どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、2026年3月10日(月)新発売、セブンプレミアムのカップ麺「おくらとめかぶ 鰹と昆布だしのうどん」(158円+税)の実食レビューです。
この品質でこの値段とか正気!? 即席カップめん業界では珍しい “おくらとめかぶ„ を使ったセブンの高コスパ商品ついに復活!
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
おくらとめかぶ 鰹と昆布だしのうどん
最近の売れ筋を例に挙げると「わかめたくさんあさりだし塩ラーメン」を筆頭に、個性的かつハイクオリティ&ロープライスを両立した、他社のPB(プライベートブランド)とは一線を画すフレーバーを積極的に展開しているセブンプレミアム。その中でも異彩を放っているのは、即席カップめん業界でも珍しい「おくら」と「めかぶ」を使用した本商品。

このページでレビューする「おくらとめかぶ 鰹と昆布だしのうどん」は、セブン&アイ系列の中でもコンビニのセブン-イレブン店舗にしか売ってないレギュラーサイズのカップうどんで、共同開発者は東京都渋谷区に本社を構える明星食品。このカップうどん、実は歴史が古いんです。
そのルーツは約9年前、2017年(平成29年)7月24日に発売された明星食品との共同開発商品「おくらとめかぶのねばねばうどん」まで遡り、具材にオクラと和布蕪(めかぶら)を採用した物珍しさはもちろん、カップヌードルの希望小売価格が180円(税別)だった当時、1食あたり128円(税別)の販売価格で売り出すなど、かつてない個性とコストパフォーマンスが光る良品でした。
しかし、初代「おくらとめかぶのねばねばうどん」に搭載されていた麺は、すぐに伸びてしまう経時劣化耐性に乏しいフライうどん。そこが少し残念に思えたのも束の間、2018年(平成30年)7月17日に後継機「おくらたっぷりねばねばうどん」が登場し、フライうどんのクオリティが見違えるほど改善され、このブログでは超高評価に位置する「★6」を叩き出しました。

——以降、見落としがなければ、2019年(令和元年)7月16日に3代目「おくらたっぷり ねばねばうどん」を、2025年(令和7年)5月6日にはノンフライうどんを搭載した新生「おくらとめかぶ 鰹と昆布だしのうどん」を発売しているため、今年の「おくらとめかぶ 鰹と昆布だしのうどん」は “おくらめかぶうどんシリーズ第5弾„ に該当するのですが、2019年〜2025年の間に約6年の空白が生じているところに注目。
すこしセブンプレミアムから脱線しますけど、2022年(令和4年)11月7日に「おだしの和 つるみおうどん トマトとおくら」を発売している明星食品。それは幅広い年代の女性がキラリと輝ける女性活躍推進を目的とし、社名の由来となった「明けの明星(金星)」と「愛と美の女神(アフロディテ)」をプロジェクト名に掲げた「Venusプロジェクト」第1弾として、同社の女性社員が企画したNB(ナショナルブランド)商品でした。
そんな「おだしの和」のために新開発されたのが “従来品にはない塩麹(しおこうじ)を練り込んだノンフライうどん„ で、けっきょく同プロジェクトは第1弾で打ち切りになってしまったけれど、先ほど触れた2025年5月発売の「おくらとめかぶ」に採用されていたノンフライうどんがそれ。つまり、前述の空白期間に「Venusプロジェクト」が立ち上がったからこそ、セブンの傑作が大幅に進化したといっても過言ではありません。

2026年3月発売品の原材料名を確認すると、めんの項目に米麹調味料の表示あり。Venusプロジェクト時代から内容が大きく変わっていなければ、米麹調味料の内訳は “でん粉、米麹加工品、塩麹、食塩„ になります。このブログでは前回発売品をレビューしていないため、リニューアル前との厳密な比較は行いませんが、しっかり掘り下げていきましょう。
開封

今回のカップ麺に小袋は別添されていないため、フタを開けて熱湯を注ぐだけの簡便性に優れたスタイル。記憶が正しければ、このシリーズに小袋が別添されたことは一度もありません。そして、今回の主役と言っても過言ではないのがFD(フリーズドライ)のオクラとメカブ。

カップスープの具材としては比較的に珍しくないオクラですが、即席カップめんカテゴリーではレアなケース。それはメカブも同様で、こいつらを採用しちゃってる時点で個性はバッチリなんですけれども、もうひとつ注目すべきは販売価格の安さ。
たとえば「カップヌードル」のメーカー希望小売価格を引き合いに出すと、2026年3月現在は1食あたり236円(税別)なので、この価格設定がレギュラーサイズにおける事実上の標準。それをセブン-イレブンで購入した場合、税込価格は254.88円になるのですが、おくらとめかぶ最新作の販売価格は1食あたり158円(税込170.64円)と相場を大幅に下回る値段。
値段だけ見るとGMS(イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマート等)向けに開発されたPB商品に劣りますが、コンビニ限定で158円(税込170.64円)はセブンプレミアムの凄みを感じるポイントです。
製品詳細情報・購入価格等
| 製品名:セブンプレミアム おくらとめかぶ 鰹と昆布だしのうどん 販売者:明星食品株式会社 製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360) 内容量:63g(めん53g) 商品コード:4902881483728(JAN) |
| 発売日:2026年3月10日(火) 実食日:2026年3月10日(火) 発売地域:全国 取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン) 小売価格:158円(税別) 購入価格:170円(税込) |
| 麺の種類:ノンフライうどん スタイル:縦型レギュラー 容器材質:紙 湯量目安:280ml 調理時間:熱湯4分 小袋構成:別添なし |
原材料名とアレルギー表示
| 【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、米麹調味料)、スープ(糖類、難消化性デキストリン、食塩、かつおエキス、しょうゆ、昆布エキス、香味調味料、昆布粉末、さばぶし粉末、たん白加水分解物、焼あご粉末、しいたけエキス)、かやく(オクラ、めかぶ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、炭酸塩(Ca、Na、K)、増粘多糖類、ソルビット、乳化剤、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・さば・ゼラチンを含む)※本商品製造工場では、落花生(ピーナッツ)、かにを含む商品を製造しています。 |
実食開始

麺は油で揚げていないノンフライうどんで、カップうどんの基準でみると細めに切り出されていますが、湯戻し時間は4分と標準よりも長めの設定。ノンフライうどんといえば、ニュータッチのヤマダイが10年以上の歳月を費やして実現させた「凄麺(すごめん)」ブランドのうどんが現時点での最強なんですけど、制約が多い縦型カップでノンフライうどんを使えるのは “麺の明星„ らしい強力なステータス。

前述のように小袋は別添されていないため、フタを開けてから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタを閉めて待つこと4分。時間になったらフタを開け、しっかりと混ぜたら出来上がり。かやくは「おくら」と「めかぶ」のみとシンプルですが、この迫力。またカップうどんで定番のネギは入っていないため、それが苦手な方にとっては嬉しいポイントになるでしょう。
というわけで、おくらとめかぶについての個性はもちろん、ノンフライうどんの仕上がりや商品名にも入っている “鰹と昆布だし„ の働き方にも注目しつつ「めん」「つゆ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
| 栄養成分表示:1食(63g)あたり |
| カロリー:222kcal たん白質:5.5g 脂 質:2.7g 炭水化物:46.5g (糖 質:41.4g) (食物繊維:5.1g) 食塩相当量:4.0g (めん・かやく:1.9g) (スープ:2.1g) ビタミンB1:0.20mg ビタミンB2:0.23mg カルシウム:95mg |
| 参考値(調理直後に分別した値) 熱量:222kcal(めん・かやく:203kcal)(スープ:19kcal) |
| ※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん


縦型カップらしからぬ本格さ
数年前のフライうどんと同等‥‥いや、それよりも細めに切り出されているけれど、さすがノンフライめちゃくちゃ繊細。この厚みでも食べ始めはモチモチとした粘りのある弾力が楽しめて、もちろん揚げ油に由来する独特の油脂感や風味も皆無。かなり表面はなめらかな質感ですが、つゆの自然なとろみが功を奏し、うどんが孤立するような嫌いはありません。

そこまで耐久力に特化しているわけではないけれど、むしろ食べ始めより柔らかくなってきた後半のほうがポジティブで、つゆの方向性にしっかりフィット。あとは食べ始めの反発性やコシの加減がすこし中華麺っぽいというか、うどんのそれとはベクトルが異なるように感じたんですけど、それについてはおそらく炭酸塩(Ca、Na、K)の効果。
炭酸塩はいわゆる「かんすい」の原料でもあるので、その影響だと思います。敏感な方は違和感を覚えてしまうかもしれないけれど、もし炭酸塩を使っていなかったら、食べ終わるまで一定の弾力が持続することはなかったかもしれません。ちなみに麺重量は53gとレギュラーサイズの平均値(汁ありの場合は60g)を下回っていますが、最初に混ぜている段階から「53gにしては多くない?」で、実食中も少ないとは感じませんでした。
スープ


うまみの相乗効果をモロで発揮
しょうゆ感よりも出汁(だし)を重視している、その姿勢は数年前から一貫しているのですが、フライうどんからの脱却で数年前よりもクリアなテイストに。また出汁の使い方も素晴らしく、かつおエキス×さばぶし粉末×焼あご粉末のイノシン酸、昆布エキス×昆布粉末のグルタミン酸、さらに椎茸のグアニル酸による “うまみの相乗効果„ をモロで発揮。
かえしをバチバチに効かせた黒いうどんつゆが好みの方には物足りないかもしれないけれど、前述の相乗効果に加えて焼あご粉末の芳ばしさが面白く、しょうゆ感を抑えているからこそ「おくら」と「めかぶ」から滲み出る風味が際立つ設計で、あっさりながらも奥行きがあり、それらを調える塩の効かせ方も絶妙。またとろみの効果でうまみの余韻も長く、縦型カップのつゆとは思えないほどの作り込みでした。
かやく


すばらしい
前述のように「おくら」と「めかぶ」だけの特化型ですが、どちらも乾燥具材とは思えないほど本格的。FDオクラは生のオクラを茹で上げたかのような品質で、風味や食感についてはもちろん、粘りもリアルなそれと遜色なし。もとより海藻は乾燥に強いカテゴリーなので、メカブは当たり前のように自然と戻ってくれますが、ワカメとは異なる滑りと歯触りが圧倒的な個性を表現。

もちろん、どちらも箸で持ち上げるとナチュラルに糸を引いてくれるほど。おかげでつゆのとろみが不自然に映ることはなく、先に触れたノンフライうどんとの一体感を高める効果はもちろん、とろみが食後の満腹感にも寄与。おかげで内容量のわりに食べ応えがあったので、それがコストパフォーマンスの判断においてもポジティブに働いていました。
総評
この業界では珍しい「おくら」と「めかぶ」の個性も然る事乍ら、ノンフライうどんも大きなステータス。さらに、つゆの作り込みにも目を見張るものがある、それぞれが主役級の完成度。しかも販売価格は1食あたり158円(税込170.64円)っていう‥‥なんかもう怖いよ、セブンプレミアム。
念のため前回発売品のデータと比較してみたところ、内容量や栄養成分表示の値も完全に一致したので、仕様調整なしの再販とみて間違いなさそうです。再販を待ち望んでいたファンの皆様はもちろん、今回が初めての方でも「おくら」と「めかぶ」が好きなら絶対に試してほしい一杯。ちなみに現時点では “数量限定„ です。早めに売り切れる可能性が高いので、見かけたら即座に確保してください。【author・taka :a(大石敬之)】


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