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「日清のどん兵衛 旨辛チゲうどんミニ」これヤバッ!!中毒性注意の “濃厚海鮮キムチ味”

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日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年8月26日(月)新発売のカップ麺、日清食品「日清のどん兵衛 旨辛チゲうどんミニ」の実食レビューです。

小腹に嬉しい「どん兵衛ミニシリーズ」に初の辛口メニュー新登場!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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どん兵衛 旨辛チゲうどんミニ

「日清のどん兵衛 ミニ」とは、文字通り「どん兵衛」のミニサイズシリーズで、初めて発売されたのは1985年(昭和60年)11月18日。女性や年配の方にも嬉しい新サイズとして、ちょっと食べたいときにも気軽に楽しめる麺量34g「日清のどん兵衛 きつねミニ」と「日清のどん兵衛 天そばミニ」が同時にリリースされました。

今回の新商品「日清のどん兵衛 旨辛チゲうどんミニ」は、2019年現在の定番ミニどん兵衛シリーズ5品中、ありそうでなかった初の辛口メニューで、パッケージの中央ではキムチのコクと旨みを強調。今季の製造は秋口までを予定しており、冬の間は商品を供給できるそうですが、期間限定商品の位置付けなので、来年の春には終売しているかもしれません。



シリーズの沿革を辿ると、実は今年で発売34周年を迎える歴史の持ち主で、1987年(昭和62年)1月23日に第3弾「肉うどんミニ」を北海道で先行発売(同年1月26日に全国発売)、2003年(平成15年)6月30日にミニでしか味わえない「温つゆおそうめんミニ」が登場。2013年(平成25年)3月25日に「鴨だしそばミニ」が発売され、現行の定番どん兵衛ミニ5品が揃いました。

それぞれ2013年8月5日のリニューアルで「そば」と「そうめん」の麺にストレート製法が採用され、2018年6月25日に「鴨だしそばミニ」の具材を “大豆鴨ミンチ(大豆たん白加工品)” に変更。2019年4月25日に「日清のどん兵衛ミニ 東西食べ比べ」パッケージを発売しているのですが、純然たる新商品としては2013年3月の「鴨だしそばミニ」以来のこと。

2011年5月30日、レギュラーサイズから「レンジどん兵衛 旨辛チゲうどん」という電子レンジ調理タイプの旨辛チゲうどんを発売しているのですが、2017年11月6日と2018年10月29日にも発売された秋冬の新定番「日清のどん兵衛 キムチチゲうどん」という季節限定どん兵衛が記憶に新しいところ。イメージとしては、そのミニサイズといった雰囲気です。

ただ、けっこう発売日からアチコチ探していたんですけど、まぁこれが売ってない——地元のローカルスーパー、大きめのイオンリテール、ドラックストア各店、ドンキホーテ、もちろんコンビニ大手4社(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ)も探したのですが、どこにも売ってない状態でフラれまくり。



日清食品に販売エリアを聞いてみても、返ってくるのは「販売地域は全国エリアで、販売ルートは特定の企業さま限定ではございません(※全チャネル販売)」という曖昧な回答。とはいえ日清食品の本部が販売ルートすべてを把握しているわけではないので、もう諦めて公式オンラインストアで買おうかな(送料かかるけど‥‥)などと思っていた発売日の翌週、見付けましたよ。

お分りいただけますでしょうか‥‥売っていた店はコンビニの「ファミリーマート」で、見付けたのは実際の発売日から1週間遅れの2019年9月第1週。今週の新商品として入荷されていたんですけど恥ずかしがり屋さんかw ってくらいヒッソリと最下段に。また別の店舗では棚の一番上に陳列してあったのですが、入荷したばかりなのに新商品のポップはなかったので、見落としていたのかもしれません。

開封

「日清のどん兵衛 きつねうどんミニ」と「天ぷらそばミニ」のみ、つゆの味が東西で分けられているのですが、今回の「旨辛チゲうどんミニ」の味は全国共通で、容器側面に表示されている辛さの目安は “辛さレベル2” となっています。日清食品の辛さレベルは5段階表示が基本で、だいたい「2」は “ピリ辛” くらいの辛さ。

別添の小袋は「液体スープ」と「かやく」の2袋、容器のサイズはφ109×59(mm)のミニサイズ。レギュラーサイズの標準どん兵衛はφ144×75(mm)が規格サイズなので、ミニタイプの口径は比較して45mmほど小さく、女性の方でも手のひらに収まるくらい小さなもの。この容器自体は、定番のミニシリーズ5品と同じもので、手元にある「旨辛チゲうどんミニ」は日清食品の下関工場製造となっています。



メーカー希望小売価格は税別116円とレギュラーサイズ(税別193円)よりも圧倒的に安いので、おそらくスーパーやドラッグストア、ディスカウントストアなんかであれば、税込98円〜105円前後で販売されているかと思います。コンビニで購入すると税込125円、日清食品の公式通販サイトで購入しても税込125円、相場は他のミニどん兵衛と同じですね。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:日清のどん兵衛 旨辛チゲうどんミニ
製造者:日清食品株式会社
製造所:下関工場(B)山口県下関市小月小島1-1-12
内容量:39g(めん33g)
商品コード:4902105254943(JANコード)
商品サイズ:縦109mm×横109mm×高さ59mm

発売日:2019年08月26日(月)
実食日:2019年09月06日(金)
発売地域:全国(全チャネル販売)
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
商品購入価格:125円(税込)
希望小売価格:116円(税別)

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:どんぶり型ミニ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:190ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(粉末スープ・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、大豆食物繊維、こんぶエキス、糖類)、スープ(食塩、糖類、香辛料、ポーク調味料、魚醤、魚介調味料、ごま、クリーミングパウダー、たん白加水分解物、粉末みそ、香味調味料、いか粉末)、かやく(卵、赤唐辛子、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、リン酸塩(Na)、炭酸Ca、乳化剤、増粘剤(キサンタンガム)、香辛料抽出物、酸味料、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

麺は熱湯3分の油揚げ麺で、ミニの「そば」と「そうめん」の麺は2013年8月から真っ直ぐになりましたが、「うどん」は縮れたままの昔どん兵衛風。今回も「きつねうどん」や「肉うどん」の油揚げ麺と調理前の見た目は同じような状態なんですけど、実は2019年3月上旬、密かに定番商品群がマイナーチェンジしています。

そして「粉末スープ」「かやく」どちらの小袋も先入れで間髪入れずにキムチ臭ww いや、ちょっと開封した瞬間すごいですよコレ、想像以上に凄まじいニオイが漂ってきます。冒頭にて日清食品が女性を意識していると書きましたが、なんのなんの——もしオフィスで調理でもしようものなら、この瞬間に注目されること請け合いなので、不安な方は開封せずに持ち帰ってください。



もはや実食後に口臭が云々などという以前の話で、粉末スープを開封した瞬間、魚介エキスの香りとともにキムチとガーリック臭が強く漂ってきます。けっこうネットカフェなんかにもミニサイズのカップ麺を置いてますけど、そこで食べるのとかも危険。なんせ公共の場や周りに人がいるときには気を使わなければいけないレベルのキムチ臭なんですけど、それだけにめちゃくちゃ美味しそう‥‥

本格的なチゲ風というよりもスナック菓子のキムチシーズニングっぽいイメージで、かなり食欲を煽られました。これはレギュラーサイズの「キムチチゲうどん」を調理していたときにも感じた共通の香りなので、それとの違いも意識しつつ、「めん」「つゆ」「具材」の特徴を解説、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(39g)当たり

カロリー:183kcal
たん白質:3.3g
脂  質:8.4g
炭水化物:23.5g
食塩相当量:3.1g
(めん・かやく:0.9g)
   (スープ:2.2g)
ビタミンB1:0.22mg
ビタミンB2:0.27mg
カルシウム:58mg

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

ミニだけどモチモチ
5.5

標準どん兵衛は熱湯5分の太麺かつ縮れも控えめですが、ミニどん兵衛は熱湯3分の縮れ麺で、そんなに厚みもありません。けれども数年前のミニどん兵衛と比較して食感は強化されており、もちもち感がアップ。さらに2019年3月上旬のマイナーチェンジを経て、そのタイミングから以前よりも弾力が強化されました。

これはレギュラーサイズの標準どん兵衛にも生じている変化で、2019年3月上旬から「リフィル(詰め替え)」を除く現行商品の「どん兵衛(カップ麺タイプ)」すべての麺と粉末スープ・液体スープがマイナーチェンジしています。麺の変更点は、「昆布エキス」と「糖類」を新たに練り込み、つゆ(スープ)との一体感を高めている点。



日清食品の担当者曰く、昆布エキスと糖類を練り混んだくらいで、小麦の品種や配合、製法などを大きく変えたわけではないと聞き及んでいるのですが、その昆布エキスが功を奏したのかレギュラーサイズ及びミニサイズ、特盛サイズすべて麺の耐久力が向上しました。麺の量は変わり種どん兵衛(66g)のジャスト半分、1985年の初版(34g)より1gだけ少なくなりましたが、現行の「きつねうどんミニ」と同じ33gです。

旨辛つゆ

中毒性注意
6.0

やはり味の方向性はレギュラーサイズの「キムチチゲうどん」と同じ路線にあるのですが、正直 “ミニのほうが美味しい” と感じました。「旨辛チゲうどんミニ」をレビューしている2019年9月6日現在、まだ今季の「キムチチゲうどん」が発売されるかどうか発表前なので、2018年発売品との比較になるのですが、粉末みその量が減り、キムチ感と魚介感が格段にアップ。

まさに粉末スープの香りと実際の味わいには見事なほどにギャップがなくて、主軸にあるのはスナック的でジャンクなキムチ味。その尻を蹴り上げるようにガーリックをガツンと強烈に効かせ、軽い酸味のアクセントとポーク調味料が土台を丁寧に支えます。えびやカニの旨味は意識されていませんが、いか粉末と魚醤・魚介調味料を効かせることで海鮮の旨味も申し分ありません。

味のイメージはキムチ入りの海鮮チゲ(鍋)で、味噌よりも魚介類の旨味で食わせるタイプ。辛さレベルはピリ辛の範疇を超えることはないけれど、程よいピリ辛加減から食増進効果が得られ、かなり白ご飯とも相性抜群のテイスト。ミニでも味は濃いめなので、おにぎりや弁当の汁物にもピッタリですし、なんかもう無条件で美味しかったですw これはいいですよ、ミニと侮るなかれのストロングな味わいです。

具材

かやくの内容は可も無く不可も無し
3.0

具材は卵、赤唐辛子、ねぎの3種類で、レギュラーサイズの「キムチチゲうどん」に入っていたキムチやニラは入っていません。かき混ぜた後は散り散りになってしまう卵は共通のポイントで、けっこう粗挽き唐辛子が多めに入っていたのは好印象だったんですけど、具材というよりも汁物の “浮き実” に近い内容です。

しかし、これ1食で完結型のレギュラーサイズや特盛サイズと比較して、前述したように汁物代わりや小腹が空いた時に嬉しいミニサイズ。あわよくばネギをニラに置換して、ちょこっとキムチを入れていただきたいところではああるものの、それによってスープの味が落ちたら本末転倒ですし、マイルドな卵と赤唐辛子のピリッとしたアクセントは今回のスープと相性バッチリでした。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(★6)

さすがに具材は「きつねうどんミニ」に劣ってしまいますが、麺はシリーズ共通かつ2019年3月上旬から順次パワーアップ。さらに魚介の旨味とキムチ風味が強烈に効いた旨辛チゲスープは中毒性が高く、サイズはミニでも存在感は絶大で、かなりパンチの効いた味。麺の量は半分でもスープの旨味が濃いめなので、カロリー183kcalでも食べ応えが得られますし、物足りなかったら——

麺を食べ終えてから白ご飯を入れて雑炊風に〆(しめ)ると解決です。無論、相性は申し分ないですし、ちょっと熱湯を少なめに入れて濃いめに作っておけば、ここに卵黄ちょい足しも間違いないでしょう。あえて弱点をあげるなら、最大の魅力であるキムチ臭が食べる人とタイミングを選ぶくらい。今季は期間限定とのことですが、ぜひレギュラー化を検討していただきたい一杯です。

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