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刻みニンニクしか勝たん!? ドンキ限定【にんにくの殿堂】濃厚どトンコツ「スタミナにんにくラーメン」が強烈だった件

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2021年9月6日(月)新発売、ドンキ(PPIHグループ)限定のカップ麺「にんにくの殿堂 濃厚どトンコツ!スタミナにんにくラーメン」の実食レビューです。

驚安の殿堂「ドンキホーテ」も “二郎インスパイア系” のカップラーメンを展開!? 天下の日清食品と共同開発!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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にんにくの殿堂 濃厚どトンコツ!スタミナにんにくラーメン

ドン・キホーテとは、驚安(きょうやす)の殿堂として知られる総合ディスカウントストアで、その創業者である安田隆夫(やすだ たかお)氏が1978年(昭和53年)杉並区上荻四丁目(西荻窪)に開業したバッタ屋「泥棒市場」が前身。その後、1989年(平成元年)3月にオープンした「ドン・キホーテ 府中店」を皮切りに、日本最大級の総合ディスカウントストアに叩き上げました。

刻みニンニクしか勝たん!?

今回の新商品「にんにくの殿堂 濃厚どトンコツ!スタミナにんにくラーメン」は、株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)及び日清食品株式会社の共同開発商品で、PPIHグループ限定のカップラーメンとして新発売。黄・黒・赤を基調としたパッケージに “刻みにんにくしか勝たん!” などの表示があることから、二郎インスパイア系を意識しているような雰囲気です。

二郎(じろう)インスパイア系とは、東京都港区三田に本店を構える「ラーメン二郎」に強く影響されたスタイルの総称で、ある種の社会現象を巻き起こしている現在。群雄割拠のラーメン業界をはじめ、即席めん業界にも波及しているのは言うまでもなく、さらにはSB食品が「にんにく背脂」という二郎インスパイア系の攻めた調味料をリリースして話題になるなど、その勢いは衰えることを知りません。

取り分けトレンドに敏感な即席カップめん業界では、特に日清食品が力を入れている印象が強く、たとえば “背徳の極み” で話題をさらった「豚ラ王(ぶたらおう)ヤサイ、アブラ、ニンニク」を筆頭に、袋麺からも「豚ラ王 アブラ、ニンニク、ショウユ」や「爆裂豚道 強ニンニク醤油ラーメン」といった二郎インスパイア系の商品を市場に投下。

強烈なインパクトを放っているパッケージのデザイン

制約の多いインスタントラーメンでは、どうしても再現度に限界が生じるため、なかにはパッケージだけ “それっぽい” グレーゾーンな商品もあるのですが、醤油豚骨味のスープを軸に、ガツンと強烈にニンニクを効かせた商品が流行っているのは事実。で、パッケージは「ラーメン二郎」の看板をイメージしたカラーリングでキメるのが常套手段。

それは今回の「にんにくの殿堂 濃厚どトンコツ!スタミナにんにくラーメン」も例外ではなく、これまでの方向性とパッケージのイラストから察するに、おそらくニンニクの効き目については申し分ないと思うのですが、わざわざ商品名に “濃厚どトンコツ” を冠しているのも気になるところ。

2021年現在の即席カップめん業界では、販路限定のPB(プライベートブランド)商品に関するプレスリリースを大手のメーカー(日清食品など)が直々に配信することはなく、今回はPPIHグループからもノーアナウンスだったので、うっかり見落としていたのですが、2021年10月1日現在もドン・キホーテを中心に絶賛販売中の商品。

撮影協力:MEGAドン・キホーテ店舗

筆者の購入店舗では、同じくドンキ(PPIHグループ)限定発売の激辛カップ麺「激辛の殿堂 シビうま麻辣火鍋ラーメン」も隣に積んであったので、無条件に両方ともカゴに放り込んだのですが、先に “二郎インスパイア系” の「にんにくの殿堂」から詳しく掘り下げていきます。

開封

天面のデザインは容器側面と同じ

今回のカップ麺に小袋は別添されていないので、お湯を注ぐだけで簡単に食べられるのと、ゴミの量が減るのもメリットになりますが、液体しょうゆ特有のコクや二郎インスパイア系に必須のアブラ感が弱くなってしまうのはデメリット。

独特のニオイに注意

で、開封した途端にニンニクの鋭いインパクトが襲ってくるのかと思いきや、それよりも目立っていたのはポーク調味料やポークパウダーに由来する “ちょっと生臭い” 感じの香り。おそらく熱湯を注いでからは気にならないパターンのヤツだと思うのですが、けっこう独特なニオイなので、これが苦手な方は多いかも。

ちなみに驚安(驚愕の安さ)を売りにしている総合ディスカウントストアのドン・キホーテですが、筆者の購入した店舗での販売価格は198円(税込214円)だったので、NB(ナショナルブランド)の縦型ビッグ製品と大差ない値段。めちゃくちゃ高いわけではないけれど、一般的なスーパーの相場と比較して極端に安いわけでもなかったので、ドンキのカップめん的には高めに位置する商品かもしれません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:にんにくの殿堂 濃厚どトンコツ!スタミナにんにくラーメン
製造者:日清食品株式会社
製造所:F・静岡工場(静岡県焼津市相川17-2)
内容量:105g(めん80g)
商品コード:4902105270691(JAN)
発売日:2021年09月06日(月)
実食日:2021年10月01日(金)
発売地域:全国
取得店舗:MEGAドン・キホーテ
商品購入価格:214円(税込)
希望小売価格:198円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:別添なし

原材料名とアレルギー表示

油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、チキンエキス、香味調味料、香辛料)、スープ(ポーク調味料、豚脂、食塩、でん粉、糖類、クリーミングパウダー、小麦粉、ポークパウダー、たん白加水分解物、酵母エキス)、かやく(味付豚肉、にんにく、キャベツ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、増粘多糖類、炭酸Ca、香料、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、フラボノイド色素、クチナシ色素、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

なんとも見覚えのあるビジュアル‥‥

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。調理前の見た目は、セブンイレブンなどで販売されている「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」と同じような雰囲気で、原材料名の構成は「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」と完全に一致。それらを製造しているのも日清食品なので、もしかすると今回の麺は‥‥

見た目は簡素なのにニオイは強烈

などと思いながら熱湯を注ぎ、待つこと5分。やはり例の生臭い香りは解消されましたが、反対に強烈なガーリック臭が牙を剥き、容赦なく襲いかかってくる調理直後(けっきょく臭いw)。ぶっちゃけ二郎インスパイア系の要素は控えめといわざるを得ないものの、いつものハムみたいなチャーシューチップではなく、角切りチャーシューを搭載しているのは評価すべきポイント。

ちなみに筆者はMEGAドン・キホーテ(メガドンキ)で購入しましたが、店内のポップには “ドンキ(PPIHグループ)限定” と表示されていたので、もしかするとユニー系列にあるGMS(総合スーパー)も販売店の対象かもしれません。それでは、引き続き “濃厚どトンコツ” と “刻みニンニク” に注目しつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(105g)あたり
カロリー:460kcal
たん白質:12.1g
脂  質:16.8g
炭水化物:65.2g
食塩相当量:7.7g
(めん・かやく:3.3g)
   (スープ:4.4g)
ビタミンB1:1.31mg
ビタミンB2:0.61mg
カルシウム:128mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:460kcal(めん・かやく:405kcal)(スープ:55kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

やはり「蒙古タンメン中本」のカップ麺と同じような印象

5.0

二郎インスパイア系のラーメンを提供している店舗では、麺にオーションと呼ばれる日清製粉の強力粉(灰分0.52±0.04%の2等粉)を使う傾向があり、形状は極太サイズに切り出した縮れ麺が基本。それでいて加水率は低く、わしわしと食べたくなる強付いた食べ応えを打ち出し、その無骨さが多くの心を掴む要因の一つになっています。

のどごし滑らかなストレート麺

しかし、今回の油揚げ麺は縮れのないストレート状で、加水率は低めの設定ではあるものの、いわゆる二郎インスパイア系の極太麺とは別物といわざるを得ない仕上がり。ただ、ひとつの油揚げ麺としてのクオリティが低いわけではありません。なめらかな表面から口当たりがよく、噛めばコシの強い密度感のある食感で、なおかつ日本蕎麦の技術を応用したような歯切れの良さを両立。

前述したセブンプレミアム「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」の麺重量は85gなのに対し、今回の麺重量は80gとなっているのですが、質感としては同等のレベル‥‥というか、まったく同じ油揚げ麺である可能性が高く、品質の高さについては折り紙付き。縦型ビッグのカップラーメンにおける麺重量は、平均して70g〜80gが標準なので、その中でも多めの麺量だったのも好印象でした。

スープ

キレッキレのニンニクとんこつ味

5.5

パッケージが二郎インスパイア系のデザインだったので、その先入観から豚骨しょうゆ味のスープを想像していたのですが、そもそも “しょうゆ” なんてどこにも書いてないですし、なんだったら粉末しょうゆさえも使っていなかった件‥‥w とはいえ商品名に「濃厚どトンコツ」と入っているように、けっこう豚骨の純度は高く、とろみ成分を不自然に思わせない豚骨感を打ち出しているのが好印象。

またスープの原材料名に “香辛料” や “ガーリック” などの表示は見当たらないのに、この時点でニンニクの威力は凄まじく、けっこう塩気は強めのテイスト。たん白加水分解物やクリーミングパウダーのサポートありきではあるものの、思っていた以上に豚骨の乳化感は強く、ニンニクの風味も期待を裏切らないほど強烈で、物足りなさを感じることはありませんでした。

具材

あのコロチャーを使用

5.5

キャベツも味付豚肉も新開発の具材ではないのですが、味付豚肉については2019年10月21日に実施されたリニューアル以降、レギュラーサイズの「カップヌードル」から消えた “コロ・チャー” と同じ具材。これを炙れば「AFURI」の “炙りチャーシュー” になるので、もう一手間ほしかった思いもありますが、使い回しのチャーシューチップではないのが好印象。

これしか勝たん刻みニンニクも見逃せない

また実食中は底に沈んでしまうところが玉に瑕ではあるものの、小さな刻みニンニクが強烈で、これは前述の「豚ラ王」や2019年10月8日発売のセブンイレブン限定商品「日清のどん兵衛 マシマシ篇 ガチ豚ニンニク」に端を発する “マシマシ篇” シリーズにも使われているアイテム。構成としてはシンプルですが、こだわりとインパクトが感じられるラインナップです。

総評

5.5

二郎インスパイア臭を漂わせるパッケージのデザインとは裏腹に、いざフタを開けてみると二郎インスパイア系の要素は控えめだったのですが、なんのこれしきニンニクの威力は凄まじく、それについてのインパクトは申し分ありません。冷静に考えると既存品のパーツを寄せ集めたような商品ではあるものの、結果的な印象としては悪くありませんでした。

とはいえ驚安の殿堂「ドン・キホーテ」専用の商品なので、価格が税込200円を切れば‥‥という思いもあるけれど、それを踏まえてもニンニクが好きなら試す価値あり。けっこう塩気も強いので、白ごはん片手にカップ麺を食べちゃう方にも朗報です【author・taka :a(大石敬之)】

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