最新カップ麺【今週の新商品】日本初のラーメンブームを起こした店の味を再現!? あの高コスパ商品にも新展開!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2022年2月28日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
カップヌードル スモークベーコンカリー ビッグ / 220円（全国）N
日清焼そばU.F.O. 濃い濃いだしソース焼そば / 193円（全国）N
日清のどん兵衛 きつね焼うどん / 193円（全国）N
日清焼そばU.F.O. 濃い濃いたらこ / 193円（全国）N
まねきのえきそば きつね / 193円（近畿）N
まねきのえきそば 天ぷら / 193円（近畿）N
日清カレーメシ シーフード / 230円（全国）N

▼明星食品
明星 日本初の拉麺ブームの店 淺草來々軒 醤油らぅめん / 220円（全国）N

▼東洋水産（マルちゃん）
ごつ盛り 油そば / オープン価格（全国）N
ごつ盛り きつねうどん / オープン価格（販路拡大*）
ごつ盛り 天ぷらそば / オープン価格（販路拡大*）
でかまる 鶏そぼろ辛担々麺 / 220円（全国）N
焼そばバゴォーン ちょい辛 / 193円（東北・信越）N

▼サンヨー食品（サッポロ一番）
麺屋さくら井監修 地鶏醤油らぁ麺 GOLD / 230円（全国）N
創味のつゆ仕立て きつねうどん / 193円（全国）N
創味のつゆ仕立て 小海老天そば / 193円（全国）N
旅麺 会津・喜多方 醤油ラーメン / オープン価格（全国）R
旅麺 横浜家系 豚骨醤油ラーメン / オープン価格（全国）R
旅麺 京都 背脂醤油ラーメン / オープン価格（全国）R
旅麺 札幌 味噌ラーメン / オープン価格（全国）R
旅麺 浅草 ソース焼そば / オープン価格（全国）R

▼エースコック
ロカボデリ CoCo壱番屋監修カレーラーメン 糖質オフ / 230円（全国）R
ロカボデリ リンガーハットの長崎ちゃんぽん 糖質オフ / 230円（全国）R
シュリンプヌードル / 180円（東北）R
カレーヌードル / 180円（東北）R

▼テーブルマーク
ホームラン軒 鳥中華そば（全国）N
ホームラン軒 にんにく味噌ラーメン（全国）N

▼セイコーマート（SECOMA）
貝だし醤油ラーメン / 110円（一部地域）N

▼ローソン
六厘舎監修 魚介香り立つ極濃豚骨中華そば / 211円（全国）N

▼ファミリーマート
三宝亭東京ラボ 酸辣湯麺 / 212円（全国）N
ファミマル 生姜香る野菜タンメン / 184円（全国）N

*甲信越・関東エリアに加え、北海海道・東北・静岡エリアでも販売開始。

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「カップヌードル スモークベーコンカリー ビッグ」新発売

いつもの「カレー」を “キャンプ飯” にアレンジ!? カップヌードルに “7種のスパイスとスモークベーコンの味わい” を加えた新フレーバー降臨!! カップヌードル（CUPNOODLE）とは、1971年（昭和46年）9月18日の発売以来、即席カップめん市場で圧倒的な占有率を誇る日清食品のロングセラーで、コロナ禍による巣ごもり消費の高まりもあり、ここ2、3年で特に爆発的な伸長を続けています。

出典：「カップヌードル スモークベーコンカリー ビッグ」（2月28日発売）（日清食品）

今回の新商品「カップヌードル スモークベーコンカリー ビッグ」は、昨今のキャンプブームを受けて開発された新作で、キャンプ場以外でキャンプ飯（めし）を楽しむ方が増えていることを背景に、キャンプ飯の定番メニューである “カレー” と “スモークベーコン” の味わいを「カップヌードル」流にアレンジした変わり種。ええ、こんなもん間違いなく美味しいでしょうよ。

まず「カップヌードル カレー」をベースにしていることは間違いないのですが、7種のスパイス（コリアンダー、カルダモン、赤唐辛子、クローブ、ウコン、クミン、ペッパー）とスモークベーコンの風味を加え、具材に本物のベーコンを使っているのもポイント。ご家庭で味わっていただくことはもちろん、キャンプで食べていただくのもオススメということで、アウトドアシーンでの需要にも対応しています。

日清食品「日清焼そばU.F.O. 濃い濃いだしソース焼そば」新発売

鰹のウマさ爆裂 “濃厚和テイストU.F.O.” がパワーアップして再登場!! 日清焼そばU.F.O.（にっしんやきそばユーフォー）とは、1976年（昭和51年）5月21日の発売以来、一度食べたら忘れられない強烈なソースを特徴とする日清食品のカップ焼きそばブランドで、現在はカップ焼きそばカテゴリーの売上No.1に君臨する絶対王者。

出典：「日清焼そばU.F.O. 濃い濃いだしソース焼そば」（2月28日発売）（日清食品）

今回の新商品「日清焼そばU.F.O. 濃い濃いだしソース焼そば」は、2020年3月2日発売の「日清焼そばU.F.O.大盛 濃い濃いだしソース焼そば」と、2021年3月1日にレギュラーサイズで復活した「日清焼そばU.F.O. 濃い濃いだしソース焼そば」に続く第3弾の “濃厚和テイストU.F.O.” で、一見すると2021年3月発売品の再販に思えるのですが、まったくテコ入れなしの再販ではありません。

いつもの “濃い濃い濃厚ソース” とは違う “ソース×だしのハイブリッドU.F.O.” というコンセプトは変わっていませんが、ソースの鰹だし感をアップさせるだけでなく、だしフレークと揚げ玉入りの「ふりかけ」に鰹節を加えることで、全体の鰹感をブラッシュアップ。このブログでレギュラーサイズは取り上げていませんが、最初の大盛りが美味しかったので、今回も危なげない仕上がりが予想できます。

明星食品「日本初の拉麺ブームの店 淺草來々軒 醤油らぅめん」新発売

日本初のラーメンブームを起こした店!? 支那そばやプロデュースで復活した「淺草 來々軒」の味わいを再現!! 來々軒（らいらいけん）とは、1910年（明治43年）に浅草で産声を上げた “ラーメン史を語る上で原点” とされる伝説の店で、現在は当たり前のように食べられている醤油ラーメンの原型を確立した “元祖しょうゆラーメン” の店としても知られます。

出典：「明星 日本初の拉麺ブームの店 淺草來々軒 醤油らぅめん」（2月28日発売）（明星食品）

今回の新商品「明星 日本初の拉麺ブームの店 淺草來々軒 醤油らぅめん」は、飲食店やアニメ、ファッション、雑貨など、明治・大正・昭和のレトロブームが多岐にわたって見られることを背景に、日本で初めてラーメンブームを起こした店といわれる「淺草 來々軒」の「らうめん」を再現したカップラーメンで、名古屋コーチンの出汁（だし）と国産丸大豆醤油を使用した滋味深いスープが特徴とのこと。

來々軒は1976年（昭和51年）に閉店しましたが、支那そばや協力のもと、來々軒の創業者・尾崎貫一氏の末裔で孫に当たる高橋邦夫氏と玄孫である高橋雄作氏の承認を受け、2020年（令和2年）10月14日「新横浜ラーメン博物館」に復活。今回のカップ麺は “復活後の味を再現” したようですが、製造者は以前から「支那そばや」と親交が深い明星食品なので、この企画が実現したのかもしれません。

東洋水産「ごつ盛り 油そば」新発売

期間限定で登場した「油そば」を「ごつ盛り」の定番フレーバーに格上げ!? あの和風麺にも新展開!! ごつ盛りとは、マルちゃんで知られる東洋水産が “ごっつい大盛り” をコンセプトに、おいしさとボリュームと安さの三拍子を揃えたオープン価格のブランドで、ときどき「でかまる」と混同されますが、メーカー希望小売価格が設定されている「でかまる」の廉価版に位置しています。

出典：「ごつ盛り 油そば」新発売のお知らせ（東洋水産）

今回の新商品「ごつ盛り 油そば」は、ポークの旨味をベースにニンニク、ごま油の風味を効かせた「ごつ盛り」流の油そばで、2021年3月29日に期間限定で発売してましたが、それを定番化させた様子。ちなみに3月14日、明星食品が「一平ちゃん 豚旨油そば」という新たな定番商品を導入してくるため、持ち前のコストパフォーマンスを売りに接戦を繰り広げてくれそうな予感。

出典：「ごつ盛り きつねうどん」「同 天ぷらそば」販売エリア拡大のお知らせ（東洋水産）

さらに、このブログでも高く評価した「ごつ盛り きつねうどん」と「同 天ぷらそば」の販売エリアも拡大するらしく、当初の甲信越・関東地区に加え、新たに北海道・東北・静岡地区でも販売を開始するとのこと。西日本エリアでも余裕で通用する商品なので、いっきに全国展開してほしい気持ちもありますが、それも時間の問題かもしれません。

東洋水産「でかまる 鶏そぼろ辛担々麺」新発売

マルちゃん主催『Ramenグランプリ2021-2022 ～あなたのいいねがカップ麺になる～決定戦！』の “白飯欲しくなる部門” で優勝に輝いた「新旬屋 本店」のエントリー「極辛 鶏そぼろ担々麺」を「でかまる」で商品化!! はい、というわけで『Ramenグランプリ』関連は他の商品よりも情報量が多いのですが、詳しくはレビューの際に触れるとして‥‥

出典：「でかまる 鶏そぼろ辛担々麺」新発売のお知らせ（東洋水産）

今回の新商品「でかまる 鶏そぼろ辛担々麺」は、山形県新庄市の人気行列店「新旬屋 本店」のエントリーを再現した大盛りバケツ型のカップラーメンで、ひとつ前のページでレビューした「本気盛 貝だし塩そば」に続く『Ramenグランプリ2021-2022』関連商品の第2弾。山形の「新旬屋 本店」といえば、昨年の『Ramenグランプリ2020』でも “スープ飲み干したくなる部門” の優勝に輝いた実力店です。

『Ramenグランプリ2020』では「香り舞う金色出汁 鶏麺」で優勝を勝ち取り、それを東洋水産が「本気盛（マジモリ）」で再現していたのですが、2回目の実施となる『Ramenグランプリ2021-2022』では引き続き「鶏」にこだわりながらも「極辛」の担担麺という新境地を開拓。カップ麺との親和性も高そうな雰囲気ですし、濃いめの味が予想できるので、白ご飯はマストで準備しなければいけません。

サンヨー食品「麺屋さくら井監修 地鶏醤油らぁ麺 GOLD」新発売

通が唸る行列店「麺屋 さくら井」監修のカップラーメン “第2弾” は高品質の代名詞である「GOLD」に進化!! 麺屋さくら井（めんや さくらい）とは、東京都武蔵野市西久保・三鷹で行列をつくる人気店で、2016年11月17日にオープン。店主の櫻井祐太（さくらい ゆうた）氏は「麺処 ほん田」の出身で、インパクトのある味よりも “毎日飽きずに食べられる” らぁ麺を目指しているそうです。

今回の新商品「麺屋さくら井監修 地鶏醤油味らぁ麺 GOLD（ゴールド）」は、スタンダードでありながらも新しく、高次元のバランスを実現した「麺屋 さくら井」の「醤油らぁ麺」を再現したカップラーメンで、サッポロ一番のブランドで知られるサンヨー食品と共同開発。2021年2月8日にも「麺屋 さくら井」監修のカップ麺を発売していましたが、第2弾は「GOLD」となっているのが見どころ。

2022年2月27日現在、まだサンヨー食品の公式ウェブサイトは更新されていませんが、前回発売品と比較して “はかた地鶏原料を30％UP” させているらしく、より高級感のあるスープに仕上げているところがメインのリニューアルポイント。ただ、前回は簡便性の高い製品スタイル（縦型ビッグのスナック感）が足を引っ張っていたので、それが改善されているかどうかで星ひとつ変わりそうです。

ローソン「六厘舎監修 魚介香り立つ極濃豚骨中華そば」新発売

ローソン限定「六厘舎」監修のカップラーメンが久々に登場!! 六厘舎（ろくりんしゃ）とは、松富士食品が運営するラーメン店で、創業は2005年4月18日。当初は赤字続きの危機的状況に陥ったこともあるそうですが、後に東京屈指の行列店として一世を風靡する “濃厚魚介豚骨つけめんブーム” の立役者として知られるようになり、現在もラーメン業界を牽引しています。

出典：Home > 商品・おトク情報 > オリジナル商品 > 明星食品 六厘舎監修 魚介香り立つ極濃豚骨中華そば（ローソン）

今回の新商品「六厘舎監修 魚介香り立つ極濃豚骨中華そば」は、つけ麺のレジェンド「六厘舎」監修のもと、コンビニの中でもローソンにしか売ってない、販路限定のPB（プライベートブランド）商品として開発された縦型ビッグのカップラーメンで、明星食品が商品化。六厘舎の代名詞といっても過言ではない濃厚魚介豚骨系の新作で、パッケージには “NEW” の文字。

六厘舎のカップラーメンといえば、2020年10月27日に発売された「魚介香る濃厚中華そば」以来の展開で、現段階あまり多くは語られていませんが、麺に絡む極濃スープが楽しみなポイント。2020年10月発売品の流れを汲んでいるのであれば、おそらく太めのノンフライ麺を搭載していると思うので、もしかすると「麺神（めがみ）」の技術を応用しているかもしれません。

ファミリーマート「三宝亭東京ラボ 酸辣湯麺」新発売

三宝亭東京ラボ監修の「酸辣湯麺」が数量限定でファミリーマートに復活!! 三宝亭東京ラボ（さんぽうてい とうきょうラボ）とは、独自の「酸辣湯麺（さんらーたんめん）」と「全とろ麻婆麺（まーぼーめん）」をメインに提供しているラーメン店で、1967年（昭和42年）4月に創業した三宝（新潟県新潟市）が運営母体。

出典：HOME > 商品情報 > 加工食品 > 三宝亭東京ラボ 酸辣湯麺（ファミリーマート）

今回の新商品「三宝亭東京ラボ 酸辣湯麺」は、ファミリーマート店舗限定のPB商品で、日清食品と共同開発。パッケージに “数量限定で復活！” とあるように、2021年4月20日発売の「三宝亭東京ラボ とろみ酸辣湯麺」をベースにした商品で、パッケージの基本的なデザインや調理後のイメージ写真など、ほとんど雰囲気は変わっていません。

つまり、テコ入れなしの再販である可能性が高いのですが、2021年4月発売の「とろみ酸辣湯麺」は完成度が高く、このブログでは高評価を記録した商品。たとえば明星食品の「赤坂榮林」ほど酸味は強くないけれど、まろやかな酸味と穏やかな辛さのバランスは絶妙で、ノンフライ製法のコシが強いストレート麺を合わせていました。それと栄養成分表示の値が同じだった場合、今回も安心して楽しめます。

ファミリーマート「ファミマル 生姜香る野菜タンメン」新発売

コストパフォーマンスに優れたファミマルに縦型ビッグの「野菜タンメン」が新登場!! ファミマル（famimaru）とは “おいしい・うれしい・あんしん” をコンセプトにしたファミリーマートの新ブランドで、2021年10月から複数ある既存のPB（「ファミリーマートコレクション」や「お母さん食堂」など）を「ファミマル」に集約し、統一感を高めました。

出典：HOME > 商品情報 > 加工食品 > 生姜香る野菜タンメン（ファミリーマート）

今回の新商品「ファミマル 生姜香る野菜タンメン」は、鶏・豚・魚介をベースに、ガーリックや黒コショウ、野菜の旨みを合わせた塩スープが特徴の一杯で、おそらく製造者は明星食品。生姜を効かせた明星食品のタンメンといえば、ローソン限定のPB商品として展開している「東京タンメン トナリ」監修シリーズの印象が強いところ、こちらはファミリーマート限定の完全オリジナル。

2022年2月現在、メーカー希望小売価格の設定が220円（税別）で、なおかつNB（ナショナルブランド）として開発された縦型ビッグ製品をコンビニで購入すると、税込価格は232円が相場になっているのですが、今回のファミリーマート通常価格は184円（税込198円）と手に取りやすい値段。まだファミマルの商品はレビューできていないので、紹介枠に入れられないか検討してみます。

今週注目のカップ麺と展望

といわけで、今週の注目すべき新商品は、日本初のラーメンブームを起こした「淺草 來々軒」のカップラーメンに、ご当店系としては「新旬屋 本店」「麺屋 さくら井」「六厘舎」「三宝亭」の注目度も高く、カップヌードルの新作「スモークベーコンカリー」も間違いなさそうな雰囲気（ほんとに間違いなく美味しそうw）。

あとはコストパフォーマンスの高さに期待できる「ごつ盛り 油そば」も気になりますし、ついに同ブランドの和風部門も販路が拡大されるので、オープン価格帯の情勢が気になるところ。ひとまずリニューアル系は後に回し、新商品から順番にレビューしていくので、今週も一緒に楽しめると幸いです。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】