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横浜最強の味!? タンタン麺の新常識「元祖カレータンタン麺 征虎総本店」の “人気No.1” をカップ麺で完全再現!!

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年4月18日(月)新発売、エースコックのカップ麺「元祖カレータンタン麺 征虎 カレータンタン麺」の実食レビューです。

「横須賀カレー」と「川崎ニュータンタン」が融合!? ご当地ラーメン激戦区・横浜の新たなB級グルメとして注目を集める「元祖カレータンタン麺 征虎 総本店」監修のカップラーメンついに登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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元祖カレータンタン麺 征虎

元祖カレータンタン麺 征虎(まさとら)とは、神奈川県横浜市南区・黄金町で独自のタンタン麺を提供している人気店で、2014年(平成26年)2月6日に「元祖 カレータンタン麺 大河家」という屋号でオープン。開業当初から “横浜最強の味” を看板に掲げていましたが、その訴求に違わぬ独創的な味わいと中毒性の高さで人気を博し、横浜のタンタンメン界に新たな風を吹き込みました。

横浜最強の味(店主自称)← 好きw

今回の新商品「元祖カレータンタン麺 征虎 カレータンタン麺」は、横須賀と川崎の中間エリアで生まれた正真正銘 “元祖” の旨さ「カレータンタン麺」の味わいを再現したカップラーメンで、大阪府吹田市に本社を構えるエースコックと「元祖カレータンタン麺 征虎」の店主が共同開発。群雄割拠の即席カップめん業界でも珍しい、ありそうでなかった組み合わせの一杯です。

カップ麺の監修に携わった「元祖カレータンタン麺 征虎」の店主・河田征大(かわた まさひろ)氏は、もともと居酒屋を経営していた人物で、居酒屋時代に賄(まかな)いとして従業員に振る舞っていたカレーとタンタンスープが好評だったことを受け、これを組み合わせたら “もっと美味しくなるのではないか‥‥” と、過去に前例のないメニューを新規に開発。

これが現在の「元祖カレータンタン麺 征虎 総本店」が誇る「カレータンタン麺」誕生の瞬間で、神奈川県川崎市の「元祖ニュータンタンメン本舗(イソゲン)」を発祥とする川崎のソウルフード “川崎溶き卵タンタン” と横浜のカレー激戦区・横須賀で生まれた “よこすか海軍カレー” それぞれの魅力を店主が取り込み、唯一無二の「カレータンタン麺」が実現します。

容器側面には店舗外観と「征虎」の概要を紹介

サンヨー食品(サッポロ一番)のカップ麺にもなっている「元祖ニュータンタンメン本舗」の “ニュータンタンメン” は、芝麻醤(チーマージャン)や花椒(ホワジャオ)を必要とする四川発祥の担担麺とは一線を画す食べ物で、たっぷりの挽肉とニンニクを中華鍋で炒めてから牛骨由来のスープを注ぎ、韓国産の唐辛子を加えて一煮立ちさせてから、最後に溶き卵を加えて仕上げる川崎屈指の人気ご当地ラーメン。

そのタンタンスープを1つの主役に据えながら、コチュジャンや豆板醤など、3種の醤(ジャン)でオリジナリティを出し、茹で上げた中太の平打ち麺を丼に入れた後、ココナッツミルクでマイルドに仕上げた横須賀カレーを麺の上にかけ、最後にタンタンスープを上層に注ぎ入れる、つまり “カレーとタンタンスープが2層に分かれている” というのも「元祖カレータンタン麺」の特徴的なポイント。

店舗の選べる辛さは7段階と “+α” まであり、1〜2辛まではスープを作る際に辛さの度合いが調整されますが、それ以上になると別皿での提供で、3辛(大辛)、4辛(気絶)、5辛(超絶「おすすめできるのはここまで」)、6辛(神「辛子を生でも食べられるという方でも、完食は難しいはず」)、7辛(変態「一切責任は負えませんが、応援します!笑」)と続き‥‥

出典:「元祖カレータンタン麺 征虎総本店」公式ウェブサイト > お品書き

7辛(変態)を攻略した猛者のみが食べられる辛さ20倍「鬼の涙」(ご注文注意!! 激辛の境地 ※辛さに自身のある方限定。体調を整えて、自己責任でご注文お願いします)というチャレンジメニューもあり、辛さの度合いは店主曰く “中本の北極10倍くらい” とのことですが、今回のカップラーメンに辛さレベルの表示や辛味に対する警告文はありません。

開封

毎度お馴染みの光景

さて、今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「液体スープ」が1袋。エースコックの縦型ビッグということで、あいかわらず容器の中で粉末スープまみれになっているのですが、えっと‥‥慣れてくださいw ちなみにエースコックは “即席カップめん業界で初のカレー味を実現したパイオニア” なので、そのノウハウからカレー系の商品には定評があります。

かやくは小さいけど種類は賑やか

かやくは “風味の良いにんにく、食感の良い大豆そぼろ、色調の良い卵、ねぎ、唐辛子” の計5種となっているのですが、本物の肉ではなく大豆そぼろを使用=フェイクミート。しかし、エースコックのカップ麺に入っている肉そぼろはハズレ(スポンジみたいな食感の程よく味付けした肉そぼろ)だと残念な気持ちになるので、確率的に大豆加工品のほうが安牌かもしれません。

メーカー希望小売価格は220円(税別)ということで、2022年4月現在の縦型ビッグにおける標準的な値段。コンビニでは「ミニストップ」での取り扱いを確認しており、そこでの販売価格は215円(税込232.20円)となっていましたが、スーパーやドラッグストアなど、販売店を限定しない全チャネル商品なので、コンビニ以外の店舗であれば税込200円以下で手に入ると思います。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:元祖カレータンタン麺 征虎 カレータンタン麺
製造者:エースコック株式会社
製造所:W・関西滝野工場(兵庫県加東市河高1816-175)
内容量:93g(めん70g)
商品コード:4901071247652(JAN)
発売日:2022年04月18日(月)
実食日:2022年04月23日(土)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ミニストップ)
商品購入価格:232円(税込)
希望小売価格:220円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:440ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(液体スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、スープ(食塩、糖類、ガーリックペースト、カレー粉、植物油脂、小麦粉、たん白加水分解物、発酵調味料、チキンエキス、おからパウダー、チキン調味料、ガーリックパウダー、粉末ソース、カツオ調味料、香味調味料、オニオンパウダー、胡椒、酵母エキス、全卵粉)、かやく(にんにく、大豆加工品、卵、ねぎ、唐辛子)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、炭酸Ca、酒精、カラメル色素、重曹、香料、かんすい、カロチノイド色素、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(カンゾウ)、酸味料、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

かなり力強そうな雰囲気

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。角刃で切り出された厚みのある形状から、エースコックが得意とするガッシリとした力強い食感に期待できそうな予感。この時点でカレーとニンニクの香りは強く、ほとんどの日本人が抗えないであろう香りで食欲を刺激してくる征虎。ただ、エースコック特有の油揚げ麺臭も並行するため、それにスープが負けないかどうかがポイント。

にんにく強ぇwww

別添の小袋は前述のように後入れなので、カップから取り出した後、お湯を内側の線まで注ぎ、フタの上で小袋を温めながら待つこと5分。縦型ビッグのカップラーメンという仕様上、液体スープを入れてから混ぜなければいけないため、2層に分かれたコントラストまでは再現できていませんが、強めのニンニクとスパイスの香りが食欲を激しく増進。

ちなみにエースコックのニュースリリースには “横浜で愛される「元祖カレータンタン麺 征虎」の看板メニューを完全再現!” と書いてあったので、お店の臨場感が伝わってくるのかどうか、カレーとタンタンのバランスに、念のため体感的な辛さレベルにも注目しつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(93g)あたり
カロリー:371kcal
たん白質:8.6g
脂  質:10.6g
炭水化物:60.3g
食塩相当量:5.8g
(めん・かやく:1.7g)
   (スープ:4.1g)
ビタミンB1:0.35mg
ビタミンB2:0.43mg
カルシウム:286mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:371kcal(めん・かやく:298kcal)(スープ:73kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

がっしり食感の力強い麺

5.0

店舗の「カレータンタン麺」には、東京都大田区にある1958年(昭和33年)11月創業・1987年(昭和62年)5月設立の製麺所「丸山製麺」から取り寄せている中太麺で、加水率は中程度〜やや高めとの評判。形状は丸刃の平打ちで、程よい縮れを施していることから、スープとの絡みに配慮しつつ、服にスープが跳ねにくいように “あえて短めに” 切り出しているのも店主のこだわり。

スーパーカップ1.5倍の流れを汲むコシの強さ

それを再現している油揚げ麺の長さは標準的で、特別に短くカットされた様子は感じないものの、事前に予想していた通り “ガッシリ” とした弾力の強さが魅力。たとえば数年前に “シゲキ的噛みごたえ” で一世を風靡したスーパーカップ1.5倍(カドメン)の延長線上にあるような力強さで、しかしながら当時のカドメンよりも密度が高く、麺量以上の食べ応え。

調理後もエースコックの油揚げ麺に備わっている独特の風味を伴いますが、後述するスープ(というかニンニク)が強いので、油揚げ麺臭については実際のところ気になりません。熱湯5分で適切に戻りますし、食べ始めのガッシリとした食感も後半にかけて持続するため、パッケージのインパクトに負けない力強さが楽しめました。

スープ

かなりジャンキー

4.0

まずは粉末スープの味を単体で確認してみたところ、川崎ニュータンタンの要素は控えめで、バランスとしてはカレー寄り。けっこうトロミが強く、エースコックといえば「CoCo壱番屋(ココイチ)」コラボのカレー味に近かったので、すこしイメージを引っ張られたのですが、いわゆるカレー粉にガツンとニンニクを効かせた感じのテイスト。

ココナッツミルクのコクは意識されていなかったので、ちょっと店舗のカレーとはベクトルが違うような気もしたんですけど、ニンニクさえ苦手でなければ老若男女を問わずに好まれるタイプです。

かつお?

そこに別添の「液体スープ」を加えると、よこすか海軍カレーや家庭的なカレーにも通常は入らない豆板醤やコチュジャンのコクがプラスされ、なおかつペースト状のガーリックでニンニクの存在感も大幅にブースト。この強烈なニンニクのインパクトは、川崎のソウルフード「ニュータンタンメン」を想起させるポイントで、かなり尾を引くジャンクで中毒性の高い味わい。

そんなカレーとニンニクのインパクトに、醤の絶妙な効かせ方も然る事乍ら、それに匹敵ほど鰹(かつお)の旨みも明確で、それが個性を強めていました。エースコックは “完全再現” と公表しているため、現在の「征虎総本店」で提供されている「カレータンタン麺」も鰹の旨みが強いのでしょう。ちなみに辛さはピリ辛の枠を出ない程度だったので、よほど辛い食べ物が苦手でなければ大丈夫。

具材

にんにくスゲェですw

4.5

ニンニク、大豆そぼろ、ネギ、タマゴ、唐辛子、いずれの具材も細切れで、もうちょっと「川崎ニュータンタン」にルーツを持つタマゴの量が多いと嬉しかったのですが、それも気にならなくなるほど強烈なインパクトを放っていたのがニンニクチップ。液体スープのガーリックペーストもアッパレでしたが、具材のニンニクが口に飛び込んできた途端、いっきに手綱を奪われていました。

大豆そぼろは大豆たん白特有のクニッとした弾力を伴うので、本物の肉そぼろとは異なる食感ではあるものの、前述したスカスカのスポンジそぼろを使われるよりは断然マシ。むしろ特有の弾力が食べていて面白かったので、結果オーライです。ちなみに店舗で追加トッピングを注文する際、なにはともあれチーズはマストとされているので、ちょい足しアレンジも検討してみてください(ぜったいに合う)。

総評

4.0

特筆できるほど強い鰹の存在感と、決め手のココナッツミルクが使用されていないことにギャップを感じたのですが、強烈なニンニク感と醤のコクは「征虎」のタンタンスープを想起させるポイントで、そこにカレーが溶け込むフレームワークは個性的。だいぶニンニクが強いので、実食のタイミングには注意が必要になりますが、麺を食べ終えた後に追い飯が欲しくなる、中毒性の高い一杯でした。

次は「鬼の涙」を‥‥いや、さすがにダメですかねw それよりも「元祖カレータンタン麺 征虎総本店」では、実店舗の人気No.1を脅かす2大名物のニューヒロイン「トマトカレータンタン麺」に、カレータンタン麺と肩を並べる「新・汁なしカレーまぜそば」といった人気商品もあるので、そちらの再現やチーズ入りのアレンジ版など、続編の登場にも期待しています【author・taka :a(大石敬之)】

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