サッポロ一番「東京豚骨拉麺ばんから 背脂豚骨醤油味ラーメン」この甘み、クセになる‥

サンヨー食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年11月19日(月)新発売のカップ麺、サンヨー食品「サッポロ一番 東京豚骨拉麺ばんから 背脂豚骨醤油味ラーメン」の実食レビューです。

ばんから初のカップラーメン! なんと “あの味” を完全再現‥?

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

東京豚骨拉麺「ばんから」初のカップ麺

東京・池袋発「こってり系」の人気ラーメンチェーン、「東京豚骨拉麺ばんから」とコラボレーションした初の大判カップめんがサッポロ一番ことサンヨー食品からリリースされました。まずは監修店、「東京豚骨拉麺ばんから」について少し解説します。

「東京豚骨拉麺ばんから」は、 “お客様に一本気で筋の通った味を食して頂きたい” という想いから “ハイカラ” とは対をなす「蛮カラ」が屋号の由来となっており、「旭川味噌ラーメンばんから」「味噌屋せいべえ」「薬膳もつ鍋ホルモンはなけん / ホルモンはなけん」「ヒレ肉の宝山」などを運営している株式会社花研(はなけん)グループの第1ブランド。

1998年2月に誕生し、ぶれない味・濃厚な味の「豚骨醤油」、クリーミーで臭みのない「とんこつ」の二本柱で、今回のカップ麺は、前者の「豚骨醤油」を再現しているようですね。

国内の直営店が4店舗、フランチャイズ店が24店舗、さらに海外にも7店舗の支店があり(平成30年1月現在の情報)、お店のラーメンは一頭の豚から数kgしか採ることのできない “A脂” と呼ばれる国産豚の背脂をトロトロになるまで別炊きして混ぜ込んだスープが最大の特徴とされています。

出典:HANAKEN 株式会社花研 公式HP

“元気を食べてもらいたい ──” それが「ばんから」の原点であり、創業以来の精神だそうです。そう語る現「花研」グループ代表取締役・草野直樹氏は、若くして元トラック運転手の父・草野光男氏が創業した「くるまやラーメン」(旧栄商事)の社長を任され、後に倒産。なんと27歳の若さにして50億円の負債を負うことに‥

それから5年間は50億円の負債を抱えたまま過ごしたそうですが、それでも自分にはラーメンしかない、俺はできる、という根拠のない自信を頼りにラーメン作りを再開し、今の「ばんから」を作り上げました。もちろん「くるまやラーメン」の業績も回復させており、更生計画も満了。とんでもない男です。

現在では、 “どん底を経験したからこそ” そのノウハウを生かして失敗しないラーメン店の経営を提案している “ラーメンレンタルシステム” という新しいビジネスモデルを展開し、多方面のメディアからも注目されているようですね。それでは、長くなりましたがカップ麺を開封して中身をチェックしてみましょう。

開封

別添の小袋は、「液体スープ」「調味油」「かやく」の合計3袋構成なんですけど‥

かやくの白い物体が多いw これ、初めて目にする方はビックリされたかもしれませんが、「背脂加工品」ですね。たっぷりの背脂がパッケージのイメージ写真からも見られるように、この背脂加工品×調味油が「ばんから」の個性を打ち出してくれるようです。

麺はノンフライ麺で、最近だとローソン限定品として発売された「サッポロ一番 金色不如帰 濃厚貝だし塩そば」と似ています。サンヨー食品の油揚げ麺は再現カップ麺だと不利に作用することも多いのですが、 “この見た目の” ノンフライ麺の時は比較的に安全なんですよね(笑)

さて、サンヨー食品のホームページには「販売地区 全国」としか記載されていないのですが、 “くっさや~ん” こと代表・草野直樹氏が発信している公式のツイッターアカウントでは全国の「ローソン」と「デイリーヤマザキ」で購入できると呟かれていたので、コンビニ先行商品もしくは限定発売品になるかもしれません。私もローソンで購入したのですが、他のコンビニやスーパーでは見かけませんでした。

製品情報・購入価格

製品名:サッポロ一番 東京豚骨拉麺ばんから 背脂豚骨醤油味ラーメン
販売者:サンヨー食品
製造所:太平食品工業
内容量:121g(めん60g)
発売日:2018年11月19日(月)
JANコード:4901734035879
希望小売価格:240円(税抜)

発売地域:全国(ローソン・デイリーヤマザキ)
購入価格:258円(税込)
取得店舗:コンビニ(ローソン)

麺の種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:430ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(液体スープ・調味油・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、大豆食物繊維、粉末卵)、スープ(豚脂、糖類、ポークエキス、植物油脂、しょうゆ、食塩、発酵調味料、香辛料、酵母エキス、たん白加水分解物)、かやく(背脂加工品、チャーシュー、ねぎ)/ 加工でん粉、酒精、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、乳化剤、かんすい、香辛料抽出物、増粘剤(キサンタン、加工でん粉)、香料、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルギー表示】
小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン

実食開始

ある意味、この時点でインパクトけっこうあるんですけどw お湯を入れる前に開封する小袋は「かやく」のみで、各小袋にも書いてあるように「液体スープ」と「調味油」は食べる直前の “後入れ” です。

熱湯5分なので、待っている間に2つの小袋はフタの上で温めておくのですが、寒い季節に食べると中の動物油脂(豚脂)が軽く凝固していると思います。というわけでカップ麺の調理と並行し、丼などに熱湯を張って小袋を軽く温めてからフタの上に移動させるとスマートです。ただし、お湯が沸き立つ鍋やヤカンに放り込むと小袋の材質が変形する恐れがあるので、がっつりコンロで湯煎するのは避けましょう。

ちょっと予想外のボリュームだったアブラw ノンフライ麺を採用したカップ麺なのにカロリーは500kcal(スープだけで215kcal‥!)で脂質は27.2gという油揚げ麺製品に匹敵するレベル。と、とりあえず液体スープを入れる前に麺を軽くほぐし、それから液体スープ > 調味油の順に投入するのがよいでしょう。なんか、シンプルなのに迫力がスゴい‥w

ちなみに花研グループのニュースリリースでは、「ばんから」最大の特徴とされている「大粒背脂」によって背脂の甘味と醤油のコク豊かな豚骨醤油の味を “完全再現” したとアピールされていたので、かなり楽しみですね。それでは、「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

1食(121g)当たり

カロリー:500kcal
たん白質:8.9g
脂  質:27.2g
炭水化物:55.0g
食塩相当量:5.7g
(めん・かやく:1.4g)
(スープ:4.3g)
ビタミンB1:0.36mg
ビタミンB2:0.60mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:500kcal(めん・かやく:285kcal)(スープ:215kcal)

めん

スープはポークの甘みと醤油のうまみが特徴の豚骨醤油味に、背脂のコクを加えて仕上げました。

(サンヨー食品「製品情報」より引用)

序盤、中盤、終盤それぞれ魅力

サンヨー食品らしくコシの強いノンフライ麺で、小麦の風味も豊か。そしてスープの甘味、小麦の甘味、豚脂の甘味が重なることで、麺を食べている時の印象はファーストインプレッションから最後まで “甘い” でした。でもって後述するスープ表面のオイルが凄まじかったので、ノンフライ麺なのに “こってり” してるw と、いきなりジャンクに攻めてきたのですが、ノンフライ麺だから野蛮ではないです。

もし油揚げ麺だったらジャンクになりすぎて再現カップ麺ならではの本格さに欠けていたと思いますし、コシの強いノンフライ麺だからこそ油膜によってアツアツのスープの中でも食感の持続力は長く、最後まで一定の弾力を失いませんでた。サイズは中太で、ほんの少し平打ち。加水率は表面の滑らかな多加水系のノンフライ麺だったんですけど、適度な縮れによってスープの掴みは悪くありません。(というか必然的にオイル)

食べ始めは少し硬いくらいだったのと、序盤はオイルコーティングがスゴかったので、麺の小麦感が光ります。次第にスープの旨味が馴染んでくる中盤あたりからは一体感が徐々に増してきて、少し残して柔麺になるまで放置してみた終盤の麺も優しいスープとの相性バッチリで意外にオツ。ただ、麺量は60gと多くはなかったのと、かなりスープとの相性がよかったので、もうちょっと食べたかったかなぁ‥

スープ

スープはポークの甘みと醤油のうまみが特徴の豚骨醤油味に、背脂のコクを加えて仕上げました。

(サンヨー食品「製品情報」より引用)

この甘味、クセになる‥

「めん」の項目でも触れましたが、スゴいです‥アブラw 実食中は書斎の暖房を起動していたので、試しに寒〜い廊下(9度)に一瞬だけ持ち運んでみたんですけど、それでも湯気が立ちませんでした。一応、植物油脂も含まれるのですが、含有量は豚脂が多く、体感的にもガッツリ動物油脂のコクがガツン! と攻め込んできます。しかし、その奥にある “甘味” がクセになる‥

かなり濃い色の見た目ですが、こってりオイルが醤油のカドをふんわり包むので、塩気が直接舌に刺さってくるようなタイプではありません。甘味の指標が糖類なのと、一味唐辛子やペッパーなどの香辛料も目立っているわけではないので、実際ちょっと甘すぎるかなぁ‥とも思ったのですが、なんかこう‥じわじわクる。

ベースの豚骨は白湯ではなく清湯で、臭みのない洗練されたタイプなのですが、大量の油脂成分によって動物系の物足りなさは感じません。醤油のエッジも控えめなので、豚骨ベースの豚骨醤油や醤油のエッジに期待しているとギャップを感じるかもしれませんが、優しいスープに暴力的な豚脂の量(でも優しい‥)という組み合わせには大きな個性を感じました。

かやく

具材のチャーシューと背脂加工品のうまみがスープとよく合い、食欲をそそります。ねぎのさわやかな風味がおいしさをいっそう引き立てます。

(サンヨー食品「製品情報」より引用)

背脂加工品の量は過去最大量かもしれない‥

カップ麺での背脂加工品(チャーシューの上にのせてみました)は珍しい素材ではなく、寿がきや食品や東洋水産、明星食品なども “背脂” と名の付く製品では頻繁に採用しているのですが、ここまで主役ど真ん中に起用したのはサンヨー食品×ばんからが初めてかもしれません。正直、チャーシューは105円のカップ麺と遜色ありませんし、ネギも少なくて完全に飾りです。

でも背脂加工品の量は規格外! 麺を食べている時以外は避けることが困難なくらい大量で、もう無条件で口の中に飛び込んでくるのですが、本物の背脂よりも軽く、それでいて背脂を彷彿とさせる柔らかい口当たりと甘味を再現。単体だと少し中途半端さも否めないのですが、ここに大量の動物油脂が加わると話は別‥

途端にリアリティが増し、お店の特徴を遺憾無く打ち出していたので、こだわりを感じることができました。ちょっと具材が寂しいのと、大量の油脂成分を活かさない手はないので、焼き海苔をトッピングしてアレンジするのがオススメです。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(5+)
(標準は★3です)

税込258円という価格的に少し厳しく見ようかと思ったのですが、さすがにエースコックの「EDGE 鬼背脂とんこつ醤油ラーメン」ほどのインパクトではないものの、背脂加工品と調味油のタッグは規格外ですし、こってりなのに優しくてパンチもある、これまでに食べたことのないスタイルでした。

人によってはスープの甘味が気になる、こってりし過ぎ、締まりがない、などの声も上がってきそうなので、もし不安な方は一味唐辛子を用意してください。だいぶイメージ変わると思います。(気持ち「来来亭」っぽくなるかもしれませんがw)あと、焼き海苔は間違いなく合います。

今回のカップ麺、「サッポロ一番 東京豚骨拉麺ばんから 背脂豚骨醤油味ラーメン」は、とにもかくにも背脂のインパクトとマイルドな味わいが記憶に残る一杯で、オイル系・背脂系がダメならオススメできませんが、柔らかくて甘い背脂豚骨醤油味に興味をそそられた方は「ローソン」または「デイリーヤマザキ」でチェックしてみてください。次はレトルト調理品を駆使した「角煮ばんから」とか、カップ麺で再現してもらいたいですね。