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【高コスパ】BIGだぜ!一平ちゃんの「黒マー油豚骨ラーメン」が期待を裏切らない名作だった

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明星食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年8月26日(月)新発売、明星食品のカップ麺「明星 BIGだぜ!一平ちゃん 黒マー油豚骨ラーメン」(236円+税)の実食レビューです。

コスパ◎ 食べ応え◎ ビッグサイズなのにレギュラープライスで高コスパ「一平ちゃん」の縦型BIGシリーズに “黒マー油とんこつ„ 初登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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BIGだぜ!一平ちゃん 黒マー油豚骨ラーメン

BIGだぜ!一平ちゃん(びっぐだぜ! いっぺいちゃん)とは、1993年(平成5年)1月18日の発売以来、明星食品が力を入れている「一平ちゃん」から派生した、縦型ビッグの即席カップめんブランドで、2022年(令和4年)2月7日発売の「濃いぜ!一平ちゃんBIG」を皮切りに発足。縦型ビッグはCVS向けの商品が多い中、スーパーやドラッグストア向けのプライスを実現し、その可能性を大きく広げました。

「BIGだぜ!」は「濃いぜ!」の後身

それから1年半後、明星食品は新たな消費構造に対応すべく、5つのライン(高級品志向=Premiumライン、レギュラー品志向=Standardライン、格安プレミアム志向=Standard Valueライン、低価格品志向=Valueライン、超低価格品志向=Super Valueライン)を提案。2023年(令和5年)9月4日から “Standard Valueライン„ の「BIGだぜ!一平ちゃん」を立ち上げ、現在に至ります。

このページでレビューする「明星 BIGだぜ!一平ちゃん 黒マー油豚骨ラーメン」は、濃いぜ!時代から数えても初となる、黒マー油(焦がしニンニク油)のアクセントを効かせた豚骨ラーメンで、ブランドのイメージに合う “がっつり系のメニュー„ を選択とのこと。

「マー油豚骨ラーメン」初参加

昨今の即席カップめん業界において、がっつり系=二郎インスパイア系のイメージが強く、ぶっちゃけ黒マー油豚骨に “がっつり系のメニュー„ の印象はなかったんですけど、冷静に考えたらニンニクですもんね。ちなみに昨年9月4日発売の「肉汁うどん」と「ラー油そば」について、まだ明星食品の公式ウェブサイトに製品情報は残っているのですが、ブランドサイトからは削除済み。

一方で既存の「背脂醤油ラーメン」と「旨辛味噌ラーメン」は、新作「黒マー油豚骨ラーメン」のリリースと同時にリニューアルしているため、おそらく「肉汁うどん」と「ラー油そば」は在庫限り。もしかしたら数ヶ月後、新作として復活する可能性もありますが、現在のバージョンは店頭から無くなり次第、販売終了かもしれません。

開封

まずは「仕上げだぜ!特製黒マー油」を引っ剥がす

さて、今回のカップ麺に別添されている小袋は、食べる直前に加える「仕上げだぜ!特製黒マー油」のみ。中身は‥‥マー油でしょうね、文字通り。また具材は “チャーシューチップ、ごま、きくらげ、ねぎ„ の組み合わせで、見るからに奇抜なアイテムが入っているわけではないけれど、再び触れておきたいのが販売ルートと販売価格。

具材けっこう多かった

2024年8月現在、縦型ビッグに分類されているカップラーメンのメーカー希望小売価格は、明星食品を含め271円(税別)と定めている企業が大半。つまり、これが事実上の標準となっているのですが、レギュラープライスを実現している「BIGだぜ!一平ちゃん」は236円(税別)ということで、これは標準サイズのカップラーメンで目安となっている値段。

コンビニだとミニストップで取り扱っているイメージが強いブランド(※筆者調べ)ですが、主な販売ルートはスーパーマーケットやドラッグストア、ディスカウントストアなど、コンビニ以外の店舗がメイン。実売価格は販売店によって変動しますが、ほとんどの場合、他の縦型ビッグ製品と比較して明らかに安いと思います。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 BIGだぜ!一平ちゃん 黒マー油豚骨ラーメン
販売者:明星食品株式会社
製造所:東日本明星株式会社 神戸工場(兵庫県神戸市東灘区深江浜町34-2)
内容量:93g(めん75g)
商品コード:4902881457828(JAN)
発売日:2024年08月26日(月)
実食日:2024年08月30日(金)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
小売価格:236円(税別)
購入価格:138円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:380ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(仕上げだぜ!特製黒マー油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、ポークエキス、香辛料(ガーリック)、たん白加水分解物)、スープ(ポークエキス、食塩、たん白加水分解物、デキストリン、豚脂、糖類、油脂加工品、しょうゆ、植物油脂、クリーミングパウダー、香辛料(ガーリック、ジンジャー)、香味油、香味調味料)、かやく(チャーシュー、ごま、キクラゲ、ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、炭酸カルシウム、かんすい、カラメル色素、乳化剤、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、カロチノイド色素、甘味料(スクラロース)、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・ごま・大豆・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

これ系のフレーバーでは珍しい太麺を搭載

かねてより明星食品は豚骨系のカップラーメンに強みを持っているメーカーで、スープの作り込みについてはもちろん、バリカタ食感が特徴的な業界最高峰のノンフライ麺も理由の一つに挙げられるのですが、BIGだぜ!一平ちゃんに使われているのは熱湯5分の油揚げ麺。しかし、食べ応えのあるガーリックねり込み麺ということで、コンセプトのガッツリを思うと悪くありません。

これでレギュラープライス‥‥? マジ‥‥?

別添の「仕上げだぜ!特製黒マー油」は後入れなので、それを引っ剥がしてから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で小袋を温めながら待つこと5分。時間になったら「仕上げだぜ!特製黒マー油」を投入し、よく混ぜ合わせたら完成です。特別にマー油の量が多いわけではないけれど、しっかり芳ばしいファーストインプレッション。

ちなみに余談なんですけど、今回の製造所は東日本明星の神戸工場で、ちょっとレア。数年前まで神戸工場は西日本明星でしたが、2021年3月に東日本明星と合併し、神戸工場の関係者曰く “給与ベースが驚くほど上がった„ そうです。余談でしたw それでは、引き続きコスパ的な部分とガッツリに注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(93g)あたり
カロリー:420kcal
たん白質:8.4g
脂  質:17.3g
炭水化物:57.6g
食塩相当量:5.3g
(めん・かやく:2.5g)
   (スープ:2.8g)
ビタミンB1:0.29mg
ビタミンB2:0.34mg
カルシウム:106mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:420kcal(めん・かやく:392kcal)(スープ:28kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

もっちもち!

5.0

高温の揚げ油を通過しているため、風味や食感など、本格さにおいては熱風乾燥のノンフライ麺に劣る部分もありますが、想像していた以上の密度感にビックリ。油揚げ麺ならではの気泡が完全に潰れているわけではないけれど、食べ始めは中心部までギュッと詰まった噛み応えが楽しめて、なおかつ部分的な戻りムラが発生していないところも加点要素。

スープとの相性も悪くない

食べ始めに印象的だった密度感は、時間の経過に合わせて徐々に馴染んでくるけれど、モチモチとした粘り気が並行して増す仕様。とんこつラーメンといえば博多のバリカタ麺だろ! みたいなバイアスが強い場合、そのギャップが気になる方もいらっしゃるかとは思いますが、後述するスープとの相性は悪くありません。

麺に練り込まれたガーリックについては、意識して噛み続けてもハッキリと目立つことはない‥‥というか、スープのガーリックパウダーや「仕上げだぜ!特製黒マー油」のほうがダイレクトなので、あくまでも隠し味のポジションに位置していますけど、かなり麺の存在感が強いのにスープとの一体感も高く、その楔(くさび)としての効果を担っているのだと感じました。

スープ

まさに「一平ちゃん」らしい仕上がり

5.0

まずは「仕上げだぜ!特製黒マー油」を入れる前に味を確認してみたところ、いちばんに人工甘味料(スクラロース)の甘さが気になったのですが、同時に豚骨のミルキーな旨みも主張してくるため、ちょっと過度な演出もブランドのイメージを思うと納得の範囲内。いかにもカップラーメンらしいスナック的なテイストですけど、豚骨にリスペクトを感じない味ではありません。

少量でも効果覿面

これはこれと割り切れば、ぶっちゃけ粉末スープだけの状態でも最後まで楽しめそうなくらい、よくできたジャンクさだなと思いつつ、別添の「仕上げだぜ!特製黒マー油」を入れると一変。引き続きジャンクな方向性ではあるけれど、焦がしニンニク油ならではのホロ苦いアクセントが広がって、ワンランク上の味わいと個性を表現。

そんなに量は多くないけれど、ベースがマイルドで乳化感の強い豚骨スープだったので、量のわりに映える映える。最初に感じた人工甘味料の甘さもマシに‥‥いや、むしろマー油のホロ苦さとは逆のアプローチに中毒性を感じたほど。お店の味を目指した系とは違いますが、だからこそカップラーメンならではの魅力を好き勝手に詰め込んでいる、これぞ「一平ちゃん」ですよ。

かやく

値段を思えば上等です

5.0

まず具材で注目したいのが「チャーシュー」で、このブログでは「ハムみたい」などと表現している例のチャーシューチップなのですが、今回において重要なのは “大豆たん白加工品ではない„ ところ。めちゃくちゃジューシーとか、炭火の香りが‥‥とか、そういうアクションは起こしてこないけれど、ちゃんと本物の豚肉を使ってくれているのが好印象。

ネギは熱風乾燥なので、特別なこだわりなどは伝わってきませんが、そんなに量が多くないため適度な主張。キクラゲも埋没しない程度に入り、ちょいちょい口の中に飛び込んでくるため、シャクシャクとした歯触りが食感のアクセントに効果的。またゴマの芳ばしさもスープを盛り上げてくれている、これといって文句の付け所は見当たりませんでした。

総評

5.0

というわけで、そりゃ本格さを重視するなら物申したい部分もありますけど、縦型ビッグのカップラーメンでありながら、圧倒的に相場を下回る販売価格を実現。それでいてオープン価格の商品と比較すると当たり前のように味のレベルが高く、悪い意味での安っぽさは感じない、これぞ高コスパ商品の鑑といっても過言ではありません。

バイアス次第では、もちもち食感の太麺に違和感を覚えるかもしれないけれど、いかにもカップラーメンらしい味が好き、このカテゴリーでしか味わえないジャンクな豚骨が好き、であれば必食。台風10号の影響で入手困難な地域もあるかと思いますが、落ち着いたらエンカウント率も上がるはずなので、気になっている方は引き続きチェックしておいてください。【author・taka :a(大石敬之)】

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