夏に食べたい【冷しどん兵衛】開店!? 公式が冷製アレンジ「ぶっかけきつねうどん / 揚げ玉そば」で夏を乗り切れ!!

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2021年5月24日(月)新発売、日清食品のカップ麺「日清の冷しどん兵衛 ぶっかけきつねうどん」と「日清の冷しどん兵衛 ぶっかけ揚げ玉そば」の実食レビューです。

冷水で冷やしてウマい!? コシが際立つ「自慢の麺」と味わい深い「だし」を効かせた公式アレンジ「冷製どん兵衛」新登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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日清の冷しどん兵衛 ぶっかけきつねうどん・揚げ玉そば

日清のどん兵衛(にっしんのどんべえ)とは、日清食品を代表する和風カップ麺のロングセラー商品で、1976年(昭和51年)8月9日に初代「きつねうどん」を市場に投下。業界初となる “どんぶり型” の容器に身を包み、その当初から東日本と西日本でスープ(つゆ)の味を変え、地域の嗜好にも配慮しつつ、鳴り物入りのデビューを飾りました。

初代・日清のどん兵衛きつね

その初代「きつねうどん」発売から3ヶ月後、1976年(昭和51年)11月15日にシリーズ初の「天ぷらそば」が導入され、人気の「カレーうどん」や「肉うどん」「鴨だしそば」「きつねそば」「天ぷらうどん」「そうめん」など、現在はバラエティ豊かな即席カップ麺を常時展開。加えて袋麺や冷凍麺、チルド(冷蔵)のカテゴリーにも様々な商品を取り揃え、多岐にわたるジャンルで活躍してます。

今回の新商品「日清の冷しどん兵衛 ぶっかけきつねうどん」及び「同 ぶっかけ揚げ玉そば」は、夏に食べたい「冷しどん兵衛」をテーマに開発された新作で、湯切り後に “冷水で冷やす” 特殊な作り方を要しますが、それによって “麺のコシ” が際立ち、どちらも「どん兵衛」らしく “だし” にこだわっている様子。

「日清の冷しどん兵衛 ぶっかけきつねうどん」は、昆布と鰹の出汁(だし)が上品に調和した味わい深い “ぶっかけつゆ” が特長で、別添の「かつおぶし粉末入り七味」付き。片や「日清の冷しどん兵衛 ぶっかけ揚げ玉そば」も鰹の出汁を効かせた “ぶっかけつゆ” が特長で、こちらには「七味揚げ玉・小海老揚げ玉」を別添。

冷しどん兵衛「ぶっかけきつねうどん」の調理方法

どちらも最初は熱湯で調理するのですが、表示されている湯戻し時間(ぶっかけきつねうどん:5分、ぶっかけ揚げ玉そば:4分)を守った後、湯切り口から熱湯を捨て‥‥というのは一般的なカップ焼きそばの調理方法と同じ手順。ただ、お湯を捨てた後に “冷水で「3回」冷やさなければいけない” というのが「冷し」の肝。

これは大黒食品工業(DAIKOKU)が販売している​春夏シーズン商材「大黒冷しシリーズ」に、ニュータッチのブランドで知られるヤマダイの新作「凄麺(すごめん)冷し中華海藻サラダ風」にも共通する作り方で、カップ麺での冷やし系は “湯切りした後に冷水を注ぎ、湯切り口から水を捨てる動作を2〜3回繰り返す” ことをポイントとしています。

実は2020年3月30日に温・冷の2通りで楽しめる「日清の汁なしどん兵衛 ラー油そば」を発売(2021年3月15日に再販)しているため、今回が初の “冷しどん兵衛” ではないのですが、おそらく即席カップ麺で「うどん」の冷やしアレンジを提唱してきたのは初の試み。ただ、既存の「汁なしどん兵衛 ラー油そば」を「冷」で調理した際、麺から滲み出た油脂が凝固して、思いのほか口当たりが悪かったことを思い出し‥‥

どちらの容器にも共通の注意事項を記載

今回の容器側面にも “冷した際に、めんに含まれる油脂が固化してフタに付着することがあります” との記載があるので、そこが不安なところでしょうか。※関連ページ:日清の汁なしどん兵衛「ラー油香るラーそば」冷やして追い卵!? 温・冷どっちも楽しめる2WAYタイプの新作登場!!

開封

冷しどん兵衛「ぶっかけきつねうどん」の小袋

さて、まずは冷しどん兵衛「ぶっかけきつねうどん」の小袋から。こちらには後入れの「液体つゆ」と「かつおぶし粉末入り七味」が別添されていて、液体つゆの小袋には “フタの上で温めないでください” との記載があり、具材の「刻み揚げ」と「わかめ」が最初から容器の中に入っています。わかめ、上記の写真では見えませんけど、ちゃんと入ってます。

冷しどん兵衛「ぶっかけ揚げ玉そば」の小袋

もう一方の冷しどん兵衛「ぶっかけ揚げ玉そば」にも後入れの「液体つゆ」と「ふりかけ」で合計2種類の小袋が別添され、こちらの液体つゆにも “フタの上で温めないでください” と記載。ふりかけの中に入っている “七味揚げ玉” と “小海老揚げ玉” が具材扱いになっているらしく、最初から容器の中に入っている具材はありません。

なお今回は正式な発売日の前に実食していますが、新商品に強いスーパーだと宵積みで本日(5月23日)から並んでいるかと思いますし、コンビニでは火曜日(5月25日)以降、積極的に取り扱われているはずなので、ご安心ください。※コンビニでの販売価格は、税込198円になります。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:日清の冷しどん兵衛 ぶっかけきつねうどん / 日清の冷しどん兵衛 ぶっかけ揚げ玉そば
製造者:日清食品株式会社
製造所:F・静岡工場(静岡県焼津市相川17-2)/ S・関西工場(滋賀県栗東市下鈎21-1)
内容量:100g(めん74g)/ 93g(めん66g)
商品コード:4902105267301 / 4902105267318(JAN)
発売日:2021年05月24日(月)
実食日:2021年05月23日(日)
発売地域:全国
取得店舗:ネット通販サイト(日清食品グループ オンラインストア)
商品購入価格:208円(税込)
希望小売価格:193円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:標準どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:370ml / 410ml
調理時間:熱湯5分 / 熱湯4分
小袋構成:2袋(液体つゆ・かつおぶし粉末入り七味)/ 2袋(液体つゆ・ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【日清の冷しどん兵衛 ぶっかけきつねうどん】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、こんぶエキス、大豆食物繊維、糖類)、つゆ(糖類、魚介調味料、しょうゆ、植物油脂、だししょうゆ、食塩、かつおぶしエキス、魚粉、こんぶ粉末、こんぶ調味料)、かやく(味付油揚げ、わかめ)、スパイス(七味唐辛子、魚粉(かつお、そうだかつお、さば))/ 加工でん粉、増粘剤(アラビアガム)、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、リン酸塩(Na)、酒精、乳化剤、pH調整剤、香料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、チャ抽出物、酸味料、カロチノイド色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・ごま・さば・大豆・ゼラチンを含む)
【日清の冷しどん兵衛 ぶっかけ揚げ玉そば】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、そば粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、しょうゆ、かつおぶし粉末、糖類)、つゆ(植物油脂、発酵調味料、糖類、しょうゆ、還元水あめ、食塩、だししょうゆ、かつおぶし調味料、かつおぶしエキス、かつおぶし粉末、オニオン調味料、たん白加水分解物)、ふりかけ(七味揚げ玉、小えび揚げ玉、ねぎ)/ 加工でん粉、酒精、調味料(核酸等)、リン酸塩(Na)、炭酸Ca、pH調整剤、香料、カラメル色素、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、ベニコウジ色素、チャ抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部にえび・小麦・そば・乳成分・ごま・さば・大豆を含む)

実食開始

【日清の冷しどん兵衛 ぶっかけきつねうどん】栄養成分表示[1食(100g)あたり]カロリー 437kcal、たんぱく質 7.6g、脂質 21.1g、炭水化物 54.1g、食塩相当量 4.3g、ビタミンB1 0.24mg、ビタミンB2 0.31mg、カルシウム 184mg

「ぶっかけきつねうどん」の湯戻し時間は、通常の「きつねうどん」と同じ熱湯5分。前述のように湯切りしてから冷水を注ぎ、3回すすいだら水を切って、後入れの「液体つゆ」と「かつおぶし粉末入り七味」をトッピングしたら出来上がり。温かい麺と違って湯気が立たない分、香りの臨場感は劣りますが、調理後の彩りはよく、雰囲気は悪くありません。

【日清の冷しどん兵衛 ぶっかけ揚げ玉そば】栄養成分表示[1食(93g)あたり]カロリー 411kcal、たんぱく質 8.3g、脂質 20.6g、炭水化物 48.2g、食塩相当量 4.1g、ビタミンB1 0.29mg、ビタミンB2 0.31mg、カルシウム 119mg

片や通常の「天ぷらそば」は熱湯3分なのに対し、冷製調理の「ぶっかけ揚げ玉そば」は熱湯4分と湯戻し時間が違うので、うっかり早めに湯切りしないように注意。それ以外の調理方法は「ぶっかけきつねうどん」と同じ手順で、こちらに固形具材は入っていませんが、サクサクとした揚げ玉のアクセントに期待したいところ。

なおパッケージの調理方法には記載されていませんが、湯切り後に水を注いだ際 “箸で麺を揺らしながら洗う” と麺をスピーディに冷やせるのと、同時に油揚げ麺特有のニオイも洗い流せる(よりサッパリと食べられる)ので、参考にしてください。それでは、冷した麺の仕上がりなどに注目しつつ「めん」「つゆ」「具材・ふりかけ」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

「日清の冷しどん兵衛 ぶっかけきつねうどん」

うどんは “温” で、蕎麦は “冷” で食べるのがオススメ

「ぶっかけきつねうどん」に使われている油揚げ麺は、原材料名の表記(漢字・ひらがな等)こそ微妙に異なるものの、おそらく既存の汁あり「きつねうどん」と共通で、新規に開発されたような形跡はありません。しかし、冷やすことで汁あり調理よりもコシが強く、逆にモチモチ感は弱くなり、歯切れの良さがアップするなど、明らかな変化を感じました。つまり、もっちり感を重視している方は “冷やさないほうがいい” かも。

「日清の冷しどん兵衛 ぶっかけ揚げ玉そば」

おそらく「ぶっかけ揚げ玉そば」に使われている油揚げ麺も通常の「天ぷらそば」と共通で、こちらも冷やすことで変化が生じているのですが、前述の「ぶっかけきつねうどん」と違い、ほぼほぼマイナスがありません。コシ・歯切れ・つるみ・喉越しなど、日本蕎麦に必要とされる要素(魅力)だけが強化されているような、もとよりハイクオリティな蕎麦がワンランク上の段階に。

なお今回は水道水で冷やしたところ、充分「冷し」で通用する温度だと感じたのですが、あらかじめ冷蔵庫で冷した水を使う、もしくは氷水でキンキンに冷やす場合、それぞれ表示の湯戻し時間よりも30秒〜1分ほど長めに待つのがオススメ。水道水で冷やす場合でも “早めに切り上げると部分的にサクサクする” ので、フライングしないほうが安全です。

つゆ

「日清の冷しどん兵衛 ぶっかけきつねうどん」

同じ系統にあるけど個性は違う

「ぶっかけきつねうどん」の液体つゆは、鰹の芳ばしい旨味を中心に、昆布の膨よかな旨味を重ねている、濃口しょうゆベースの「めんつゆ」を絵に描いたような味付け。ただ、けっこう強めに糖類の甘さを効かせているのと、植物油脂で程よく “こってり感” をプラスしているのが「どん兵衛」流で、硬派に生醤油ぶっかけました的な味付けが好みの方にはオススメできないタイプになりますが、甘めのつゆが好きならストライク。

「日清の冷しどん兵衛 ぶっかけ揚げ玉そば」

「ぶっかけ揚げ玉そば」の液体つゆも「ぶっかけきつねうどん」と同じく甘めの味付けで、こちらも鰹の旨味をベースにしているのですが、昆布の主張を抑えつつ、オニオン調味料を使用しているのが大きな違い。やや脂質の量を多めに感じたのと、糖類に還元水あめの甘さも重なりますが、めん(蕎麦)がスッキリとしているため、バランスは悪くありませんでした。

具材・ふりかけ

「日清の冷しどん兵衛 ぶっかけきつねうどん」

どちらも適切なラインナップ

「ぶっかけきつねうどん」の刻み揚げは、ほんのり甘い味付けで、すこしパサついた食感ですが、それも全体のサッパリとした印象に寄与。わかめは3回も洗い流したせいか、風味を弱く感じたものの、麺と同様に冷やされたことでハリのある質感になり、鰹・宗田鰹・鯖(さば)をブレンドした魚粉が旨味を加速させ、七味唐辛子のアクセントが液体つゆを引き立てる構成から、物足りなさを感じることはありません。

「日清の冷しどん兵衛 ぶっかけ揚げ玉そば」

「ぶっかけ揚げ玉そば」は “ふりかけ” なので、具材らしい具材は入っていませんが、七味揚げ玉・小海老揚げ玉ともに最後までサクサクとした食感。わずかに感じる七味(唐辛子)の辛味や複雑なアクセントに、小海老の芳ばしい風味など、あえて余計な具材を入れないことで蕎麦を立てているような印象を受けました。

総評

ぶっかけきつねうどん 4.0
ぶっかけ揚げ玉そば 5.0

結果的に「ぶっかけきつねうどん」は “温かい” 状態で、逆に「ぶっかけ揚げ玉そば」は “冷やすべき” だと感じたのですが、どちらも暑くて食欲が減退しがちな夏に食べたくなる、いい意味でライトな仕上がりを体現していた良品でした。しかし、ちょっと気になったのが「冷した際に、めんに含まれる油脂が固化してフタに付着することがあります」という部分。

容器の内側で油脂が固化したら除去すべし

固化した油脂がフタに付着するだけなら問題ないけれど、容器の内側にも残るので、口当たりが悪くなってしまいます。それと湯切り後に3回も水で洗い流すのは “ぶっちゃけ面倒” なので、湯切り後の麺をザルにあげてバシャバシャーってしたほうが楽なんじゃないかと。ええ、元も子もないこと書いてますけどw 固化した油脂をティッシュで拭き取るだけでも変わるので、もうひと手間意識してみてください【author・taka :a(大石敬之)】

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