どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年9月10日(月)新発売のカップ麺、東洋水産「マルちゃん あつあつ豚汁うどん」の実食レビューです。
和風丼カップ麺シリーズの秋冬限定メニュー!
よく物議を醸す豚汁の「とんじる」「ぶたじる」問題ですが(筆者は兵庫県在住で「とんじる」です)、昨年のPDFではパーマリンク(URL)が “atsuatsutoziruudon” となっていたので、このカップ麺は「とんじるうどん」と読むのが正しいようです。今年は「あつあつ牛すきうどん」が同時発売品としてリリースされていたので、PDFのパーマリンクは “atsuatsu_2hin” となっていました。東洋水産って、けっこうザックリとローマ字打ちなんですよね。と、それはさておき‥
秋・冬になると他社からも発売されるカップ麺の「豚汁うどん」ですが、今年は東洋水産がイチ早く提供。マルちゃんの和風丼カップ麺シリーズより毎年恒例となっている季節の定番品で、今年も「あつあつ牛すきうどん」と一緒にリリースされました。2017年の「あつあつ豚汁うどん」では大盛りサイズの「でか盛り」も発売されていましたが、2018年はレギュラーサイズです。
(2004年10月2日の「東洋水産ニュース(PDFファイル)」より拝借)
初めて発売された日は、なんと2004年にまで遡ります。まずは2004年10月12日より北海道にて先行発売され、同年11月29日より北海道を除く全国で新発売と過去のPDFに書かれていました。その当時に使われていた宣材写真が上記の画像なんですけど、大幅にデザインを変えることなく季節の定番品になっていることから、人気の高さと需要が伝わってきますよね。
しかし、どうも私は相性が悪いのか、どんぶり型の豚汁うどんは評価が伸び悩み、これまでブログの総評では★3しか付けたことがありません(主に味噌の鋭さが原因)。そのタテ型バージョンに当たる「心あったか とん汁うどん」は、 “どんぶり型を手軽なタテ型カップにアレンジ” というコンセプトなんですけれども、過去に★5+の高評価を叩き出しています。
開封
小袋は「液体スープ(後入れ)」と「かやく(先入れ)」の2袋で、刻み揚げは最初から容器の中に入っています。
タテ型の「心あったか とん汁うどん」にはフリーズドライブロックの具材が採用されていたのですが、どんぶり型では普通のパックですね。
原材料名・アレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、植物性たん白、乾燥酵母、卵白)、添付調味料(みそ、ポークエキス、しょうゆ、豚脂、植物油、野菜エキス、砂糖、食塩、香辛料、魚介エキス、酵母エキス、香味油脂、たん白加水分解物、発酵調味料)、かやく(味付豚肉、味付油揚げ、ポテト、にんじん、ねぎ、ごぼう)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、リン酸塩(Na)、炭酸カルシウム、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE)、レシチン、増粘多糖類、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) |
【アレルギー表示】 小麦・卵・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン |
実食開始
1食(109g)当たり
カロリー:432kcal |
※参考値(調理直後に分別して分析) エネルギー:432kcal(めん・かやく:343kcal)(スープ:89kcal) |
豚肉の旨みに生姜を利かせ、コクのある味噌で仕上げた豚汁うどん。ごぼう・じゃがいも・味付豚肉等6種類の具材入り。
(東洋水産「商品情報」より引用)
めん
コシと弾力のある、なめらかな太めのうどん。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
製品説明や原材料も同時発売品の「あつあつ牛すきうどん」と同じなので、つまりは「赤いきつねうどん」からの流用と思われます。毎度お馴染み過ぎて質感などの特徴については、これといって書くことが‥なんですけど、同じ希望小売価格でも「あつあつ牛すきうどん」は66g、「あつあつ豚汁うどん」は70gとなっていました(ちなみに「赤いきつねうどん」の麺は74g)。
これは「日清のどん兵衛」にも言えることですが、スープ(つゆ)や使用する具材に合わせて麺の量を増減し、開発コストを調節しているのでしょう。実食の前に冒頭で2004年のPDFを持ち出しましたが、そこには “お馴染み「つよゴシ麺」” と書かれていました。その当時はブログ開設前だったので、「つよゴシ麺」という表現には馴染みがなかったんですけど、エースコックの「カドメン」くらい強そうな名前ですよね。
気持ち普段よりもコシを強く感じたのですが、室温が下がっていたので、その関係かもしれません。室温が5〜10度ほど前後すると熱湯を注いでから待機中の保温率も変動するので、地味に食感が変わります。つゆの味は濃いめですが、バランスは悪くありませんでした。
つゆ
ポークの旨味をベースに、赤・白の合わせ味噌を加え、生姜を利かせたコクのあるつゆ。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
やや豚脂の厚みが落ちたような気がしないでもありませんが、ポークと野菜の旨味によって豚汁の再現度は高く、毎度お馴染み赤味噌寄りの輪郭がキリッとした力強い和風つゆです。具材(ごぼう)による風味も手伝っていますが、つゆ自体にも根菜の旨味が仕込まれているんですよね。
もし中華麺を合わせるのであれば “スープ” らしい調整が必要になってきますが、うどんなら違和感なくジャストフィット。今年も個人的には赤味噌のカドが気になってしまったのですが、あらためて向き合ってみると、もはや完成形にあるような、よくできた和風つゆだと思いました。
ちょっとだけ一味唐辛子が入ってるんですけど、豚汁には嬉しいアクセントですよね。しかしながら言うほど目立っていなかったので、豚汁に一味唐辛子が必須な方は自前の一味を準備しておきましょう。
かやく
味付豚肉、きざみ揚げ、じゃがいも、にんじん、ねぎ、ささがきごぼう。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
こだわりは人それぞれですが、私にとって豚汁には豚肉、ごぼう、里芋が必須の具材なんです。なぜにプテイトウw(※ネイティブに発音してください)
いや、これも地域や家庭による差ですかね。そういえば知人宅はジャガイモだったので、その昔 “豚汁には里芋” の歴史を植え付けた記憶があります。カップ麺では今年も “6種の具材入り” とアピールされていましたが、ネギはサイズ的に具材としてカウントするのは強引かもしれません。ただ、けっこう歯触りに存在感があったので、よしとしましょう。
東洋水産の皮付きポテトは全メーカーの中でも最強のポテト具材だと思っているのですが、それとは異なる白い真四角のポテトはホクホクというよりも少しシャリッとしているんですよね。主役の味付豚肉は小さいのが2欠片だけだったので、ちょっと寂しかったです。人参は黒い豚カレーうどんと同じく、食感は控えめでクタクタでした。
反面、ごぼうと味付油揚げは好印象。油揚げは「赤いきつねうどん」の揚げを刻んだ感じなので、ふっくらジューシーさでは「日清のどん兵衛」に劣りますが、噛んだ時にジュワッと滲み出る味は油揚げならではの満足感。けっして大量とは言えないものの、ごぼうは大きめにカットされていて、繊維質のある歯触りが嬉しいポイントに。また、豚汁に必須とも言える根菜の旨味を出すことにも寄与しており、このカップ麺になくてはならない存在だと思います。
総評
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
(標準は★3です)
やはり今年も味噌の鋭さが気になってしまったのですが、豚汁の再現度は高く、なんだったら白ご飯と合わせて豚汁セットいけそうな感じだったので、今年は評価を改めることにしました。
でもってレビューし終わってから気が付いたんですけど、これ2017年発売品(レギュラーサイズ)と中身ほとんど一緒みたいです。私が最後に「あつあつ豚汁うどん」のレギュラーサイズを食べたのは2016年になるのですが、ところどころ表記の違いが見られるものの、栄養成分表や原材料名は2017年発売品と変わっていませんでした。(※2016年発売品からは原材料が変わっています)
というわけで、昨年の豚汁うどんが好みだった方は、今年も安心して召し上がってください。
簡単ちょい足しアレンジから少し手の込んだレシピなど、「あつあつ豚汁うどん」を捻って記事にしてみました。まだ試していませんが、納豆汁が好きな方は納豆ちょい足しもアリかと思います。
同時発売品、「マルちゃん あつあつ牛すきうどん」もレビューしています。今回の豚汁うどんと同じく中身は2017年発売品と大差なかったのですが、こちらも少しアレンジに挑戦しました。お時間よろしければ、ご覧いただけますと幸いです。
製品名:マルちゃん あつあつ豚汁うどん 製造者:東洋水産 内容量:109g(めん70g) 発売日:2018年9月10日(月) JANコード:4901990529167 希望小売価格:180円(税抜) 発売地域:全国(CVS / 量販店 / 一般小売店 他) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:プラ(PS) 必要湯量:350ml 調理時間:熱湯5分 小袋構成:2袋(液体スープ / かやく) |
お客様相談室:0120-181-874
寒い日には良いやねぇ。。。(((uдu*)ゥンゥン
あと、いっその事、ローマ字読みの方が解かり易いとか思ったり。(^^ゞ