どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年10月1日(月)新発売のカップ麺、東洋水産「マルちゃん 激めんワンタンメン みそ」の実食レビューです。
発売40周年記念の新フレーバー
“北海道民のソウルフード” として有名なロングセラーブランドが発売40周年を迎え、それを機に販売エリアを全国に拡大しました。あわせて新フレーバーの「豆乳担々麺」と「みそ」が投入されたのですが、調べてみると2007年3月26日に「激めん みそワンタンメン」という味噌ベースの激めんが発売されていたようですね。
すでに「激めんワンタンメン」と「激めんワンタンメン 豆乳担々麺」はレビュー済みですが、同じくフタの上には「40th ANNIVERSARY」のロゴが印刷され‥
こちらもナウでヤングなQUOカードが当たる(かもしれない)「激めんワンタンメン 感謝感激40周年キャンペーン」という即当たりキャンペーンの対象商品となっています。告知商品が無くなり次第終了なので、興味のある方はパッケージに注意してください。
さて、全国発売された「激めんワンタンメン」と「豆乳担々麺」はレビュー済みと書きましたが、実は大幅な変化があったんです。
詳しくは前々回の記事に書いた「激めんワンタンメン」のレビューを読んでいただきたいのですが、これまで通り「豆乳担々麺」の製造所は「北海道工場(北海道小樽市銭函5-61-1)」だったのに、近畿(兵庫県)で販売されていた醤油味の「激めんワンタンメン」は「伊万里東洋株式会社」という東洋水産のグループ会社(佐賀県伊万里市山代町楠久)が製造していて、ワンタンの数や中でも麺の質感が大幅に異なっていたんです。これも全国発売品ですが、とりあえず「みそ」の製造所は “東洋水産株式会社 北海道工場” となっていました。
開封
小袋は後入れ「液体スープ」1袋のみで、具材は最初から容器の中に入っています。残念ながら、今回もナウでヤングなクオカードは入っていませんでした。
先ほど伊万里東洋が製造した「激めんワンタンメン(しょうゆ)」は油揚げ麺の仕様やワンタンの数が違ったと書きましたが、こちら北海道工場製造の「激めん」はどうか、ワンタンの数や麺の仕上がりに注目しながらレビューします。
製品情報・購入価格
製品名:マルちゃん 激めんワンタンメン みそ 販売者:東洋水産 製造所:東洋水産 北海道工場 内容量:103g(めん60g) 発売日:2018年10月1日(月) JANコード:4901990361415 希望小売価格:180円(税抜) 発売地域:全国(CVS / 量販店 / 一般小売店 他) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:プラ(PS) 必要湯量:360ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:1袋(液体スープ) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、ポークエキス、香辛料、卵白、粉末野菜)、添付調味料(みそ、野菜エキス、ポークエキス、豚脂、食塩、香辛料、砂糖、香味油脂、植物油)、かやく(ワンタン、メンマ、なると)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、炭酸カルシウム、酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE)、かんすい、カラメル色素、増粘多糖類、香辛料抽出物、クチナシ色素、香料、ベニコウジ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) |
【アレルギー表示】 小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン |
実食開始
1食(103g)当たり
カロリー:414kcal |
※参考値(調理直後に分別して分析) エネルギー:414kcal(めん・かやく:344kcal)(スープ:70kcal) |
2種類のみそを使用し、野菜の旨味を利かせたスープに、ジンジャーでメリハリをつけた、みそワンタンメン。
(東洋水産「商品情報」より引用)
めん
香味野菜とポークの旨味を練り込んだ香りの良い麺。なめらかで弾力のある中細麺。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
原材料名やメーカーのニュースリリースに記載されている文章は同時発売された3品すべて一言一句まったく同じなんですけど、やっぱり佐賀県で製造された「激めん」とは違う、 “激めんの麺” といえば “これ” ですよ。角刃でカットされた中細の縮れ麺で、ふかふかとした頼りない食感なんですけど、それが醍醐味ですよね。
油揚げ麺特有のノスタルジックな芳ばしさが心地よく、いい意味で安っぽい。やはり北海道工場で製造された麺は今まで通りで、それ以外の工場で製造された麺は違うのではないかと思います。
スープ
2種類の味噌に、香味野菜を練り込んだ、旨味の強い味噌味。生姜を利かせ、食べ飽きることのない味に仕上げました。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
激めんのスープといえば生姜のキレも大きな特徴として挙げられますが、バッチリそれが踏襲されています。さらに後味を引き締めるペッパーのアクセントも激めんらしく、素朴で食べ飽きない古風なスープに仕上がっていました。正直、かなりチープな味です。
やや味噌は白味噌寄りで柔らかく、あえて味噌はカドを抑え、パンチに関しては生姜やニンニクなどの香味野菜、そして胡椒に身を任せているようなフレームワーク。加えてポークエキスの旨味と少し根菜系の風味が香っていたため、テイストの方向性は柔らかい豚汁風とでもいいましょうか。一味唐辛子と豚肉、ゴボウ、里芋をトッピングしたらヤバそうw
かやく
ワンタン、FDめんま、 なると。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
メンマは「激めんワンタンメン」に入っているレトルトかやくではありませんが、FD(フリーズドライ)だそうです。たしかに乾燥メンマの中でも歯触りや風味が比較的にナチュラルで美味しいタイプだったんですけど、フリーズドライというのは言われて “へー” みたいな。
フリーズドライといえば「FDブロック」のイメージが強かったりするんですけど、カップヌードルの謎肉もフリーズドライ製法ですし、普段から熱風乾燥だと思っていた具材も実はフリーズドライでした、みたいなことって多いのかもしれませんね。
それはさておきワンタンの数ですが、同時発売品の「豆乳担々麺」と同じくバッチリ5個でボリューム満点。佐賀県で製造された「激めんワンタンメン」には3.5個しか入ってなかったんですけど、個体差なのか仕様の変更なのか‥逆に2枚がデフォルトと思われるナルトは1枚しか入っていませんでしたが、ワンタン5個で文句なしです。
総評
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
(標準は★3です)
総評は及第点の★3としていますが、イマイチとか物足りないとかではなく、いい意味で “普通においしい” です。ノスタルジックで垢抜けなくて、最近の新商品というよりも復刻版?みたいな雰囲気なんですけど、それを “あえて” 狙っているような着地なんですよね。洗練さに欠ける面白みのないカップ麺ですが、ある意味それが最大の魅力だと感じました。
で、やはり気になるのは製造所の違いによる麺の仕様とワンタンの数‥
このブログを読んでくださっている方の中で関東・東北・北海道にて販売されている定番の「激めんワンタンメン」(リニューアル後)を見た、もう食べた、これから食べるぞ!という方は、お手数ですが購入された地域と製造所、ワンタンの数や麺の仕様など、情報をコメント欄などに分かる範囲で結構ですので、ご提供いただければ幸いです。
道民です。先程ノーマルを食べてから読んでしまったのでまた食べたらコメントします。
Re:Deck様
心強いコメントありがとうございます!同じく関西のブログ仲間も北海道工場ではない全国発売の激めんは別物だという見解でして‥お手数をお掛けして申し訳ございませんが、お手すきの際にどうぞよろしくお願いいたします。
確認しました、ワンタンは6つ入ってますね。北海道工場産です。
麺の仕様は比較ができずちょっとわかりませんでした…子供の頃から今も変わらず美味しい味ではあります。
ちなみに北海道はQUOカードキャンペーン非実施みたいです。
Re:Deck様
確認・ご報告いただきありがとうございます!つまり変化を感じなかったということは、やはり製造所の違いでワンタンの数と麺は異なるようですね‥豆乳担担麺は北海道工場製造で特に差は感じなかったのですが、製造所が違った麺は明らかに質感が異なったので; しかし、つまりは北海道限定のブランド価値は守られたことになるので、安心しました^^
貴重な情報、ありがとうございます。たいへん参考になりました。
青森県の小売店民です。
在庫に旧商品と新商品が両方あったので食べ比べて見ました。
新商品のほうの製造は北海道でワンタン5個半入り。
クオカードキャンペーン有り。
味の比較としてはスープに溶け出す油のこくがやや減ってあっさりした感じでした。
入荷はリニューアルした際の初回ロットの分となっております。
Re:おもち様
情報提供ありがとうございます!なるほど、やはり北海道に近い青森県では新商品も北海道の工場で製造されたものが販売されているのですね。ワンタンの個数や初回ロット分などの詳細な情報までいただき、感謝いたします。この「みそ」は私が食べたのも北海道工場だったので、さほど麺に大きな変化は感じなかったのですが、普通の「激めんワンタンメン」(兵庫県で購入・製造所「伊万里東洋」)は麺が完全に別物だったんですよ;
スープに溶け出す油のコクについては個体差や保管状況、賞味期限などの関係で差が生じるなるかもしれませんが、伊万里東洋の激めんは、それこそ一見して明白な別物だったのでw ただ、青森県ではそこまで大きな変化はなかったようで安心しました^^
お忙しい中、大変参考になる情報のご提供、ありがとうございます。