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らーめん専門店【ぶぶか】監修 “鬼マシやりすぎカップ麺” 超濃厚「鬼マシチーズ入り豚骨醤油らーめん」爆誕!!

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明星食品

どうも、taka :a です。

本日の一杯は、2021年1月11日(月)新発売のカップ麺、明星食品「ぶぶか 鬼マシチーズ入りふりかけ 豚骨醤油らーめん」の実食レビューです。

東京・吉祥寺の「らーめん専門店 ぶぶか」が “チーズ鬼マシ” のカップラーメンを展開!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ぶぶか 鬼マシチーズ入り豚骨醤油らーめん

らーめん専門店ぶぶかとは、東京都武蔵野市吉祥寺本町(吉祥寺北口)に本店を構える「東京風醤油とんこつらーめん」及び「油そば」の専門店で、1994年(平成6年)東京都東村山市の所沢街道沿いにオープンした “知る人ぞ知る小さな屋台” が前身。現在は明星食品株式会社が販売している即席カップ麺の効果も相俟って、全国的な知名度を誇る油そばの名店に成長しました。

らーめん専門店 ぶぶか

今回の新商品「明星 ぶぶか 鬼マシチーズ入りふりかけ 豚骨醤油らーめん」は、明星食品と「らーめん専門店 ぶぶか」の共同開発商品で、油そばの決め手となる焼豚だれを効かせた濃厚豚骨醤油スープに、たっぷりの粉チーズとローストガーリックを組み合わせた “鬼マシ特製チーズふりかけ” を特徴とする変わり種。ときに両者の間には「切っても切れない縁」があるため、すこし「裏話」を挟みます。

1995年(平成7年)3月24日に路面店での営業を開始した「らーめん専門店 ぶぶか」ですが、前述のように前身は知る人ぞ知る小さな屋台で、初代店主・国定裕儀氏は “明星食品の元営業マン” という経歴の持ち主。もともと明星食品の営業として入社した国定氏は、同社の外食部門である明星外食事業株式会社に移り、店舗開発部の部長代理に就任後、社内ベンチャーとして「ぶぶか」を立ち上げたのが歴史の始まり。

屋台としての「ぶぶか」は、いっさい企業色を出さない店をテーマにしていたので、多くの方から個人営業と思われていたそうですが、当時の運営母体はインスタントラーメンやカップ麺の製造・販売を生業とする大手メーカーの明星食品。さらに屋台を出店していた場所は、明星食品グループが運営していたファミレスの駐車場というのは知る人ぞ知る話。

2021年1月現在の運営母体は株式会社サガミホールディングス(旧:サガミチェーン)ですが、1995年3月24日に路面店での営業を開始して以降、2002年(平成14年)2月に明星外食事業株式会社が「ぶぶか」の営業権を取得。現在もカウンターのみ12席という小規模な店ですが、路面店を始めた当初の席数は10席で、場所も吉祥寺北口ではなく南口からスタート。

しばらく明星外食事業グループとして営業していた「ぶぶか」ですが、2006年(平成18年)12月、明星食品が日清食品グループに入ったことを切っ掛けに、明星外食事業も日清食品グループに参入。2008年(平成20年)10月には社名を「味の民芸フードサービス株式会社」に改め、2014年(平成26年)1月、日清食品ホールディングスが「味の民芸」を当時のサガミチェーンに9億円で売却し、現在の運営母体に落ち着きました。

お店の名前になっている「ぶぶか」の由来は、かつての棒高跳び世界記録保持者「セルゲイ・ブブカ」選手のように成長したい‥‥という初代店主の想いに因み、同店監修のカップ麺「明星 ぶぶか 油そば」が初めて発売されたのは、ちょうど明星外食事業が営業権を取得した年と同じ2002年の9月——。

現在、明星食品のカップ麺「ぶぶか 油そば」は “カップ油そば売上No.1” の座に君臨している、つまり「ぶぶか」の知名度を全国に広げたのは、明星食品の尽力があったればこそ。

チーズ入りふりかけ鬼マシが今回のコンセプト

というわけで、現在も不動の人気を誇る有名店監修の “ご当店系” カップ麺ですが、その中でも「明星食品」と「ぶぶか」は他に類を見ないほど繋がりが深く、油そばとは別に変わり種の「らーめん」も定期的にリリースしており、その一環として開発されたのが今回のカップ麺。

コンセプトは “鬼こってりな味わいのカップめんオリジナルメニュー” かつ「ぶぶか」のカップラーメンは “ニンニクの攻撃的な存在感も魅力” となっているため、鬼こってりな味わいとニンニクの効かせ方に注目です。

開封

別添の小袋は3種類

今回のカップ麺に別添されている3つの小袋は、後入れの「粉末スープ」「液体スープ」「ふりかけ」で、パッケージには “チーズ入りふりかけ” と記載されていたように、ふりかけは粉チーズ100%ではない様子。しかし、ふりかけの量は思いのほか多く、それに加えて「しおケアカップ」を導入しているのもポイント。

しおケアカップは明星食品の減塩政策

しおケアカップとは、明星食品が一部の自社ブランドに導入している減塩政策の一環で、カップ内側の下線までスープを残し、食塩相当量の摂取を調節できるようにした容器のこと。最近のスポット商品では、2020年10月26日発売の「スタミナ満点らーめんすず鬼監修 スタ満ソバ」をはじめ、通年商品の「チャルメラ」や「評判屋」にも採用している容器。

しおケアカップは内側に線が2本あるのが特徴で、下側の線がキモ。今回の食塩相当量は6.1gと高く、しかしながら内側の線までスープを残した場合、摂取する食塩相当量の目安は4.1gまで減らすことができます。とはいえ4.1gも大概な数値ですけどw こうやって食塩相当量をコントロールしやすい容器は好ましいですね。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 ぶぶか 鬼マシチーズ入りふりかけ 豚骨醤油らーめん
販売者:明星食品株式会社
製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場
内容量:116g(めん90g)
商品コード:4902881438452(JAN)
商品サイズ:縦166mm×横166mm×高さ75mm
発売日:2021年01月11日(月)
実食日:2021年01月12日(火)
発売地域:全国(全チャネル)
取得店舗:スーパーマーケット
商品購入価格:203円(税込)
希望小売価格:230円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:480ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(粉末スープ・液体スープ・ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、酵母エキス、香辛料)、スープ(豚・鶏エキス、豚脂、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、香味油、香辛料、糖類、酵母エキス、ねぎ、植物油脂、発酵調味料、チャーシューペースト、醸造酢、香味調味料)、ふりかけ(チーズ、クリーミングパウダー、ローストガーリック、乳等を主要原料とする食品)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、炭酸カルシウム、増粘多糖類、かんすい、炭酸マグネシウム、香料、乳化剤、酒精、酸化防止剤(ビタミンE)、カロチノイド色素、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)※本品製造設備では、そばを含む製品を生産しています。

実食開始

麺は油で揚げたフライ麺を採用

麺は熱湯5分の太麺で、にんにくを練り込んでいるのがポイント。なんですけど‥‥勝手なイメージでニラやフライドガーリック、ダイスミンチなどが最初から容器の中に入っているのかと思いきや、具材らしい具材は見当たりません。というわけで、念のため原材料名を確認したところ、そもそも “かやく” の項目がありませんでした。

チーズよりも豚臭いニオイが強烈w

これまで「ぶぶか」のカップラーメンではレギュラー扱いされていた、大きめのフライドガーリックや風味の強いニラは入っていないため、そこが寂しいところではあるものの、ふりかけが大量に入っているのは頼もしく、なんといっても液体スープが臭いw いや、真面目に。それこそ流行りの二郎インスパイア系にありがちな、いい意味で豚臭い香りが漂います。

ちなみに筆者はスーパーで購入したのですが、コンビニでの取り扱いは “セブンイレブン” が意欲的だったので、販売店の参考になさってください。それでは、ふりかけ投入前のスープにも注目しつつ「めん」「スープ」「ふりかけ」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(116g)あたり
カロリー:492kcal
たん白質:10.6g
脂  質:16.4g
炭水化物:75.5g
食塩相当量:6.1g
(めん・かやく:1.7g)
   (スープ:4.4g)
ビタミンB1:0.27mg
ビタミンB2:0.34mg
カルシウム:200mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:492kcal(めん・かやく:394kcal)(スープ:98kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

改良の余地あり

2.5

明星食品の公式ウェブサイト内にあるニュースリリースには “もっちりとした食感にこだわった極太麺” と記載されており、ある程度の粘り気も備えているのですが、もちもちというよりも “ふかふか” とした弾力で、後半は歯切れの良さが目立ちます。

ちょっとイメージと違う

また丸刃でカットされているため口当たりがよく、表面は摩擦抵抗を感じない、とても滑らかな質感なので、かなり喉越しのいい麺に仕上がっているのですが、スープのノリがイマイチなのが玉に瑕。にんにくを練り込むことでスープとの一体感を高めようとした姿勢は伝わってきますけど、タイプとしてはスープを弾く仕上がりだったので、残念ながら今回のスープに対して好相性とはいえません。

麺の量は90gだったので、大盛り仕様なのは嬉しかった反面、とにもかくにもスープを弾いてしまう質感が気になりました。たとえば通年商品の「明星 ぶぶか 油そば」に使われている “にんにく練り込み極太麺” のような粘りのある弾力を期待していた場合、それとは別物だったので、もうすこし相性のいい麺があったように思います。

スープ

しっかりジャンクでインパクト大

5.0

後入れの粉末スープには、乳化感の強い豚・鶏エキスをはじめ、人工的な旨み成分とガーリックパウダーのキレを効かせている、これぞカップラーメンの粉末スープど真ん中のテイスト。お店で食べるようなラーメンとは真逆といっても過言ではなく、しかしながら今回のテーマは “カップめんオリジナルメニュー” であり、なおかつ粉末スープだけの状態でも強烈なガーリック感が好印象。

でもって液体スープが曲者

さらに液体スープを加えると、濃厚な焼豚だれを彷彿とさせる濃口醤油ベースのタレに、前述の豚臭いオイルが重なって、粉末スープだけでは打ち出せない臨場感を実現。最後までニンニクの指標はガーリックパウダーがメインだったので、生おろしニンニク特有の攻撃性は感じられないのですが、豚臭いオイルとガーリックパウダーの主張により、インパクトの強さは申し分ありませんでした。

ふりかけ

鬼マシの文字は伊達じゃない

5.0

青ネギが粉末スープの中に入っていましたが、意識しても存在感は弱かったので、ほとんど飾りみたいなもの。しかし、ふりかけの量は寿がきや食品の「辛辛魚らーめん」よろしく中央に山ができるほど多く、原材料にはクリーミングパウダーや乳等を主要原料とする食品も使っているのですが、たっぷりの粉チーズを主体にしているのが嬉しいポイント。

しっかり粉チーズ

チーズの香りは豚臭いニオイを特徴とする液体スープを差し引いても弱かったので、量に感けた虚仮威し(こけおどし)かと思いきや、なんのなんの。しっかり粉チーズの風味は強く、鬼マシのコンセプトを体現。

ふりかけをスープ全体に溶かした場合、味の濃度も大幅に跳ね上がるのですが、しょっぱくて食べられない‥‥みたいなことにならないのも利点。むしろチーズのコクでマイルドに、それでいて小さなフライドガーリックのキレで攻撃性が鳴りを潜めることもなく、スープに負けないインパクトを放っていました。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)

ガーリック感の強いジャンクな粉末スープに、豚臭いオイルを特徴とする液体スープを重ね、さらに大量の粉チーズでインパクトを強めている、その方向性は面白かった反面、ちょっとイマイチだったのが油揚げ麺の仕上がり。もうちょっと一体感の高い麺を使ってほしかった‥‥という思いがあったので、星の数を一つ差し引いています。

しかし、ジャンクで濃いめのスープと粉チーズのインパクトは凄まじく、それについては印象に残りました。ふりかけの粉チーズがダマになりやすかったので、とりあえず粉末スープと液体スープのインパクトを楽しんだあと、ふりかけを満遍なく広げて溶かし、スープの一部として楽しむのがベストかもしれません(author・taka :a)

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