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こだわり食感の麺がヤバい。セブンプレミアムの「辛タンメン」が高コスパ!! ただし、もうひとつヤバい部分も‥‥

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セブンプレミアム

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年8月27日(火)セブン-イレブン限定発売、エースコックのカップ麺「セブンプレミアム 辛タンメン」(198円+税)の実食レビューです。

あの多加水真空仕立て麺をプライベートブランドに使用!? こだわり食感の麺と癖になる辛さが特徴的なカップラーメン登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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セブンプレミアム 辛タンメン

セブンプレミアム(SEVEN&i PREMIUM)とは、セブン&アイ・ホールディングスが展開しているPB(プライベートブランド)で、現在を遡ること17年以上、2007年(平成19年)5月23日に発足。お客様の生活を「より豊かに・楽しく・便利に」することを目標に、たった49のアイテム(加工食品32項目、デイリー商品17項目)から、その歴史は始まります。

セブンプレミアムのロゴ

17年前のPB商品といえば、安定して売れているNB(ナショナルブランド)に似せた商品が多く、圧倒的な価格の安さと引き換えに、品質も‥‥みたいな。対してセブンプレミアムは、最優先事項に「おいしさ・安全・安心」を掲げ、コストパフォーマンスの指標を低価格に向けていたPBの常識を覆し、味や内容量に対する妥協も許さず、顧客満足度の大幅な底上げに成功しました。

このページでレビューする「セブンプレミアム 辛タンメン」は、セブン&アイグループのCVS専用、つまりセブン-イレブン店舗限定商品として開発されたカップラーメンで、メーカーは大阪府吹田市に本社を構えるエースコック。無駄を削ぎ落とし過ぎたんじゃないのかってくらいシンプルなタイトルですが、注目したいのは商品名の上。

こだわり食感の麺と癖になる辛さ

後半の「癖になる辛さ」については、よくあるタイプのキャッチフレーズなんですけど、その前に記載されている「こだわり食感の麺」が要点。販売者がサンヨー食品だった場合、あの懐かしき「和ラー」の油揚げ麺が‥‥みたいな展開になりますが、エースコックとの共同開発と知って真っ先に思い浮かんだのが「多加水真空仕立て麺」の存在(※詳しくは後述します)。

そういえば、ラー油と胡椒の辛さが癖になる「セブンプレミアム 春雨ヌードル 辛タンメン味」の製造者もエースコック。もしかするとスープに互換性があるかもしれない‥‥などと商品を探してみたんですけど、私が利用している店舗では取り扱いがなかったので、それについては意識せずにレビューします。

開封

ええ、わかってました。

今回のカップ麺に別添されている小袋は、食べる直前に加える「液体スープ」1パックのみで、最初から容器の中に入っている状態。案の定、絶賛粉まみれになっていたのですが、エースコックですからね。こちとら慣れた手つきで救出ですよ(そして軽いメンタルアタックを喰らうまでがセット)。

キャベツたっぷり

かやくは “キャベツ、ごま、鶏・豚味付肉そぼろ、唐辛子„ の組み合わせで、見るからにキャベツの量が多く、そこそこ肉そぼろも‥‥いや、待てよコイツは危ないカタチ。エースコックのカップラーメンに使われる肉そぼろは、大きく分けて「あたり」と「はずれ」があるんですけど、これは後者の予感。

ちなみにセブン-イレブン店舗での販売価格は、1食あたり198円(税込213.84円)なので、これはPBならではの強み。エースコックのNB商品を例に挙げると、TL(タテロング)に該当するカップラーメンのメーカー希望小売価格は271円(税別)が基本。それをコンビニで購入した場合、税込価格は292.68円が相場なので、セブンプレミアムが圧倒的な安さを実現していることが伝わってきます。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:セブンプレミアム 辛タンメン
製造者:エースコック株式会社
製造所:関西滝野工場(兵庫県加東市河高1816−175)
内容量:109g(めん80g)
商品コード:4901071405120(JAN)
発売日:2024年08月27日(火)
実食日:2024年09月03日(火)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
小売価格:198円(税別)
購入価格:213.84円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:430ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(液体スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、植物性たん白、食塩、たん白加水分解物)、スープ(食塩、たん白加水分解物、チキン調味料、しょうゆ、植物油脂、でん粉、香味油、香辛料、豚脂、チキンエキス、ポーク調味料、チキンパウダー、オニオンパウダー、香味調味料、酵母エキス、全卵粉)、かやく(キャベツ、ごま、鶏・豚味付肉そぼろ、唐辛子)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、酒精、増粘剤(増粘多糖類、加工でん粉)、かんすい、乳化剤、微粒二酸化ケイ素、香料、重曹、カロチノイド色素、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、香辛料抽出物、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

これはキましたよ

カップラーメンに使われる麺は、油で揚げたフライ麺と、熱風で乾燥させたノンフライ麺の2種に大別され、今回の「辛タンメン」は前者。しかもエースコックの場合、この時点で揚げ油に由来する特有のニオイが強めに漂ってくるのですが、ぜんぜんマシ。そして、このビジュアル‥‥間違いなく「多加水真空仕立て麺」ですよ。

別に違ったらどうしようとかビビってねぇし。←

別添の「液体スープ」は後入れなので、それを取り出してから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で小袋を温めながら待つこと5分。時間になったらフタを開け「液体スープ」を投入し、よく混ぜ合わせたら完成です。とろみ成分が粉末スープに仕込んであったので、溶け残りに気を付けながら、ちょっと丁寧に混ぜてください。

さて、なかなかに凶暴な見た目に仕上がりますが、意外と香りは大人しく、湯気を書いだ途端に目が! 毛穴が! みたいな刺激は感じません。とはいえ辛味についても訴求していますから、念のため体感的な辛さレベルにも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(109g)あたり
カロリー:426kcal
たん白質:10.9g
脂  質:14.3g
炭水化物:64.8g
(糖  質:61.9g)
(食物繊維:2.9g)
食塩相当量:8.8g
(めん・かやく:2.8g)
   (スープ:6.0g)
カルシウム:288mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:426kcal(めん・かやく:352kcal)(スープ:74kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

油揚げ麺の中では一二を争う本格さ

6.5

同じくセブンプレミアムの製品を例に挙げると、サンヨー食品(サッポロ一番)が担当していた「わかめたくさんあさりだし塩ラーメン」の油揚げ麺も似た系統に該当するのですが、それどころじゃない密度感を実現している、これはもうエースコックならではの「多加水真空仕立て麺」とみて間違いありません。

ちょっと長めに待ったほうがいいかも

この製法は「渾身の逸品 特製中華そば」に始まり、直近だとfにも使われていましたが、おそらくPBに使用を許されたのは今回が初めて。油で揚げた麺なのに、エースコックといえばの揚げ油に由来するニオイは皆無に等しく、もはやノンフライ麺の領域に片足を突っ込んでいるといっても過言ではない仕上がりに、あらためてレベルの高さを実感。

しかも、縦型ビッグの麺重量といえば、1食あたり70gでも大盛りを標榜して問題ない現状なのに、こちらは1食あたり80gとギチギチに詰めてあるところも好印象。そのため熱湯5分ぴったりで食べ始めた場合、やや部分的な戻りムラが気になったのですが、とにかく耐久力が高いので、熱湯5分+かき混ぜ後に3〜5分ほど休ませる、くらいがベストかもしれません。

スープ

塩ベースの辛タンメンスープ

4.0

念のため「液体スープ」を入れる前に確認してみたところ、いかにもエースコックらしい骨組みというか、うまみ調味料と香味野菜を強めに効かせた塩味のスープで、この時点でもう充分かなと思える塩分濃度に到達。また常に具材のゴマが飛び込んでくる状況から、特別なこだわりこそ伝わってこないけれど、これはこれとして「液体スープ」なしでも最後まで楽しめそうな勢い。

単体だと塩気が‥‥w

とはいえ放置するわけにもいかない「液体スープ」を投入すると、見た目は担担麺よろしく仕上がりますが、芝麻醤(チーマージャン)のコクだったり、花椒(ホワジャオ)の痺れだったり、そういった要素は感じません。また中華鍋で肉や野菜を炒めたような香りなども目立っていなかったのですが、動物系の厚みが増し、中辛〜ふつうに辛口程度の刺激も加わって、なるほどエースコックらしいアプローチ。

ただ、全体の食塩相当量は1食あたり8.8gと凄まじく、縦型カップとは思えない数値を叩き出しており、なおかつスープだけで6.0gというからもう‥‥なかなかにストロングw 炎天下の外回り後とか、部活の後とか、シチュエーションによっては嬉しい塩梅になりそうですけど、そうでなければ熱湯を多めに準備しておいたほうがいいかもしれません(※麺を食べている間にはベストと思える塩梅でした)。

かやく

シンプルだけどキャベツとゴマたっぷり

4.5

歪(いびつ)なカタチの肉そぼろは、このブログで粗悪だのスポンジ野郎だのと酷評している肉具材‥‥っていうか、ほんとに肉なの? これ。などと疑ってしまうくらい食感はスッカスカだし、うまみも希薄なんですけど、たっぷり入っているキャベツはタンメンらしくて好印象。

また回避できないほどゴマが多めに入っているのもポイントで、プチプチとした食感と特有の芳ばしさが前述のスープにベストマッチ。唐辛子は意識的に拾っても辛さは控えめに感じましたが、ときどき風味が楽しめたので、ただの飾りではなかったです。

総評

5.0

ちょっとスープの塩分濃度が高すぎるのでは‥‥と、そこが最後まで引っ掛かったのですが、存在感抜群の麺を食べている間は程よい塩梅。具材もキャベツたっぷり、ゴマたっぷりで満足度が高く、なんといっても “あの「多加水真空仕立て麺」が198円(税込213円)で食べられる„ コストパフォーマンスがエグすぎて、高評価は即決でした。

セブンプレミアムの辛いタンメンといえば、やはり「蒙古タンメン中本」が最強ですけど、それとは味の系統が異なりますし、油揚げ麺のクオリティに関しては今回の「辛タンメン」が圧倒的に勝っているといっても過言ではないので、それを確かめるためだけに食べても損はないですよ。【author・taka :a(大石敬之)】

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