どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2020年3月10日(火)新発売のカップ麺、まるか食品「ペヤング 超大盛やきそばマシマシキャベツ」の実食レビューです。
麺量2玉の超大盛ペヤングからキャベツ5倍の新作「ファミマ先行」で発売!!
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
ペヤング マシマシキャベツ
ペヤングとは、まるか食品を代表する言わずと知れたロングセラーブランドで、1973年(昭和48年)7月にカップラーメンの「ペヤングヌードル」を発売。その後、1975年(昭和50年)3月に業界初の四角い容器を採用した定番商品「ソースやきそば」を発売して以来、最近では変わり種のカップ焼きそばを数多く展開しているため、ラーメンの印象は薄くなってきました。
発売当時、まだ高かったカップ焼きそばを若い人(young)にも仲良く2人(pair)で食べてもらいたい‥‥と、そんな願いからペヤング(peyoung)と名付けられ、今回のベースになっている麺2玉のペヤング「ソースやきそば超大盛」が初めて発売されたのは2004年(平成16年)8月27日。レギュラーサイズのペヤングは今月45周年を迎えましたが、それほど超大盛の歴史は長くありません。
今回の新商品「ペヤング 超大盛やきそばマシマシキャベツ」は、文字通りキャベツ増量版で、まるか食品の公式ウェブサイトには “ペヤングソースやきそばの具材としてお馴染みの「キャベツ」をたっぷりと使用した、ボリューム感のある商品です” としか記載されていませんが、ペヤングの公式ツイッターアカウントには “キャベツを50g使用” とあります。
NB(ナショナルブランド)商品の「ペヤング ソースやきそば超大盛」に入っているキャベツの量は10gなので、50gということは単純計算で5倍。そのため麺の量を減らして調整しているのかと思いきや、パッケージに記載されている内容量は282g(めん180g)なので、麺の量は「ソースやきそば超大盛」と同じ量(レギュラーサイズの2倍)。
上記の写真の向かって左が今回の新商品「超大盛やきそばマシマシキャベツ」で、右が定番商品の「ソースやきそば超大盛」のパッケージ。容器のサイズは両商品ともにまったく同じなのですが、パッケージデザインは一見して明白に別物で、新商品のパッケージはなんというか‥‥キャベツw この上なくキャベツw ぶっとんでますよね、このデザイン。
2019年から2020年にかけて、コンビニのレンジ麺(コンビニラーメン)及びカップめん業界では二郎系・二郎インスパイア系と呼ばれているラーメンジャンルを模した商品が多くリリースされている現在、今回の商品名にも二郎系・二郎インスパイア系を思わせる “マシマシ” というパワーワードを使っているのですが、そっち系の商品ではなく「キャベツ」に特化しています。
まるか食品の公式ウェブサイトに記載されている発売日は、2020年3月9日(ファミリーマート先行発売)、2020年4月6日(一般販売)となっているのですが、コンビニに新商品が並び始めるのは火曜日からが基本なので、2020年3月10日(火)が正式な先行発売日。ファミリーマート通常は300円、税込価格は324円と安くありません。
ファミリーマートの公式ウェブサイトに掲載されている製品情報ページには、発売地域は「北海道」「東北」「関東」「東海」「北陸」「関西」「中国・四国」「九州」のとなっているため、沖縄のファミリーマートでは売ってないようですが、おそらく流通の関係でしょう(まるか食品曰く “一般販売開始後は沖縄でも取り扱いがあるかもしれない” とのこと)。
開封
さて、マシマシキャベツ編ということでキャベツがマシマシなのは読んで字の如く間違いないわけですが、実際いつもの「ペヤング ソースやきそば超大盛」と比べて他に何が違うのか気になったので、ノーマル版とマシマシキャベツ版を食べ比べることにしました。上記の画像は「ソースやきそば超大盛」の開封写真で、かやくの小袋は小さく見えますが、けっこうキャベツの量は多いです。
で、こちらが新商品の「マシマシキャベツ」なんですけど‥‥5倍の威力をなめていたw なんかこう7倍‥‥? いや10倍‥‥? ちょっと小袋のサイズが非常識なことになっています。ただ、小袋の構成は通常商品と同じ180gかつ麺の量は同じなので、ソースの量やスパイス・ふりかけの量が多いのかと思いきや、かやくの小袋以外は “まったく同じような状態” という予想外の展開。
コンビニ以外の店舗で一般販売が開始した場合の実売価格は税込300円以下になるかと思いますが、ファミリーマートで「マシマシキャベツ」を買った場合の税込価格は324円、対する「ソースやきそば超大盛」をコンビニで買った場合の税込価格は248円なので、税込76円の価格差が生じています。キャベツの量的に値段差には納得なのですが、問題は味の濃淡ですよね。
製品詳細情報・購入価格等
製品名:ペヤング 超大盛やきそばマシマシキャベツ 製造者:まるか食品株式会社 製造所:群馬県伊勢崎市戸谷塚町49-1 内容量:282g(めん180g) 商品コード:4902885006107(JAN) |
発売日:2020年03月10日(火) 実食日:2020年03月10日(火) 発売地域:全国(沖縄除く) 取得店舗:コンビニ(ファミリーマート) 商品購入価格:324円(税込) 希望小売価格:300円(税別) |
麺の種類:油揚げ麺 スタイル:角型ビッグ(超大盛) 容器材質:プラ(PS) 湯量目安:820ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:3袋(ソース・かやく・ふりかけ+スパイス) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(ウスターソース、糖類、たん白加水分解物、食塩、香味油、ビーフエキス、香辛料、ビーフ風味調味料)、かやく(キャベツ、味付け鶏ひき肉、ごま、香辛料、アオサ、紅生姜)/ カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(グァーガム)、酸味料、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、香辛料抽出物、重曹、ビタミンB2、甘味料(カンゾウ)、(一部に小麦・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む) |
実食開始
どちらも作り方は同じ手順となっていて、必要なお湯の目安量は820mlと大量に用意しなければいけません。とりあえず上記の写真は「ソースやきそば超大盛」の調理後写真で、すべての具材を集めてみた結果、まあまあの量が入っています。最近は具材が少ないカップ焼そばが多いので、麺の量を踏まえてもバランスのいい量といえるでしょう。
そして、対するキャベツ5倍の新商品「ペヤング 超大盛やきそばマシマシキャベツ」の調理後は‥‥これですよw ソースを開封した時の香りは通常のソースやきそばと同じベクトルで、ふりかけ・スパイスも同じとみて間違いなさそうですが、とにかくキャベツの量が桁違い、おかげでマシマシキャベツに嘘偽りありません。
ちなみに気になるカロリーは通常のソースやきそば超大盛が1081kcalとなっているのに対し、新作のマシマシキャベツは1,267kcalにアップしているので、キャベツの増量分がそのまま反映されているのかもしれません。それでは、引き続き通常商品とマシマシ版の違いに注目しつつ「めん」「ソース」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
栄養成分表示:1食(282g)あたり |
カロリー:1267kcal たん白質:21.4g 脂 質:56.7g 炭水化物:167.8g 食塩相当量:7.1g |
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん
麺は完全に一致
上記の写真は「ソースやきそば超大盛」の油揚げ麺で、レギュラーサイズの「ソースやきそば」に使用されている90gの麺が2つ入っています。ペヤングやきそばの麺は基本的に “すべての商品で共通” なので、たとえば今回の「超大盛」や「超超超大盛GIGAMAX(ギガマックス)」はもちろん、廉価版の「ペヨング」も含め、それぞれ違うのは内容量のみ。
今回の「マシマシキャベツ」には乾燥状態で5倍のキャベツが入っているうえに必要なお湯の目安量は同じなので、湯戻し中の間は容器の中で麺と具材が熱湯の奪い合いを始めます。基本的にペヤングの麺はスナック的な食感で、同じくスナック的な風味も変わらないのですが、ほんのちょっと食べ始めのコシを強く感じました。
とはいえ違いといっても大幅な変化ではなく、結果的に「マシマシキャベツ」はキャベツが含んでいる水分量が多いため、どっちにしろソフトな食感に変わりありません。全体を大きく混ぜるとキャベツ不可避の状態になりますし、とうぜん同じ麺量でも圧倒的に食べ応えが違いました。それに今回は全体的に味が伸びるので、麺の穏やかさがプラスに作用していたのもよかったです。
ソース
マシマシキャベツのほうが甘くて美味しいw
上記は「ソースやきそば超大盛」の液体ソース(添付調味料)で、原材料名は “ウスターソース、糖類、たん白加水分解物、食塩、香味油、ビーフエキス、香辛料、ビーフ風味調味料” とシンプルな構成。基本はウスターソース基調のサッパリとした味わいで、牛系の素材8ビーフエキスやビーフ調味料)を使っているのが他社の定番ソースとの大きな違い。あらためて食べてみると、味けっこう濃いめですね。
同じく「マシマシキャベツ」のソースも “ウスターソース、糖類、たん白加水分解物、食塩、香味油、ビーフエキス、香辛料、ビーフ風味調味料” と同じ原材料名で、小袋のデザインも一緒ですし、内容量も変わっていません。ただしキャベツの量が大幅に増えた分、やはり全体の味が薄くなるので、だいぶ体感的な印象は異なります。
ガツンと濃厚なソースやキレのある味わいを求めているときには頼りない味になるかと思いますが、いつものソースからカドが取れ、かなり丸みを帯びたテイストに。たとえば普段からソースを半分くらいしか使わない方にとってはベストな塩梅になると思いますし、あらためて甘みが強調された柔らかいペヤングもオツだなと感じました。
具材・スパイス・ふりかけ
5倍どころじゃないw
具材は「キャベツ」「味付け鶏ひき肉」並びに「スパイス(香辛料)」と「ふりかけ(ごま、香辛料、アオサ、紅生姜)」が別添されていて、圧倒的に違うのはキャベツの量くらい。ほんのちょっとだけ「ふりかけ」の量が違うようにも思ったのですが、ほぼほぼ誤差の範囲内だったので、違うのはキャベツの量だけという認識で問題ありません。
で、このキャベツの量ですよ‥‥えぐい。超超超大盛GIGAMAXに入っているキャベツも多いのですが、それとは比べ物にならないほどの量が入っていて、これまでに遭遇した大量にキャベツが入っている商品の中でも釣り合う比較対象が見つからないくらいくらい。質は通常商品のキャベツと同じなので、ただ単にキャベツがマシマシなんですけど、看板に偽りなしのボリュームですね。
総評
★★★★★★☆☆☆☆(★5+)
というわけで定番の「ソースやきそば超大盛」と「超大盛やきそばマシマシキャベツ」を食べ比べてみた結果、もう単純に値段の分だけキャベツが増えただけの商品という認識で問題ありません。ただ、ふりかけやスパイスの内容はもちろん、具材の質にソースの量や味まで同じだったのに、だいぶ味の感じ方は違います。
濃いめの味を求めている気分の時には頼りない味になりますが、逆にキャベツの優しさが全力で活かされたソースやきそばと‥‥いや、量的には優しさよりもアグレッシブなキャベツでしたけどw 普段から超大盛が余裕なら食べ応えアップで好感触かと思いますし、シェアすればコストパフォーマンスも悪くないので、3月中はコンビニのファミリーマートをチェックしてください。