どうも、taka :aです。
本日の一杯は、セブンプレミアムのPBカップ麺、「セブンプレミアム トマトのうま味のチリトマト味ヌードル」の実食レビューです。
税込100円の格安価格! 軒並みコスパの高いセブンプレミアムにもチリトマトヌードルがありました。
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。
セブンプレミアム チリトマト味ヌードル
このカップ麺はコンビニのセブンイレブンでは見たことがないので、もしかするとIYグループ(イトーヨーカドーなどのスーパーマーケット)専売品なのかもしれません。私の行動圏内にはセブンプレミアムの商品を取り扱っているスーパーがないので、オムニ7というネット通販サイトで取り寄せました。
オムニ7で購入すると配送料や支払手数料などが別途必要になるのですが、本体価格は93円(税込価格100円ジャスト)の格安カップラーメン。調べてみると以前からリニューアルを繰り返しながら販売されているようなんですけど、なにしろ見たことがなかったので、私が実際に食べるのは今回が初めてです。
オムニ7に投稿されているクチコミなどをチェックしてみたところ、20件あるレビューの平均が5点満点中4.4点という高評価で、そのうち星5つ11件、★4つ11件、★3つ1件というハイスペック(2019年1月現在)。ほんとにおすすめ! リピート決定! 某メーカーのチリトマトヌードルより好き! という絶賛の声が多いですね。
もちろん中には、イマイチじゃないけどフツーかなぁ‥という物足りなさそうな意見もありました。製造しているのは某メーカーではなくエースコックで、セブン&アイグループとエースコックの共同開発商品であることが容器側面の製品情報欄にも記載されています。
エースコックのチリトマト味といえば「どっさり野菜 チリトマト味ラーメン」とか、比較的に新しいものでいえば「タテ型 EDGE チーズかけすぎチリトマト味ラーメン」(もう1年以上も前の話ですけどw)などが思い浮かんだりしたのですが、そういえばエースコックとしては珍しいフレーバーかもしれません。
いや、そもそもカップヌードル氏の手前かチリトマト味のカップ麺自体が少ないので、ある意味この製品は貴重な対抗馬といえる存在かもしれませんね。それと比較して同じ味、いやいや違う味と感想が分かれていたので(ともに高評価でしたけど)、カップヌードルとの違いも意識しながらレビューします。それでは、開封して中身をチェックしてみましょう。
開封
別添の小袋は付属しておらず、具材はキャベツを筆頭にコーン、味付鶏肉そぼろ、赤ピーマン、インゲンとなっているのですが、開封した瞬間からスパイシーな香りが漂ってきました。しかし、この味付鶏肉そぼろ‥‥ちょっと怪しいですね(苦笑)。
エースコックの肉そぼろには基本的にアタリとハズレの2種類存在しているのですが、ハズレ肉そぼろは食感スカスカ、味付けもイマイチなんです。実際に食べてみないことにはわかりませんが、この歪な形は危険信号w とはいえ税込100円の格安カップ麺なので、麺とスープの出来さえよかったらキャベツのボリュームで気にならないかもしれません。
さて、容器底面下段右端にある製造所固有記号は「K」となっているのですが、これは埼玉県川越市にあるエースコックの自社工場を意味していて‥と、解説しようと思ったら、さすが最近のカップ麺ですね。わざわざ調べなくても容器側面を見ると、ご丁寧に「エースコック株式会社 東京工場」と書いてありました。あれ? 埼玉県‥w
以前は製造所を自分で調べないとわからない、という場合が大半だったんですけど、最近は親切に記載してある製品が多いです。ちなみにエースコックだとローマ字が「W」だったら兵庫県加東市、「T」だったら兵庫県たつの市にある自社工場を意味しています。
製品情報・購入価格
製品名:セブンプレミアム トマトのうま味のチリトマト味ヌードル 販売者:エースコック 製造所:自社工場(埼玉県) 内容量:73g(めん60g) 発売日:- JANコード:4901071269937 本体価格:93円(税抜) 発売地域:セブン&アイグループ限定 |
麺の種類:油揚げ麺 スタイル:縦型レギュラーサイズ 容器材質:紙 湯量目安:310ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:- |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩)、スープ(糖類、香辛料、野菜パウダー、食塩、大豆たん白、ビーフ調味料、ポーク調味料、オニオンエキス、たん白加水分解物、酵母エキス、香味調味料、植物油脂、全卵粉)、かやく(キャベツ、コーン、味付鶏肉そぼろ、赤ピーマン、インゲン)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、増粘多糖類、酸味料、かんすい、カロチノイド色素、甘味料(カンゾウ)、紅麹色素、酸化防止剤(ビタミンE)、微粒二酸化ケイ素、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、カラメル色素、(一部に小麦・卵・乳成分・牛肉・大豆・鶏肉・豚肉を含む) |
【アレルギー表示】卵・乳成分・牛肉・大豆・鶏肉・豚肉 |
実食開始
普段は具材を丁寧に分別して盛り付けるのですが、なんのテクニックも用いずに熱湯を注いでみました。つまり、いたって一般的な調理方法で調理しております。で、フタを開けてから(少しだけフチを拭いてw)ありのままの姿を撮影してみたんですけど、なんかこう‥ピンク色の粉が怪しいw トマト‥‥ではないですよねコレ。紅麹色素かな?
などと思いつつカップ麺、あまり追求してはいけないポイントになるのかもしれませんが、ピンク色の部分だけ箸先に取って舐めてみると、なかなか形容しがたいお味でした。酸っぱくもなければ甘くも辛くもなく、とりあえずトマト味でもなかったです。
で、よくかき混ぜたら完成なんですけど、思いのほか麺の吸水率が高いw 麺がレギュラーサイズのカップ麺にしては太めの平打ち麺だからなのか、2分くらい目を離したらヤバいヤツです。いや、ふつう撮影とかしないので、そこまで気にならないかもしれませんが、のんびり食べてると意外なスピードでスープが減っていくかもしれません。
とろみ成分が粉末スープに仕込まれていたので、とけ残りがないよう念入りに容器の底から混ぜるように意識してください。それでは、実際に食べてみましょう。「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
1食(73g)当たり
カロリー:317kcal |
※参考値(調理直後に分別して分析) エネルギー:317kcal(めん・かやく:278kcal)(スープ:39kcal) |
めん
麺の吸水率が高く、撮影中ちょっと焦ったくらいだったので、あっという間に膨張して頼りない食感になってしまうのでは‥と、危惧していたのですが、なんのなんの。エースコックが得意とする多加水麺の系統にあり、もちもちとした加水率の高い弾力には意外性があって、サイズのわりに食べ応えがありました。
イメージとしては「ヌードル」よりも「ラーメン」という表現が合うような、とはいえ油揚げ麺特有の風味があったりするので、タイプとしてはインスタント感のある油揚げ麺になるのですが、お湯かけ15分くらい経っても麺の弾力が残っている、これは地味にクオリティが高いですよ。
100円前後(それもセール品とかではなく定価が100円前後)のPBカップ麺とかになると、だいたい麺からガクッと頼りなかったりするのですが、セブンプレミアムのチリトマト味ヌードルは麺から「おっ‥!」と思わせてくれました。ちょっとスープに対して麺の主張が強いような気もしたのですが、もちもち食感の食べ応えは嬉しいですね。
スープ
まず辛さですが、いたってピリ辛の範疇を超えません。ただ、チリ(唐辛子)の辛さは大したことないんですけど、黒胡椒(ブラックペッパー)の含有量が多いです。唐辛子のカプサイシンと黒胡椒のピペリンは刺激のベクトルが大幅に異なるので、しっかりスパイシーだけど食べやすい、そういった路線を狙っているように思いました。
もちろん唐辛子の辛さが皆無に等しいわけではないので、もう極限まで辛い食べ物が苦手な方や黒胡椒がダメな方にはオススメできませんが、ほとんどの方が食べられる辛さレベルになるでしょう。しかし、ほぼほぼトマトの酸味は得られないことと、動物系特有の癖が少し人を選ぶかもしれません。
おそらく源泉はビーフ調味料になると思うのですが、ポークともチキンとも違う、かといって牛脂系のコクでもない、やや粉っぽい独特の癖があって、それを中和するために黒胡椒を多めに加えているような設計でした。私は唐辛子とトマトの効いたチリトマトが好きなので、ちょっと物足りなかったんですけど、黒胡椒が効いたチリトマト系は新鮮味があって面白かったです。
かやく
キャベツは多めで食べ応えがあったので、これについては無条件で好印象。コーンは彩りが良かった反面、そんなに甘くなかったこととスープのトマト味が弱かったので、ちょっと魅力が引き出しきれていませんでした。赤ピーマンは薄くて風味は控えめ、インゲンは個性的だったけど如何せん少ないw
白い肉そぼろもハズレ系の旨味が感じられないスポンジ食感の肉そぼろだったので(実際にスポンジを食べたことはないけどイメージで)、ちょっと具材は貧弱なイメージです。キャベツの食べ応えと値段を思えば及第点ですが、スープのトマトを強めてくれるトマトキューブなんかが入っていると嬉しかったですね。
総評
★★★☆☆☆☆☆☆☆(★3)
【とりあえず及第点です】
オムニ7に投稿されていた「みんなのレビュー」が圧倒的に高評価だったので、私の期待値が余分に高かったのかもしれませんが、まぁ普通に美味しいかな‥というのが正直な感想です。もちろんイマイチではないんですけど、チリよりもブラックペッパーの含有量が多く、トマト味も控えめだったので、それを踏まえた上で購入する必要があるでしょう。
予想以上に麺の弾力が強かったので、これについてはサプライズだったんですけど、スパイシーはスパイシーでもチリよりペッパー、タイトルにあるトマトのうま味は弱い、チリトマト味に何を求めているかで評価は割れるように感じました。でも定番品のチリトマト系というだけで存在価値があるようにさえ思えますし、まったく味が違うので、どっちが好みか王道のチリトマトヌードルと食べ比べてみるのも楽しいですよ。何より安い!
コンビニでは売ってない(私も実際に見たことがない)、というクチコミからセブンイレブンで見かけた、という発見情報もあるのですが、おそらくコンビニよりもイトーヨーカドーなどのIYグループ店舗がメイン販路になるかと思いますし、オムニ7なら確実に購入可能です。