倍は欲しい

唐辛子や黒胡椒などの刺激は抑えてありますが、ちょっとコショーのアクセントが強く、同時に華やかなスパイス感がプラスされ、方向性はレトロでありながら、比較的に賑やかなテイストにグレードアップ! なんですけど、この “比較的に„ が重要なポイントで、入れる前よりかは “比較的に„ 華やかになりますが、それでもノッペリした印象が否めません。

カップ麺をレビューするときは、1食目=撮影あり・実食、2食目=撮影なし・実食と2回連続で調理しているのですが、試しに3食目=撮影なし・実食〜残り1/3くらいで「スパイス」を投入してみたんですよ。これが正解なんじゃないですかねw きちんとレトロな空気感を残しつつ、カレー粉がフロントにガツンと立ってくれる感じだったので、別添の小袋は途中〜後半に使うと食後の満足感が大きく変わります。

かやく

エースコックがんばってます

エースコックのカップ麺に “程良く味付けした鶏肉そぼろ„ が使われていた場合、多くの商品でスポンジみたいな食感のハズレそぼろに当たるのですが、今回は比較的まとも。さらに諸々の高騰が相次いでいる昨今、これを大豆加工品に変更する案もあったでしょうに、ちゃんと鶏肉をベースにしているところにも好感が抱けました。

ほくほくとしたポテトは‥‥そんなにホクホクしてなかったけどw コリコリ食感のニンジンと歯触りが強い玉ねぎはノッペリしたスープのアクセントに寄与していたので、取り合わせは悪くなかったです。

総評

2.0

7年連続で発売されている超人気商品なので、お前が批判めいたことを言うな! という意見は全力で認めますが、ぶっちゃけ実売価格が税込108円なら及第点。たとえば隣に「カップヌードル」の新作が同じ値段で陳列されていたら、そっちを手に取ったほうがワクワクしそうですけど、この商品にワクワクは求められていないような気もしますし、うーん。

とりあえず「魚藍亭」監修シリーズが好きなら買って損はないけれど、とろみ強めのノッペリとしたカレースープにエースコックの我が強い油揚げ麺を合わせているので、よこすか海軍カレーの魅力が伝わるかどうかについてはイマイチかもしれません。ただ、後半にスパイスを使うと印象が激変するため、終盤の盛り上がりに賭けるのも一興です【author・taka :a(大石敬之)】

タイトルとURLをコピーしました