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カップヌードルBIG「牛だしユッケジャン」初登場!! ただし、その量が問題か‥‥

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年3月11日(月)新発売、日清食品のカップ麺「カップヌードル 牛だしユッケジャン ビッグ」(271円+税)の実食レビューです。

牛と野菜の旨み溶け込むスープが “やみつき必至„ カップヌードルBIGに焼肉店の定番 “ユッケジャン„ をイメージした新フレーバー登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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カップヌードルBIG 牛だしユッケジャン

カップヌードル(CUPNOODLE)とは、1971年(昭和46年)9月18日の発売以来、日本の即席カップめん市場において圧倒的な占有率を誇っているブランドで、言わずと知れた日清食品のロングセラー。日本国内でのマーケットシェアはもちろん、今では世界100ヶ国で販売されている、真のグローバルブランドとしての地位を確立するに至りました。

カップヌードルBIG初のユッケジャン

そんなカップヌードルの大盛りサイズ、カップヌードルBIG(ビッグ)が初めて発売されたのは、1991年(平成3年)1月25日と比較的に最近の話。とはいっても33年以上前の出来事になりますけど、若者を中心に支持され続け、レギュラーサイズに負けず劣らずの勢いで新作を展開してきたBIGサイズ。しかし、このシリーズから “ユッケジャン„ を題材にした新作の発売は、過去に例がありません。

ユッケジャン(육개장、Yukgaejang / Yook Gae Jang)とは、牛もも肉 or 牛かたロースを中心に、長ネギ、豆もやし、大根、わらび、ぜんまい、キノコなど、たっぷりの野菜を加えて煮込んだスープの名称で、滋養強壮グルメとして名高い参鶏湯(삼계탕、サムゲタン)と並び、補陽食(보양식、ポヤンシッ)あるいは補身飲食(보신음식、ポシンウムシッ)と呼ばれている韓国料理の一種。

※画像はイメージです。

水を張った鍋にブロック状の牛肉、煮干し、昆布、玉ねぎ、生姜、ニンニクなどを入れ、じっくり煮込むこと40分。牛肉の粗熱が取れたら繊維に沿って割き、ごま油やダシダ、おろしニンニク、粉末状の赤唐辛子などを揉み込んだ後、火加減に注意しながら炒め、香りが出てきたら牛肉の茹で汁を入れて味付け用の調味料や具材を加えて‥‥えっと、詳しいレシピはググりやがれください。

牛と野菜の旨みとけ込む旨辛スープに注目

そんなユッケジャンの味わいを「カップヌードル」流にアレンジしたのが今回の新商品「カップヌードル 牛だしユッケジャン ビッグ」で、日清食品曰く “牛と野菜の旨みとけ込むスープが、やみつき必至!” とのこと。パッケージでも “牛と野菜の旨みとけ込む旨辛スープ„ を訴求しているため、その魅力に注目しながらレビューします。

開封

すっかり見慣れたWタブ

今回のカップ麺に小袋は別添されていないため、フタを半分まで剥がし、お湯を注いでフタして3分後、よく混ぜ合わせて出来上がり! という簡便性の高さは嬉しい点になりますが、スープの臨場感を高めてくれるオイルの別添がないのは寂しいポイント。片や「かやく」は雰囲気のある構成で——

おお、けっこう牛くさい

通常の「カップヌードル」に入っている謎肉(なぞにく)は、大豆と豚肉をベースにしているのに対し、こちらは牛肉ベースの牛謎肉(味付牛ミンチ)で、ユッケジャンには欠かせない “もやし„ も搭載。山菜やキノコこそ入っていませんが、チンゲン菜とスクランブルエッグの組み合わせにより、彩も悪くありません。

ちなみにメーカー希望小売価格は271円(税別)に設定されているため、通年販売されている「カップヌードル ビッグ」シリーズと同じ値段。コンビニで購入した場合の税込価格は292.68円になりますが、スーパーやドラッグストアなど、コンビニ以外も販売店の対象となっているNB(ナショナルブランド)商品です。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:カップヌードル 牛だしユッケジャン ビッグ
製造者:日清食品株式会社
製造所:関西工場(滋賀県栗東市下鈎21-1)
内容量:103g(めん80g)
商品コード:4902105279953(JAN)
発売日:2024年03月11日(月)
実食日:2024年03月29日(金)
発売地域:全国
取得店舗:ウエルシア薬局
小売価格:271円(税別)
購入価格:278.64円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:別添なし

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、たん白加水分解物、しょうゆ、香辛料、香味調味料)、スープ(豚脂、粉末みそ、糖類、でん粉、ビーフ調味料、小麦粉、香辛料、食塩、たん白加水分解物、コチュジャン、たまねぎ)、かやく(味付牛ミンチ、チンゲン菜、味付卵、もやし)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、かんすい、香料、カラメル色素、増粘多糖類、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、乳化剤、くん液、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

辛さレベル2

前述のように小袋は別添されていないため、フタを半分まで剥がし、内側の線まで熱湯を注いでからフタをして待つこと3分。容器側面の辛さレベルは5段階基準で真ん中よりも低い “2„ となっているため、あまり辛さには振っていない様子。それと1歳未満の乳児に与えるケースは稀かと思いますが、原材料の一部に蜂蜜を使用しているため、1歳未満の乳児には食べさせないでください。

※余談ですが、日清食品は即席めんの対象年齢を “1歳6カ月以降の幼児食としてご利用いただくことが一つの目安„ と公表しています。

おー、イイ感じ

さて、お湯を注いで3分後、よくかき混ぜたら出来上がり。しれっと途中で画像のキャプションに書きましたが、お湯を注ぐ前から牛の主張が激しめで、それも牛脂のようなベクトルではなく、牛骨ラーメンの清湯(ちんたん)や白湯(ぱいたん)でもない、例えるならダシダに近いイメージでしょうか。

そこにコチュジャンの香りが相俟って、なかなか雰囲気のある調理直後。パッケージの辛さレベルは2/5となっていますが、表面に少量の赤いオイルが浮いているので、念のため辛味の強さにも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(103g)あたり
カロリー:480kcal
たん白質:11.6g
脂  質:21.8g
炭水化物:59.4g
食塩相当量:7.0g
(めん・かやく:3.4g)
   (スープ:3.6g)
ビタミンB1:1.03mg
ビタミンB2:0.34mg
カルシウム:122mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:480kcal(めん・かやく:402kcal)(スープ:78kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

クオリティは安心と信頼の水準です

3.0

カップヌードルの油揚げ麺は、フレーバーごとに複数のパターンが存在し、なかでも “スポット商品の油揚げ麺はレギュラー商品と比較して微妙に配合を変えている„ といった情報を以前に日清食品の担当者から聞いたことがあるのですが‥‥

体感的には「シーフードヌードル」と同じ麺

「小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、たん白加水分解物、しょうゆ、香辛料、香味調味料」という原材料名の構成は、1984年(昭和59年)7月23日の発売以来、押しも押されもせぬ実力を誇っている「カップヌードル シーフードヌードル」の流れを汲んだ配合で、体感的にも然り。

「シーフードヌードル」系統のパターンは、シリーズの中でも主張が弱く、なによりスープの魅力を尊重してくれるところがメリット。それは今回の商品でも発揮されているように感じたのですが、別に大盛りじゃなくてもよかったのでは‥‥などと、途中から惰性気味に。その主たる原因は、スープの味付け。

スープ

甘さ強すぎん?

2.5

味付けにコチュジャンを使用していますが、日本の味噌も併用しているため、日本人の味覚に合うようデフォルメされたテイスト。それは日本の即席カップめん業界で当たり前のように行われているので、なにも珍しい話ではなく、しっかりと牛の旨みも打ち出せていたけれど、糖類と人工甘味料(スクラロース、アセスルファムK)に由来するネチっこい甘さが玉に瑕。というか、ほとんど致命的。

最初はインパクトのある味わいに「おっ!」とテンションも上がったんですけど、以降は日清食品の牛だし系あるあるで、不必要に甘くてゲンナリ。

たしかに “ユッケジャン„ を想起させる方向性ではあるものの、後半にかけて蓄積される甘さで気持ちが萎えてくるというか、けっこう悪さしてくる感じ。題材的に牛脂よりもクセが弱い豚脂を使い、コクを深める手法は妙技だったと思いますけど、パッケージの表示通り辛さも控えめだったので、それも甘さとのバランスが取れていないと感じた要因です。

かやく

イメージにピッタリ

4.0

牛肉ベースの牛謎肉は、豚肉ベースの謎肉よりもサッパリとした味わいで、ユッケジャンに使われる牛肉のイメージ的にも悪くないチョイス。たまごは「カップヌードル」のスクランブルエッグなので、安心と信頼のクオリティですが、後半にかけてスープの甘さと結託する側面も。

もやしとチンゲン菜は歯触りが心地よく、こちらは効果的に働いていましたが、意識的に拾っても後半にかけての飽きは否めなかったので、もうちょい量が欲しかったです。‥‥いや、スープの責任を具材に押し付けるのは御門違いか。

総評

3.0

食べ始めの段階は「★5」即決くらいの勢いで、かなり好印象だったのに、だらだらと口に残る甘さが億劫というか、後半にかけて勢いは失速。もちろん好みの問題もあるかとは思いますけど、個人的に甘いスープは嫌いじゃありません。ただ、どちらかというとレギュラーサイズ向けの味付けなんじゃないですかね。

飽きについては私のキャパシティも要因になっているのでしょうけれど、飽きる前に食べ切れるサイズだったら、あるいは辛さレベルを3〜4にアップさせても中毒性めっちゃ上がりそうな感じだったので、いつかのブラッシュアップに期待しています【author・taka :a(大石敬之)】

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