最新カップ麺【今週の新商品】ペヤングの迷油!? 怪しすぎる新作にネット民騒然w 7月開幕は怒涛の汁なしラッシュ!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2022年7月4日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
千とせ 肉うどん / 214円（近畿）N
鶴橋風月焼きそば / 214円（近畿）N
日清カレーメシ ビーフ ミニ / 221円（全国）N

▼明星食品
明星 一平ちゃん夜店の焼そば / 214円（全国）R
明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 / 245円（全国）R

▼東洋水産（マルちゃん）
でかまる 旨辛豚キムチ味焼そば / 245円（全国）N

▼サンヨー食品
つけ麺道監修 濃厚豚骨魚介らーめん / 245円（全国）N
サッポロ一番 ソースやきそば ブラックキングのブラックスパイシー味 / 214円（全国）N
サッポロ一番 塩らーめん焼そば レッドキングのレッドホット味 / 214円（全国）N

▼エースコック
魚藍亭監修 よこすか海軍カレーラーメン / 214円（全国）N
魚藍亭監修 よこすか海軍カレーうどん / 214円（全国）N

▼ヤマダイ
ニュータッチ 宇都宮焼そば / 194円（全国）N

▼まるか食品
ペヤング ソースやきそば 迷油 / 214円（全国）N

▼イトメン
カップ しじみ味ラーメン / 214円（全国）N

▼マルタイ
うま推し！ 縦型宮崎辛麺 / オープン価格（全国）N
うま推し！ 縦型トマトチーズラーメン / オープン価格（全国）N

▼大黒食品工業
情熱のにんにく醤油ヌードル / オープン価格（全国）N
魅惑のレモン塩ヌードル / オープン価格（全国）N

▼ローソン
麺屋武蔵監修 蒲焼そば / 230円（全国）N
味の時計台監修 味噌バター味コーンラーメン / 220円（全国）N

▼ファミリーマート
けやき監修 濃辛 辛味噌まぜそば / 239円（全国）N

▼セブンイレブン
完全メシ バナナスムージー / 348円（全国）*
完全メシ グリーンスムージー / 348円（全国）*
完全メシ 豚辛ラ王 油そば / 398円（全国）*
完全メシ カレーメシ 欧風カレー / 398円（全国）*

▼セブン＆アイ
蒙古タンメン中本 北極ラーメン / 208円（全国）N

▼ミニストップ
麺屋こころ 台湾まぜそば / 230円（全国）N

* 日清食品「完全メシ」セブン-イレブン店舗にて販売開始

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

明星食品「一平ちゃん夜店の焼そば」「同 大盛」リニューアル発売

旨さ鉄板「一平ちゃん夜店の焼そば」さらに “ソース香ばし、マヨこってり” で夜店の味にリニューアル!! 一平ちゃん夜店の焼そば（いっぺいちゃんよみせのやきそば）とは、からしマヨネーズ付きの “こってり” とした味わいを特徴とするカップ焼きそばで、1995年（平成7年）2月20日の発売以来、東のペヤング（まるか食品）、西のU.F.O.（日清食品）に並び、確固たる地位を築き上げています。

出典：「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛」（7月4日リニューアル発売）- 明星食品

今回の新商品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」及び「同 大盛」は、1995年の発売から27年に亘り、若者から大人まで多くのユーザーに愛されている定番フレーバーのリニューアルで、発売当初からネーミングに込められている “夜店の焼きそば感” をブラッシュアップ。主なリニューアルポイントは、麺に練り込んでいるソースの量を従来品比1.3倍に増やしたこと。

前回のリニューアルは、発売25周年を迎えた2020年（令和2年）6月1日で、主なリニューアルポイントは “ふりかけの配合を見直し、スパイスの風味を増す（新たに紅生姜を配合する）こと” でした。それに続く今回のリニューアルでは、液体ソースについて “ウスターソースと加熱したソースに、オニオンオイル、香ばしいソースの香り（香料）を合わせた” との訴求もあるので、そこにも変化があるようです。

東洋水産「でかまる 旨辛豚キムチ味焼そば」新発売

エースコックの “ブタキム” に真っ向勝負!? マルちゃんの「でかまる」に “ガッツリにんにく風味” の豚キムチ味やきそば降臨!! でかまるとは、うまい大盛をコンセプトに、東洋水産が展開している大盛りカップ麺のブランドで、ライバル関係にあるエースコックの「スーパーカップ1.5倍」は大味で具材が貧弱になりがちなのに対し、でかまるの魅力は安定して “味とボリュームを両立させている” こと。

出典：「でかまる 旨辛豚キムチ味焼そば」新発売のお知らせ – 東洋水産

今回の新商品「でかまる 旨辛豚キムチ味焼そば」は、暑い夏に “お酒と一緒においしく召し上がれる味わい” を目指した汁なしカップ麺で、コシと弾力を兼ね備えた熱湯1分の（おそらく「俺の塩」と同じ）細麺に、唐辛子とニンニクを効かせた豚キムチ味のソースを合わせた変わり種。パッケージにはビールのイラストをあしらい、家飲みにも!! と、お酒に合うことを訴求しています。心躍りますなw

家飲みにオススメの「でかまる」といえば、2021年7月26日に「えび塩ガーリック風味焼そば」を発売しているため、その続編と思われる今回の旨辛豚キムチ味。即席カップめん業界における豚キムチ味といえば、パイオニアのスーパーカップ（エースコック）が台頭で、もしかすると2週間後に発売される「スーパーカップ大盛り 欲望のブタキム油そば ガリチーブースト」を意識しているのかもしれません。

サンヨー食品「つけ麺道監修 濃厚豚骨魚介らーめん」新発売

亀有の人気店「つけ麺 道」監修のカップラーメンが数年ぶりに登場!! つけ麺 道（つけめん みち）とは、東京都葛飾区亀有5丁目で人気を博す全国屈指の名店で、2009年（平成21年）7月24日にオープン。店主の長濱洸也（ながはま こうや）氏は、麺屋こうじグループ出身で、故・山岸一雄（やまぎし かずお）氏の孫弟子に当たり、23歳の若さで独立後、山岸氏に「参った」と言わしめた実力の持ち主。

今回の新商品「つけ麺道監修 濃厚豚骨魚介らーめん」は、開店1時間前から行列を作る全国屈指の名店「つけ麺 道」監修によるカップラーメンで、サッポロ一番のブランドで知られるサンヨー食品と共同開発。実はサンヨー食品の子会社でもある “エースコックが過去に2度「つけ麺 道」のカップラーメンを出している” のですが、おそらくサンヨー食品とのコラボは初めての試み。

さらに「つけ麺 道」が定休日に暖簾を替えて営業している二毛作ビジネス「らーめん 道の塩」監修のカップラーメン「濃厚塩らーめん」も発売予定ということで、かなり気合を感じる展開。ただ、どちらの商品もサンヨー食品のカップ麺で鬼門となる縦型ビッグ容器を採用しているため、とろみの加減と麺の仕上がりが評価を二分するかもしれません。

サンヨー食品「サッポロ一番 ソースやきそば ブラックキングのブラックスパイシー味」新発売

まだまだ続くサッポロ一番の「ウルトラマン」コラボ最新作は “怪獣をモチーフにした汁なしカップ麺” 2品を同時に展開!! というわけで、昨年の「サッポロ一番×ウルトラマン55周年記念」に続き、2022年もコラボ商品を共同開発しているサッポロ一番×ウルトラマン。直近だと6月6日に “計22アイテムもの即席めんを一挙に発売した” ばかりですが‥‥

今回の新商品「サッポロ一番 ソースやきそば ブラックキングのブラックスパイシー味」は、特撮テレビ番組『帰ってきたウルトラマン』第37話にてデビューを飾ったウルトラ怪獣「ブラックキング」のネーミングと、体表の黒くて硬い皮膚の特徴をイメージしたカップ焼きそばで、ロングセラーの「サッポロ一番 ソースやきそば」に粗挽きの黒胡椒をトッピングしてカップめん化。

「サッポロ一番 ソースやきそば」は、1971年（昭和46年）4月から販売を続けている袋麺で、野菜や果実の旨みに、スパイシーな香辛料の辛さ、醸造酢による酸味のバランスを大切にしたソースを特徴としています。それをイメージした通年販売のカップ麺は現存しないため、そういった意味でもレアな商品といえるかもしれません。

サンヨー食品「サッポロ一番 塩らーめん焼そば レッドキングのレッドホット味」新発売

さらに前項の「サッポロ一番 ソースやきそば ブラックキングのブラックスパイシー味」の発売に合わせ、ウルトラ怪獣の中でも高い人気を誇る「レッドキング」のネーミングと、凶暴な性格をイメージした辛口のカップ焼きそば「サッポロ一番 塩らーめん焼そば レッドキングのレッドホット味」を展開し、ラインナップの強化を図りつつ、選べる楽しさも訴求してきたサンヨー食品。

「サッポロ一番 塩らーめん」といえば、1971年（昭和46年）9月1日の発売以来、サンヨー食品を代表する袋麺のロングセラーで、現在は即席カップめんタイプの「サッポロ一番 塩らーめんどんぶり」と「同 ミニどんぶり」も通年販売しているのですが、湯切りタイプの「塩らーめん焼そば」は数量・期間限定のスポット商品。

2013年（平成25年）5月13日に「サッポロ一番 塩らーめん味 焼そば」を発売して以降、混ぜやすさをアップさせた “二代目” や “青唐辛子入りの切り胡麻を別添した変わり種” などを発売しているため、今回が初の試みではないのですが、これまでにウルトラマンとコラボした前例はありません。パッケージには小さく “辛味成分が強いので－・” との注意書きがあるため、ほんとうに凶暴かも‥‥？

ヤマダイ「ニュータッチ 宇都宮焼そば」新発売

ニュータッチのヤマダイが栃木のB級グルメ「宇都宮焼きそば」を再現!! 宇都宮焼きそば（うつのみややきそば）とは、栃木県宇都宮市を中心に提供されている「ご当地やきそば」で、麺を炒める前に “しょうゆベースの出汁で蒸し焼きにした” もっちりとした太麺に、自分で後がけするソースが固有の特徴。持ち帰りの際はビニールに入れ、薄緑色の紙に包まれる光景も地元の名物になっています。

出典：ニュータッチ ご当地焼そばシリーズ「ニュータッチ 宇都宮焼そば」2022年7月4日（月）新発売 – ヤマダイ

今回の新商品「ニュータッチ 宇都宮焼そば」は、ニュータッチことヤマダイが展開している「仙台牛タン風味塩焼そば」「東京油そば」「名古屋発台湾まぜそば」「大阪かす焼そば」に続く「ご当地焼そば」シリーズ第5の新作で、宇都宮焼きそばの特徴を再現するために、食べ応えのある極太フライ麺を新規に開発。

さらに、栃木県は足利市にある月星食品の特製ウスターソースを使用した、特有の酸味と野菜を炒めたような風味が食欲を刺激するソースを合わせ、現地のトッピングで定番のキャベツとハムに見立てた蒲鉾を搭載しています。本物のハムちゃうんかいw というツッコミも起きそうですが、価格改定後にもかかわらず、希望小売価格の安さを加味すると、コストパフォーマンスに優れた良品かもしれません。

ローソン「麺屋武蔵監修 蒲焼そば」新発売

土用の丑に食べたいカップ麺!? ローソン限定「麺屋武蔵」シリーズ最新作は蒲焼そば!! 麺屋武蔵（めんや むさし）とは、東京都新宿区に総本店「創始 麺屋武蔵」を構える人気店で、1996年（平成8年）5月14日に1号店の「麺屋武蔵 青山（せいざん）」をオープン。ラーメン業界のエポックメーカーとされる “96年組” の中でも筆頭に位置する存在として、常に業界を牽引しています。

出典：Home > 商品・おトク情報 > オリジナル商品 > エースコック 麺屋武蔵監修 蒲焼そば – ローソン

今回の新商品「麺屋武蔵監修 蒲焼そば」は、コンビニの中でもローソンにしか売ってない、PB（プライベートブランド）のカップ焼きそばで、大阪府吹田市に本社を置くエースコックと共同開発。以前から何度もコラボを続け、個性的な商品を展開しているローソン×麺屋武蔵×エースコックですが、土用の丑に食べたい「蒲焼そば」はコラボ史上初の試み。

ただ、ちょっと思い出していただきたいのが “鰻の蒲焼きのタレ” をイメージした「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 蒲焼のたれ味」の存在で、現在を遡ること7年、2015年7月6日に明星食品が発売済み。具材としての鰻は入っていませんでしたが、ソースはローストした醤油を軸に、味醂（みりん）や “うなぎエキス” なども使っていたので、それを超えられるのかどうか、お手並み拝見です。

ファミリーマート「けやき監修 辛味噌まぜそば」新発売

今度は濃辛（こくから）まぜそば!? 札幌の味噌拉麺専門店「けやき」汁なしカップ麺を監修!! にとりのけやき（欅）とは、北海道札幌市中央区に本店を置く札幌味噌拉麺専門店で、現在の運営母体は株式会社ニトリフーディング。その創業当初から “五感に訴える一品料理としてのラーメン” をコンセプトに、繊細かつ濃密な味噌拉麺を提供しています。

出典：HOME > 商品情報 > 加工食品 > けやき監修 辛味噌まぜそば – ファミリーマート

今回の新商品「けやき監修 辛味噌まぜそば」は、コンビニの中でもファミリーマートにしか売ってないPBカップまぜそばで、札幌の名店「けやき」監修のもと、日清食品が商品化。ニラの風味と豆板醤の旨みを効かせた辛旨味噌ダレに、食べ応えのある太ちぢれ麺を合わせた一杯で、パッケージの辛さレベルは5段階基準で上から2つめに強い「4」とのこと。

前項のローソン×麺屋武蔵×エースコックと同様に、何度もコラボ商品を展開しているファミリーマート×けやき×日清食品ですが、これまでに汁なしカップ麺をリリースした記録は残っていません。広い視野を持つ日清食品のことですから、おそらくヘタな作りではないと思いますけど、辛味の強さと「けやき」らしさの融合が見どころになりそうです。

まるか食品「ペヤング ソースやきそば迷油」新発売

迷油って何だwww 今度のペヤングも攻めすぎな件!! ペヤング（peyoung）とは、まるか食品を代表する即席カップめんブランドで、1973年（昭和48年）7月に発売された同社初のカップラーメン「ペヤングヌードル」が最初の商品。その約2年後、1975年（昭和50年）3月13日に永遠のスタンダード「ペヤング ソースやきそば」が現れ、近年はチャレンジ精神が旺盛すぎるブランドとして注目されています。

出典：『ペヤング ソースやきそば迷油』を7月4日に発売いたします。- まるか食品

今回の新商品「ペヤング ソースやきそば迷油」は、いつもの「ペヤング ソースやきそば」を “油そば風” にアレンジした変わり種で、パッケージでは “ソースやきそばに特製調味油を入れた逸品” とアピール。添付調味料における原材料名のオイル成分をピックアップしてみても「植物油脂」「動物油脂」「香味油」「食用風味油」などの表示なので、なんのアブラか厳密には分かりません。

さらに、しょうゆベースのタレが基本となっている「油そば」の常識に囚われず、味付けは普段通り “ウスターソース” をベースにしているため、かなり興味深い商品。ちなみに内容量は142g（めん90g）のレギュラーサイズなのですが、栄養成分表示のカロリーは722kcal、脂質は45.6gと暴力的な数値を叩き出しているため、いろいろと警戒しておいたほうがよさそうです。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、まるか食品の「ペヤング ソースやきそば迷油」を筆頭に、ビールとのペアリングを意識した「でかまる 旨辛豚キムチ味焼そば」も興味深く、コンビニ限定の変わり種「麺屋武蔵監修 蒲焼そば」と「けやき監修 辛味噌まぜそば」も見逃せません。それにしても湯切りタイプの需要が最盛期に入る夏本番、怒涛の汁なしラッシュで幕を開けた2022年7月。

そんな中で貴重に思える「つけ麺 道」監修のカップラーメンも話題性が高く、なかなかに粒揃いな週になりました。こういうときに限ってノーアナウンスのコンビニ新商品が出る確率も高いので、そちらも睨みながらブログを更新します。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】