どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年9月10日(月)新発売のカップ麺、東洋水産「マルちゃん あつあつ牛すきうどん」の実食レビューです。
秋冬おなじみの味わいが今年も登場!
「マルちゃん あつあつ牛すきうどん」は、東洋水産の「赤いきつねうどん」や「緑のたぬき天そば」でおなじみ “和風丼カップ麺シリーズ” の新フレーバーとして2016年11月7日に登場し、2017年9月18日にも秋冬期間限定品として発売されていたので、通算3度目のリリースになります。
2017年発売品では、つゆの甘味がアップし、より「すき焼き」ならではの味わいに変更されていたのですが、結論から言うと今回の新商品‥実はほぼ2017年発売品と中身は同じです。
食塩相当量の数値が0.1gだけ上がり、原材料名の「小麦粉」横に「(国内製造)」の表記をプラス。あとは「醤油」が「しょうゆ」になっていたり、食品と添加物を分ける箇所にあった読点「、」が「 / 」に変わっていたりと最近の原材料名に合わせた表記の変更は見られるのですが、内容量・原材料名・食塩相当量の数値を除く栄養成分表示も同じでした。
食塩相当量の数値だけ微妙に違うのは、おそらくナトリウム表記の廃止による再計測かなにかでしょう。(ちなみに参考値として書かれている調理直後に分別した値の「めん・かやく」が0.1g増えています)
というわけで、そのままレビューするのでは面白くありません。初版の2016年発売品を振り返り、 “つゆたま” というアレンジにも挑戦することにしました。まずは普段通り、「めん」「つゆ」「かやく」の項目に分けて解説して、それから “つゆたま” を紹介します。
開封
小袋は「かやく(先入れ)」と「液体スープ(後入れ)」の2袋で、味付油揚げのみ最初から入っています。
メーカー希望小売価格は税別180円で、購入価格はイオンで127円でした。
原材料名・アレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、植物性たん白、乾燥酵母、卵白)、添付調味料(砂糖、しょうゆ、ラード、食塩、香味油脂、こんぶエキス、ポークエキス、たん白加水分解物、酵母エキス)、かやく(味付牛肉、味付油揚げ、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、カラメル色素、リン酸塩(Na)、炭酸カルシウム、レシチン、酸化防止剤(ビタミンE)、増粘多糖類、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・牛肉・大豆・豚肉・ゼラチンを含む) |
【アレルギー表示】 小麦・卵・牛肉・大豆・豚肉・ゼラチン |
実食開始
1食(102g)当たり
カロリー:402kcal |
※参考値(調理直後に分別して分析) エネルギー:402kcal(めん・かやく:336kcal)(スープ:66kcal) |
めん
コシと弾力のある、なめらかな太めのうどん。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
おそらく「赤いきつねうどん」と同じ熱湯5分の油揚げ麺だと思うので、毎度お馴染みすぎて書くことがないんですけどw 今回の味が濃い甘辛つゆを相手にした場合、やや麺が押され気味です。
それも一興といえば一興なのですが、「どん兵衛」クラスの存在感でないと少し頼りない気がします。とは言え一貫して守り続けてきた和風丼カップ麺シリーズの伝統的な油揚げ麺ですから、ヘタに改良しないでほしい‥という思いもあるのですけどね。
しかし、後述する「つゆたま」的には悪くない頼りなさかもしれません。
つゆ
すき焼きをイメージさせる甘辛いつゆに、ポークの旨味を加え、濃厚に仕上げました。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
なぜテーマは「牛すき」なのにラードとポークエキスなんだと疑問に思ったりもするのですが、コストの問題なのかもしれませんね。やはりラードではなくヘット(牛脂)を使用してほしかったところではあるものの、とりあえず “濃厚感のある甘辛つゆ” はバッチリです。まぁ甘濃いw
人工甘味料の野暮ったい甘味ではないことが救いですが、かなり砂糖の甘さは強め。すき焼きの割り下をトレースしたような味わいで、具材の味付牛肉から多少なりとも牛肉の風味を感じますが、つゆからは牛肉の旨味や牛脂の風味、白菜、椎茸、長ネギなどの複合的な要素は感じられないため、すき焼きの途中や〆のうどんというよりも、単純に割り下止まりの印象です。
私taka :aは醤油+味醂系の甘濃い和風つゆが大好きなので、今回のようなテイストはストライクゾーンど真ん中なんですけれども、やはりテーマとしてはラードではなく牛脂を浮かべるなどして「牛すき」感を強めてほしいですね。たぶん、それだけで印象かなり違うと思います。5個くらいは欲しいかなぁ‥
かやく
味付牛肉、ねぎ、きざみ揚げ。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
日清食品の「大豆ビーフ」によって本物の牛肉具材に巡り会える機会が減ってきたのと、そもそも牛肉を題材にした変わり種のカップ麺が少ないので、このように本物の牛肉に出会えると少し嬉しいですね。
以前、日清食品の牛肉(「日清のどん兵衛 肉うどん」)は風味が気になると書いたことがあるのですが、東洋水産の牛肉は少しクセが控えめで食べやすかったです。でもって味付けの方向性は甘辛つゆと同じく甘辛なので、スープとのマッチングはバッチリでした。量は少ないけどw
大きめにカットされていたネギも好印象で、味付油揚げも甘辛つゆを吸い込んでジューシーだったんですけど、3個‥いや、たぶん個体差で変動すると思います。
総評
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
(標準は★3です)
うどんは定番の伝統的な油揚げ麺、具材に本物の牛肉も嬉しいポイントで、つゆも割り下を彷彿とさせる方向性からテーマの「牛すき」が体現できていないわけではないのですが、つゆ単体だと割り下止まり。
そこに強く影響を及ぼすほど具材の牛肉も多くなかったので、ラードではなく牛脂を使うなどの工夫が必要だと感じました。
けっして美味しくないわけではありませんし、牛肉+割り下でイメージとのギャップは激しくないとは思うのですが、牛脂を入れたら大化けすると思うので、ぜひ来年は採用を検討していただきたいです。
つゆたま
「つゆたま」とは、2016年に東洋水産の新提案としてパッケージでも訴求されていたアレンジ方法で、別の容器に溶きたまごを作り、出来上がったつゆを加えたものが「つゆたま」です。
すき焼きの時に牛肉などの具材を生卵に潜らせる感覚で、そこに麺や具材を付けながら食べる‥だけw なんですけど、これが侮れません。つゆ濃い味なので、そのまま食べると喉が乾くようなテイストなんですけど、甘濃い出汁と生卵の相性は言わずもがな。
ちょっと頼りない麺は溶きたまごと一体感が高く、やはり溶きたまごのマイルドなコクが加わると一気に “すきやき” 感が増しますね。
▼牛肉も!
温泉たまごが用意できる方は、それを単純にトッピングしても美味しいですよ。生の卵黄を投入するだけでも大きく違うので、食べながら味が濃いなぁ‥と感じたら、お湯ではなく鶏卵で中和することをオススメします。
もし「つゆたま」前提で食べるのであれば、あえて熱湯を少なめに調理するのもアリですね。さらに濃厚な状態で楽しみたい方は、熱湯を少なめに調理したあと、つゆで卵を伸ばさずに、すき焼きの如く麺や具材を生の溶きたまごに潜らせて食べる「つけたま」がオススメ。
実際に「つゆたま」を試してみましたが、つゆとのバランスによっては中途半端さが拭えない嫌いを感じたので、お湯を少なめに作って溶きたまごに潜らせながら「つけたま」、もしくはシンプルに「温泉たまごトッピング」が推奨です。
同時発売品、「マルちゃん あつあつ豚汁うどん」もレビューしました。お時間よろしければ、ご覧いただけますと幸いです。
製品名:マルちゃん あつあつ牛すきうどん 販売者:東洋水産 製造所:東洋水産(株)関西工場 内容量:102g(めん66g) 発売日:2018年9月10日(月) JANコード:4901990337083 希望小売価格:180円(税抜) 発売地域:全国(CVS / 量販店 / 一般小売店 他) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:プラ(PS) 必要湯量:350ml 調理時間:熱湯5分 小袋構成:2袋(液体スープ / かやく) |
お客様相談室:0120-181-874
温玉トッピング!v( ̄Д ̄)v イエイ
温玉トッピング!( ̄ー ̄)bグッ!
割り下ってことは牛すきというよりは牛鍋って感じなんかな♪
あ〜〜〜!この「つゆたま」のビジュアルは暴力的〜〜〜!!私、すき焼きは〆で食べるうどんがすき焼き本身よりも好きやねん・・・これは絶対にやりたい!!最初っからつゆたまで食べたいっ!!お湯少なめでつくるんやね((φ(・д・。)ホォホォ やります絶対!!