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来来亭の “まぜそばR” を再現!? ファミマ限定「来来亭 まぜぞば」新発売!!卵黄風きみまろペースト付きの大盛り汁なしカップ麺

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エースコック

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年6月30日(火)新発売のファミリーマート限定カップ麺、エースコック「来来亭 まぜそば」の実食レビューです。

来来亭の時間・数量限定商品「まぜそばR」をカップ麺で再現!?

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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来来亭 まぜそば

来来亭(らいらいてい)とは、滋賀県中洲市に本社を置くラーメンチェーン店で、創業は1997年(平成9年)3月。その1号店「野洲店」に入社した豆田敏典氏(現「来来亭」代表取締役社長)は、京都ラーメンの老舗「第一旭」出身という経歴の持ち主で、当時27歳の頃、経営不振によって閉店した来来亭を3,800万円で買い取り、わずか10年で年商100億円企業に成長させました。

エースコック×来来亭

大阪府吹田市に本社を構えるエースコック株式会社と来来亭は、2006年5月発売の「来来亭 特製しょうゆラーメン」からコラボを続けているため、かれこれ14年以上の付き合い。以前はサークルK・サンクス及びユニーグループ・ホールディングス系列のアピタ・ピアゴ専用商品として来来亭監修のカップ麺を販売していましたが、現在はファミリーマート限定で定番商品と数量限定の変わり種を定期的にリリースしています。

今回の新商品「来来亭 まぜそば」は、エースコックと来来亭の共同開発商品で、来来亭監修シリーズ初となる湯切りタイプの汁なしカップ麺。ファミリーマートの公式ウェブサイトに詳細は書かれていませんが、おそらく2019年6月10日の15時以降〜ラストまでの時間限定・数量限定商品として販売されていた来来亭初の汁なし特製麺「まぜそばR」がモデル。

まぜそばR(アール)とは、2種類のチャーシュー(角切り・ほぐし身)にメンマ、青ねぎ、玉ねぎ、刻みニンニク、卵黄、魚粉を太めの多加水麺に絡めて食べる来来亭初の汁なし麺で、後に「イタリアンまぜそばR」や「旨辛まぜそばR」といった変わり種も開発。今回のパッケージに描かれている “RAIRAITEI” のロゴと実店舗の汁なし用どんぶりのロゴが同じなので、それをモチーフにしているのは間違いありません。

実店舗の丼と同じロゴ

「まぜそばR」の評価・口コミを調べてみると “台湾ミンチの入っていない台湾まぜそばみたい” というコメントが数件あり、まぜそばの中では優等生でツマラナイという意見があった反面、それだけに万人ウケする路線が食べやすいとの評価もあって、2020年7月1日現在まだ提供中とのこと。販売価格は単品で税込880円(定食+180円)ということで、カップ麺にもなっている「旨辛麺」と同じ値段。

現在、ファミリーマートで販売中のエースコック×来来亭監修シリーズは、縦型ビッグのカップラーメン「来来亭 しょうゆラーメン」及び「来来亭 こってりラーメン」並びにシリーズ初の春雨入りカップスープ「来来亭 こってり春雨スープ」の3種類。今回の「来来亭 まぜそば」も例に漏れずファミリーマート限定・数量限定商品なので、他のコンビニには売ってない専売品です。

容器は同社の「スーパーカップMAX大盛り 太麺濃い旨スパイシー焼そば」などに使用されている大盛りカップ焼そば用の角型ビッグで、エースコックが誇る “卵黄風きみまろペースト” を別添。最近でこそ日清食品やヤマダイ(ニュータッチ)の汁なしカップ麺にも別添されている卵黄ソースですが、初めて取り入れたのはエースコックで、卵黄風きみまろペーストがパイオニア。

卵黄風きみまろペースト付き

カップめん市場のニーズである “真新しさ” を満たすべく、2016年3月21日発売のカップやきそば「たまごかけ風焼そば まろ旨ソース味」から業界初の卵黄をイメージした “卵黄風きみまろペースト” を別添し、斬新なインパクトを打ち出したエースコック。ただし同社の汁なしカップ麺は塩気が容赦なく強いことも多いので、そこが実食前の懸念要素でしょうか。

開封

別添の小袋は4種類

さて、今回のカップ麺に別添されている小袋は「調味たれ」「かやく」「ふりかけ」「きみまろペースト」の合計4種類。大盛サイズの汁なしカップ麺なので、調味たれの量は多く、反対に卵黄風きみまろペーストの量は少なめ。なお卵黄風きみまろペーストは温めると中身が分離してしまうので、うっかりフタの上で温めないように注意してください。

熱湯5分の油揚げ麺を搭載

麺は熱湯5分の油揚げ麺で、見た目は白っぽく、調理前から油揚げ臭が気になるのはエースコックらしい特徴の一つ。これが有名店監修の繊細なラーメンだと不利に働くことも多いのですが、今回はガッツリとしたイメージの「まぜそば」なので、調味たれの味付けでカバーできそうな予感。ちなみにファミリーマートの公式ウェブサイトでは、シンプルに “食べごたえのある大盛りフライ麺” とだけ紹介されています。

ファミリーマート通常価格は230円(税込248円)ということで、前述の定番商品「来来亭 しょうゆラーメン」や「同 こってりラーメン」の200円(税込216円)よりも高めの設定。2020年7月1日現在、大盛りサイズの汁なしカップ麺をコンビニで購入した場合、税込232円が標準なので、現在の相場と比較しても高めに設定してありました。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:来来亭監修 まぜそば 大盛り
製造者:エースコック株式会社 兵庫工場
製造所:兵庫県たつの市神岡町東觜崎308
内容量:167g(めん130g)
商品コード:4901071288594(JAN)
商品サイズ:縦175mm×横175mm×高さ63.5mm
発売日:2020年06月30日(火)
実食日:2020年07月01日(水)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
商品購入価格:248円(税込)
希望小売価格:230円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型ビッグ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:600ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:4袋(調味たれ・きみまろペースト・かやく・ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、砂糖)、たれ(動物油脂、しょうゆ、植物油脂、ポークエキス、糖類、ポーク調味料、食塩、発酵調味料、チキンエキス、香辛料、還元水飴、卵黄油、卵黄)、かやく(玉ねぎ、焼豚、ねぎ、メンマ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、ソルビット、酒精、カラメル色素、かんすい、香料、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、増粘多糖類、ビタミンB2、香辛料抽出物、ビタミンB1、酸味料、カロチノイド色素、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

具材は4種類だけど量は少なめ

先入れの小袋は「かやく」1袋のみで、中には玉ねぎ、焼豚、ねぎ、メンマが入っているのですが、大盛り商品にしては量が少なく、頼りない印象が否めません。しかし、エースコックが頻繁に使用してくる粗悪なスポンジ肉そぼろ(程良く味付けした肉そぼろ)ではなく、同店監修のカップラーメンに入っているようなチップ状の豚肉なのは好感が抱けるところ。

ペーストと魚粉で見た目は賑やかだが‥‥

あとは熱湯を注いで5分待機、湯切り後に調味たれを混ぜ合わせ、きみまろペーストとふりかけをトッピングしたら完成です。きみまろペーストと魚粉のおかげで見栄えは悪くないものの、やはり固形具材が寂しい実食前。とりあえず調理の際は、量が多い調味たれのみフタの上にのせて温めて、前述のように “きみまろペーストは温めない” ように注意してください。

なお調理直後の写真では卵黄風きみまろペーストを混ぜないで撮影していますが、来来亭の公式アカウント(on Facebook)曰く卵黄風きみまろペーストは “よーく混ぜて” お召し上がりくださいとのことなので、調味たれ単体の時と味の変化に注目しつつ、「めん」「たれ・きみまろペースト」「かやく・ふりかけ」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(167g)あたり
カロリー:738kcal
たん白質:12.5g
脂  質:32.2g
炭水化物:99.5g
食塩相当量:7.2g
ビタミンB1:0.73mg
ビタミンB2:0.67mg
カルシウム:382mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

ほどよい弾力で食べ応えあり

5.0

実際の「まぜそばR」に使われている麺は、丸刃で切り出された重量感のある太麺で、芯が残る硬さに茹で上げられているらしく、既存のラーメンに使われている麺とは別物との評判。対するカップ麺に使われている油揚げ麺は「小麦粉、植物油脂、食塩、砂糖」と実にシンプルな原材料の構成で、ほとんど味付けは施されておらず、加水率は高めの設定。

ソフトだけど頼りなくない

形状は丸刃でカットされた平打ち麺で口当たりが良く、ゆるやかな縮れが施され、熱湯5分きっちり守ると柔らかめに仕上がります。しかし、伸びてしまったような柔らかさではありません。表面はソフトな食感で、ふっくらとしたファーストインプレッションでありながら、噛むと中心から弾けるような歯切れの良さが魅力。

それなりに調理後も油揚げ麺特有の風味は並行しますが、後述するタレが力強く、きみまろペーストのコクや魚粉のパンチも重なってくるため、ほとんど実食中は気になりません。むしろ油揚げ麺ならではのジャンクなコクがプラスに働いていると思えるくらい、今回の商品と相性がよかったです。

たれ・きみまろペースト

きみまろペーストありきで星5

5.0

調味たれの味付けはシンプルで、濃口醤油をベースにオイルは動物油脂(おそらく豚脂)と食部油脂をブレンド。そこそこオイルの量は多めですが、容器の底で持て余すほどの量ではなく、味付けは濃いめ。動物系はポークを軸にチキンが脇を固めているのですが、メインは醤油と豚脂で他は下支え。これといって個性的な味ではないものの、いい意味で優等生なタレに仕上がっています(あ、ちょっとニンニクは強め)。

少量ずつ使うのがいいかも

たとえば日清食品の卵黄ソースは和風だしや醤油、ときにスモークフレーバーで香り付けを施してくることもあるのに対し、エースコックの卵黄風きみまろペーストは基本的に程よい濃度のシンプルな塩味で、卵黄のコクと風味を活かす傾向にあり、今回も例に漏れず。多少の塩気はプラスされますが、それよりもマイルドな卵黄の中和作用が優勢で、塩気の強かったタレのカドを削ってくれていました。

ただ、やはり麺の量に対してペーストの量が少ないと感じたので、最初は後述する魚粉でアクセントを加えつつ、きみまろペーストは途中からスポット的に使用して意図的に味を変えるのがいいかもしれません。

かやく・ふりかけ

一味唐辛子もポイント

5.0

チップ状の焼豚は、来来亭監修のカップラーメンにも入っているハムみたいな肉具材で、しかしながら日清食品や明星食品のチャーシューチップよりも密度が高く、量は少ないけど何気に食べ応えあり。メンマはコリコリとした歯触りに特有の風味が箸休めに嬉しくて、シャキシャキとした青ネギの歯触りと柔らかい玉ねぎの食感と甘みも変化に寄与しています。

実はピリッとくる

ふりかけはの中身は膨よかで芳ばしい鰹節を中心とした魚粉がメイン、煮干しのシャープなエッジは意識されていませんが、一味唐辛子が入っているためピリッとしたアクセントが効果的。来来亭の「まぜそばR」にも一味唐辛子がトッピングされているため、飽きがこない工夫になると同時に再現度を高めることにも寄与していました。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

麺の量が多いうえに味付けも濃いめだったので、ちょっと食べ手を選ぶ商品ですが、卵黄風きみまろペーストのマイルドなコクや魚粉と一味唐辛子のアクセントなど、こってりでも大味ではありません。けっしてライトな商品ではないですし、めちゃくちゃコストパフォーマンスの高い商品ではないものの、がっつり食べたい気分の時にオススメの一杯です。

とりあえず実食の際は、最初から卵黄風きみまろペーストと魚粉を入れて全体を大きく混ぜるのではなく、意図的に魚粉やペーストを使いながら食べるのがいいかもしれません。また、これを機に来来亭監修シリーズの汁なしカップ麺が開拓されたので、今後は既存の「旨辛まぜそばR」や「イタリアンまぜそばR」など、創作系の商品化にも期待したいですね。

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