どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年8月27日(月)新発売のカップ麺、日清食品「日清 THE NOODLE TOKYO AFURI 柚子塩らーめん mini」の実食レビューです。
これまで「AFURI(阿夫利)」の「柚子塩らーめん」は何度か発売されているのですが、今回は「AFURI」監修初の「ミニ」カップ麺がリリースされました。
シリーズ “初” のミニサイズ
「日清 THE NOODLE」は、独自の洗練された世界観を持つラーメン店が監修した再現カップ麺をテーマとしており、トレンドに敏感な20代〜30代の若い世代を中心に支持されているシリーズなのですが、男性だけでなく女性からも人気を集めています。その記念すべきシリーズ第1弾として発売されたのが、「AFURI」監修の「限定鶏塩らーめん」でした。
監修店の「AFURI」は、神奈川県丹沢山系の東端に位置する大山・通称「阿夫利(あふり)山」に由来しており、阿夫利山の麓から湧き出る天然水でスープを仕込んでいることから名付けられたそうです。
創業は2003年、今では東京を中心に多数の店舗を構え、海外にも支店があり、正統派の “淡麗系らーめん” は海外のラーメンマニアからも高い評価を得ているそうです。まるでカフェのような雰囲気から日本では特に若い世代の方々や女性からの絶大な人気を誇っている「AFURI」ですが、その代表・中村比呂人(ひろと)氏が監修したカップ麺で、これまでに同シリーズで再現されたラーメンは全部で6品ありました。
・2016/03/28 – 柚子塩らーめん
・2017/01/30 – 柚子辣湯麺
・2017/06/12 – 柚子塩らーめん(2回目)
・2018/03/19 – 柚子塩らーめん(3回目)
・2018/06/18 – 柚子辣湯麺(2回目)
今までは基本的に「AFURI」>「別の店」>「AFURI」>「別の店」と、交互にローテーションが組まれていたのですが、2017年3月13日に発売された「日清 THE NOODLE TOKYO むぎとオリーブ 特製鶏SOBA」以降、「日清 THE NOODLE」シリーズの新作は「柚子塩らーめん(2回目)」から「AFURI」監修の再現カップ麺が続いています。
フタの上には、「柚子辣湯麺」から採用された “全粒粉入り麺” と3回目の「柚子塩らーめん」から採用されている “炙りチャーシュー” の記載がありますね。
「柚子塩らーめん」にいたっては今回で通算4度目のリリースになるのですが、内容量35g(めん30g)の超ミニサイズは初めてです。これは「AFURI」に限らずシリーズ全体としても初の試みになるのですが、実は密かに需要が高い “少しだけ食べたい” というニーズに応えるべく開発されました。では、どのくらい小さいのか定番の「カップヌードル」と並べて比較してみましょう。
「カップヌードル」と大きさを比べてみた
※「カップヌードル ビッグ」ではありません
普通にスーパーでも販売されているレギュラーサイズの「カップヌードル」で、メーカーの希望小売価格は税別180円、内容量は77g(めん65g)です。ちなみに「ビッグ」と比較すると‥
こうですね。
メーカーの希望小売価格は税別205円で、内容量は100g(めん85g)です。ついでに‥
カップヌードル最大めん重量を誇る「カップヌードル キング」と比較すると、こんな感じ。大きすぎて基準が伝わりにくいですねw メーカーの希望小売価格は230円で、内容量は120g(105g)です。 あまりの大きさに「キング」の実物と対峙して戸惑われた方も少なくないと思いますが、麺の量だけでいえば「日清焼そばU.F.O.(めん100g)」と大差ありません。
繰り返しますが、今回の「日清 THE NOODLE TOKYO AFURI 柚子塩らーめん mini」の内容量は35g(めん30g)なので、普通の「カップヌードル」と比較して半分くらいの量です。
開封
おぉー!かなり麺が細いし炙りチャーシューも小さく見えるぞ! と、上記の写真では他の記事に掲載している通常サイズのカップ麺と比較しても違いが分かりにくいので、再び「カップヌードル」パイセン(レギュラーサイズ)に手伝っていただきましょう。
※レギュラーサイズのカップヌードルです
(エビでけぇ‥)
ちょっと遠近法が発動しちゃってますが、あらためて比較してみると炙りチャーシュー(コロチャー)の大きさは同じでした(もひとつ大きいのは「謎肉」です)。これまでにも何度か採用されている炙りチャーシューですが、カップヌードルのコロチャーを炙った肉具材です。
「黄金香油」などの別添はなく、フタを開けたら熱湯を注ぐだけの簡単調理。お湯の目安量は170mlで、かなり細い麺ですが、熱湯3分となっています。メーカーの希望小売価格は税別118円、販売地域や販路は問わず(然全チャネル販売)、私の取得価格はミニストップで税込128円でした。
タテ型ビッグの「柚子塩らーめん」は製造が終了しているため、リアルタイムで食べ比べはできませんが、旧ブログに残している2018年3月19日発売品の記事と比較しながらレビューします。
製品情報
名称:即席カップめん
製品名:日清 THE NOODLE TOKYO AFURI 柚子塩らーめん mini 発売地域:全国(全チャネル販売) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:紙 必要湯量:170ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:- |
原材料名・アレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、小麦全粒粉、食塩、香辛料、大豆食物繊維)、スープ(魚粉、香味調味料、チキン調味料、魚介調味料、食塩、豚脂、糖類、ゆず皮、昆布調味料、香辛料、椎茸調味料)、かやく(味付豚肉、ねぎ、ゆず皮)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、炭酸Ca、かんすい、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、カロチノイド色素、カラメル色素、酸味料、乳化剤、ビタミンB2、ビタミンB1、くん液、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) |
【アレルギー表示】 小麦・卵・乳成分・鶏肉・豚肉・さば・大豆・ごま・ゼラチン |
実食開始
1食(35g)当たり
カロリー:157kcal |
※参考値(調理直後に分別した値) エネルギー:157kcal(めん・かやく:145kcal)(スープ:12kcal) |
めん
のどごしの良い極細ウェーブ麺。全粒粉入りで、ほのかに小麦が香ります。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
タテ型ビッグの「柚子塩らーめん」の原材料と比較してみると、新たに大豆食物繊維が練りこまれています。小刻みに縮れの施された極細の油揚げ麺ですが、いわゆる縮れ麺ほど縮れているわけではありません。
率直に言うと食べ応えは得られず、適度な硬さに加えてスパッとした歯切れのよさが特徴となっているタテ型ビッグの麺とは違う柔らかい食感ですが、それだけにスープとの一体感は高く、油揚げ麺特有の風味は控えめです。
スープが淡麗系なことと油揚げ麺臭が控えめなので、じっくり噛むと小麦全粒粉の芳ばしさと少し粒感が得られました。男性なら2口、椀子そば感覚でいくと場合によっては1口でも食べられるような量ですが、小腹が空いてスープだと頼りないけど “ちょっとだけ何か食べたい” 気分の時、おにぎりやサンドイッチの横に “もう一品ほしい” 時には嬉しい量ですよね。
通常の小麦粉は「表皮」と「胚芽」を取り除いた「胚乳」のみ使用しますが、全粒粉は文字通り表皮や胚芽を取り除かずに丸ごと粉にしているので、見た目も白ではなく茶褐色です。お米で例えると “精米” が「小麦粉」、 “玄米” が「全粒粉」。独特の粒感が残る歯触りが特徴となっており、実際のラーメン店でも全粒粉を練りこんだ麺を提供している店は珍しくなくなってきました。
「柚子塩らーめん」(2018年3月19日発売品) 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、小麦全粒粉、食塩、香辛料) |
「柚子塩らーめん mini」 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、小麦全粒粉、食塩、香辛料、大豆食物繊維) |
スープ
鶏ガラをベースにかつお節や昆布などの和風だしをあわせた、しっかりとしたうまみのある淡麗系スープ。柚子の香りをほんのりときかせて爽やかに仕上げました。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
別添の「黄金香油」が付属していないので、もちろんタテ型ビッグと原材料は異なりますが、熱湯を注いでから3分後、フタを開けた時に漂ってくる湯気の香りは「AFURI」監修カップ麺の「柚子塩らーめん」でした。
鰹が主体の魚粉が強めに効いていて、香味油が含まれない分、タテ型ビッグのスープよりも魚介を強めに感じます。それに小さなミニサイズですが、けっこう味は濃いですね。ミニサイズだからこそなのかもしれませんが、味(濃さ)の充足感も高いです。
「AFURI」といえば柚子の酸味と香りですが、両者ともに明白。昆布と椎茸の下支えによって旨味の相乗効果が図られ、やや人工的なトロミが気になったりもしたんですけど、おかげで麺とスープの一体感は高く、そのトロミは食べ応えにも寄与していました。
「柚子塩らーめん」(2018年3月19日発売品) スープ(チキンエキス、魚粉、香味油、食塩、豚脂、糖類、植物油脂、魚介調味油、香味調味料、ゆず皮、魚介エキス、魚介調味料、昆布調味料、香辛料、椎茸エキス) |
「柚子塩らーめん mini」 スープ(魚粉、香味調味料、チキン調味料、魚介調味料、食塩、豚脂、糖類、ゆず皮、昆布調味料、香辛料、椎茸調味料) |
かやく
炙りコロチャーシュー、ネギ、柚子皮。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
メンマはカットされていますが、炙りコロチャーシューは多めに入っています。レギュラーサイズの「カップヌードル」と比較してコロチャーのサイズは大差ありませんでしたが、タテ型ビッグの「柚子塩らーめん」に入っていた炙りチャーシューと比較すると小さく感じますね。しかし、表面を炙るだけでコロチャーのクオリティは飛躍的にアップします。
炙りの芳ばしさが顕著に目立っているわけではありませんが、表面を炙ることによって肉質が変わり、熱湯で戻しても表面は少し硬めで噛むとジューシーな質感が得られるので、普通のコロチャーとは受ける印象が大幅に異なるんですよね。
おそらくネギは共通で、ちょっと大きめにカットされています。そして柚子皮は炙りコロチャーと同等の存在感を誇っており、スープにも具材とは別に柚子皮が仕込んであるのですが、具材の柚子皮も多めに入っていて、全体の柚子感を飛躍的にブーストしていました。
「柚子塩らーめん」(2018年3月19日発売品) かやく(味付豚肉、味付メンマ、ねぎ、ゆず皮) |
「柚子塩らーめん mini」 かやく(味付豚肉、ねぎ、ゆず皮) |
総評
★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)
どうしても各項目、タテ型ビッグ製品に劣る部分は否めませんでしたが、メーカーの希望小売価格は税別118円ですし、「少しだけ食べたい」「食事にもう一品加えたい」そんなニーズを考慮すると、その希望に対して的確にアンサーした仕上がりだと思います。
私は小腹を満たしたい時や副菜感覚でカップ麺を食べることはないので、ちょっと評価がズレているかもしれませんが、たとえば普段からサンドイッチ・おにぎり・お弁当のスープ代わりにミニサイズのカップ麺をチョイスされている方やレギュラーサイズ以上のカップ麺は食べられないけどミニなら‥という方は、今回の総評に★ひとつプラスしてください。
あまりミニサイズのカップ麺を食べ慣れていないもので、★の数に迷いが生じているのですが、おそらくミニサイズカップ麺の中ではレベルの高い製品だと思います。これまで「AFURI」のカップ麺は食べてみたかったけどビッグサイズだし‥と、手が出せなかった方はチャンスですよ。
タテ型ビッグ製品と比較して値段に応じたコストカットは否めませんでしたが、ミニサイズのカップ麺に全粒粉入り麺なんて聞いたことがありませんし、炙りコロチャーの特別感や柚子の存在感も明白で、きちんと「AFURI」の意思を継承していた良品でした。
最近、みんなのコメントがどこで見られるのか、見えていないので
コメント入れるのも入れにくいんだけど~
これは見つけたら買う!
やはりお湯の量が少なくなると
それなりに麺とか具のアジャストが必要になるようですね。
どうしても少ない湯量のため特に麺に影響が出るようです。
出前一丁のお椀バージョンの時も麺が犠牲になっていたのと同じです。
わわわっ♡
AFURIだ(*´▽`*)
miniになって再登場だね~♪
店舗にいって大ファンになったから、miniも買って応援したいな( *´ސު`*)
わたしはレギュラーサイズで、いやBIGで全然いいんだけど・・・w
ミニいいね( *• ̀ω•́ )b グッ 冬はおにぎりだけだと寒くて、暖かいものを食べたいんだけど、普通の大きのカップ麺だと大きいし、これからはメーカーもどんどんミニサイズを作ってほしい・・ミニサイズでレベルの高いものが増えるのは大歓迎(≧∇≦)
柚子の香りがスゴイ…φ(.. )
うむ、買いやな。