どうも、taka :aです。
この記事では、2020年6月15日(月)に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。
コンビニの新商品や新作カップ麺(カップラーメン、カップ焼そば等)の最新情報、話題のニュースが気になる方は(こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので)、よろしければ最後までご覧ください。
今週の新商品 新作カップ麺リスト
▼日清食品
・日清×食べログ 百名店 MENSHO 和牛担々麺 / 295円(全国)
▼東洋水産
・マルちゃん正麺 カップ 台湾まぜそば / 225円(全国)
・本気盛 濃ニボ / 220円(全国)
▼エースコック
・じわとろ あさりバター味ラーメン / 230円(全国)
・スープはるさめ デリハピ!梅いっぱい / 167円(全国)
▼まるか食品
・ペヨング 塩やきそば / オープン価格(全国)
・ペヤング 超大盛やきそばマシマシキャベツ / 300円(全国)*1
▼ヤマダイ(ニュータッチ)
・ヴィーガンヌードル 担担麺 / 200円(全国)R
・ヴィーガンヌードル 酸辣湯麺 / 200円(全国)R
▼イオン
・トップバリュベストプライス 沖縄風そば / 88円(全国)
・トップバリュベストプライス そうめんチャンプルー / 88円(全国)
▼ローソン
・中華蕎麦にし乃 鶏だしそば / 211円(全国)*2
▼セブンイレブン(セブンプレミアム)
・中華蕎麦とみ田監修 豚まぜそば / 228円(全国)*2
・中華蕎麦とみ田監修 冷し豚中華 / 510円(千葉)
▼セイコーマート
・なまら!胡椒タンメン / 110円(全国)
*1 一般販売開始
*2 火曜日(2020/06/16)以降発売
日清食品「日清×食べログ 百名店 MENSHO 和牛担々麺」新発売
日清×食べログ百名店コラボ “第2弾” の新作は気鋭のラーメンクリエイターが監修!! 食べログ百名店とは、国内最大級のレストラン検索・予約サイト「食べログ」の各ジャンルにて、ユーザーから高い評価を集めた上位100店を指し、そのうち「ラーメン」のジャンルでは全国約5万店舗の中から「TOKYO(東京)」「EAST(東京を除く東日本)」「WEST(西日本)」それぞれがエリア別に選出されています。
今回の新商品「日清×食べログ 百名店 MENSHO(めんしょう)和牛担々麺」は、気鋭のラーメンクリエイターとして知られる庄野智治(しょうの ともはる)氏監修のもと、ラーメン百名店「TOKYO 2019」に選出された「MENSHO」の人気メニュー「和牛担々麺」を大判どんぶり型のカップラーメンで再現。和牛の旨みと甘みを凝縮した濃厚担々スープが特徴とのことで、カップ麺でも前例にない組み合わせかもしれません。
MENSHOとは、オリジナリティあふれる斬新なメニューを数多く創作している「麺庄グループ」の8号店で、上質な食材を最大限に活用する “Farm to Bowl” をコンセプトに、東京都文京区音羽・護国寺で2016年12月23日にオープン。今回のモデルになっている「和牛担々麺」について検索してみたところ、スープは辛さよりも痺れが強いらしいので、和牛の存在感と痺れのバランスに注目してみましょう。
東洋水産「マルちゃん正麺 カップ 台湾まぜそば」新発売
湯切りタイプのマルちゃん正麺カップから満を持す名古屋めし「台湾まぜそば」新登場!! マルちゃん正麺(せいめん)とは “いま抜群においしく、そして10年後20年後も古びることなく愛され続けるラーメン” をコンセプトに生まれたブランドで、2011年11月7日に初代袋麺(醤油・味噌・豚骨)を発売。その約4年後となる2015年10月5日、初めて同ブランドのカップ麺が発売されました。
今回の新商品「マルちゃん正麺 カップ 台湾まぜそば」は、2008年8月1日に創業した麺屋はなび(めんや はなび)を発祥とする「台湾まぜそば」をマルちゃん正麺カップ流にアレンジした新作で、夏向けのラインナップを強化。同シリーズから湯切りタイプのフレーバーが初めて発売されのは2019年4月1日、今回の「台湾まぜそば」は正麺カップにおける湯切りタイプ “第7弾” の新作です。
おそらく辛さは大したことないと思いますけど、甘味のあるタレに台湾まぜそばの特徴である魚粉、さらに通常は入らない “花椒” を加えているらしいので、その主張が気になるところ。ちなみに第1弾では王道の「焼そば」と「汁なし担々麺」を展開し、続いて「油そば」「濃厚魚介豚骨まぜそば」「汁なし黒マー油担々麺」「ゆず香る塩まぜそば」となっているため、いまのところシリーズ内にカニバリはありません。
東洋水産「本気盛 濃ニボ」新発売
マルちゃんの大盛りブランド「本気盛」が煮干しに特化した変わり種を展開!! 本気盛(マジモリ)とは「大盛」の麺量と「濃い系」スープに「がっつり具材」を特徴としている縦型ビッグのカップ麺で、第1弾の発売は2007年3月26日。初代のフレーバーは「豚骨醤油」と「辛味噌」の2種類で、10代〜30代のニーズに応えるべく、デビュー当時から大盛り・濃い系スープ・がっつり具材をコンセプトにしていました。
今回の新商品「マルちゃん 本気盛 濃(こい)ニボ」は、背脂のコクと煮干しの風味を効かせた濃厚煮干しラーメンがコンセプトで、煮干しに強い東洋水産の十八番。同社は定番商品の「日本うまいもん 青森津軽煮干しラーメン 激にぼ」をはじめ、最近では2020年4月27日に前述の「マルちゃん正麺カップ」ブランドからも「濃ニボ」を出しているため‥‥あ、今回その続編というかブランド変換商品っぽい雰囲気ですね。
東洋水産は社名に “水産” とあるように、もともと水産業を生業としていた企業。今でも自社のグループ会社に “だしの素” で有名な株式会社シマヤを抱えるなど、出汁(だし)に強みを持っています。最近ちょっと大人しい商品も多いのですが、煮干しを使わせると特有の鋭い旨味や癖を打ち出してくれることが多いので、濃いめに効かせたという煮干しの旨味と背脂(背脂加工品)のコクに期待。
エースコック「じわとろ あさりバター味ラーメン」新発売
じんわり溶け出すバターの風味とコクがクセになる「じわとろ」シリーズ最新作はバターと相性のいい “あさり” を採用!! じわとろシリーズとは、エースコックの特許製法 “バター状ブロック” を軸に展開しているブランドで、2015年8月31日に発売された「じわとろ 塩バター味ラーメン」が第1弾。以降、定期的にバター状ブロックを使った新作をリリースしています。
今回の新商品「じわとろ あさりバター味ラーメン」は、前述のバター状ブロックと “あさりだし” を軸にした新作で、バターといえば冬に出してほしいイメージが無きにしも非ずでですが、エースコックのニュースリリースには “初夏にもすっきりと味わえるおいしさ” との一文あり。具材にもアサリを使用しているらしく、そこは期待できるポイントではあるものの、問題はバター状ブロックの存在感。
たとえば東洋水産のバター系は味がしっかりしているのに対し、エースコックのバター状ブロックは風味が弱く、毎回そんなに見た目ほど主張してきません。それが評価の足を引っ張ることも多いのですが、これから暑い季節に向けてのタイミングですし、かるめの風味が今回は功を奏するかも。ちなみにメーカー希望小売価格は現在の相場よりも10円高い税別230円なので、あとはコスパ的なところでしょうか。
まるか食品「ペヨング 塩やきそば」新発売
これがメーカー公認のニセモノ!? 話題になったペヤングの姉妹品「ペヨング」から待望の新フレーバーが登場!! ペヤング(やきそば)とは、まるか食品を代表するカップやきそばのロングセラーブランドで、1975年(昭和50年)3月に初代を発売。ペア(pair)とヤング(young)で「ペヤング(peyoung)」と名付けられ、2020年3月に発売45周年を迎えたのですが——
出典:まるか食品「ペヨング 塩やきそば」を6月15日に発売いたします。
今回の新商品「ペヨング 塩やきそば」は、ロングセラーブランドのペヤングから派生したスピンオフ的なブランド「ペヨング」からの新作で、メーカー希望小売価格の設定されていないオープンプライス商品、つまり安売り用の廉価版カップ麺。なんとも気が抜けた上記のパッケージを見てもわかるように、もれなくパチモン感が漂っているのですが、まるか食品が販売している正規品です。センスいいですよねw
第1弾の「ペヨング ソースやきそば」が初めて発売されたのは、2016年3月14日。その後も同年9月12日に「キムチ味」、2018年2月12日に「激辛やきそば」と何気に変わり種を展開していたのですが、2019年は目立った動きは見せていなかったので、今回の「塩やきそば」は約2年4ヶ月ぶりの新作。ところで原材料に「さけエキス」や「びわ葉エキスパウダー」が入っているため、もしかしたら “スカルプD” に使われていたソースと‥‥
ヤマダイ「ヴィーガンヌードル担担麺・酸辣湯麺」リニューアル発売
T’sレストランとコラボした新しい価値観のカップ麺「ヴィーガンヌードル」がリニューアル!! ヴィーガンヌードル(VEGAN NOODLES)とは、東京・自由ヶ丘にあるヴィーガン料理店「太陽と大地の食卓 T’s レストラン(ティーズレストラン)」とヤマダイ(ニュータッチ)の共同開発商品で、2019年9月9日に「T’s NOODLE(ティーズヌードル)」の後身としてリニューアル。
純菜食者(ヴィーガン)の方でも食べられるように、肉(meat)・魚(fish)・卵(egg)・牛乳(milk)といった動物性食材は使っておらず、さらに化学調味料やアルコールも不使用というカップラーメンとしては珍しいコンセプトで商品化。担担麺・酸辣湯麺どちらも麺は凄麺(すごめん)の延長線上にあるノンフライ麺を使い、スープの味に物足りなさを感じることもなく、機能系にしてはよくできた商品でした。
今回のリニューアルはパッケージ変更などのマイナーチェンジかと思いきや、従来品と比較して麺の量を10%増やすだけでなく、容器の口を広い形状に変更することで麺をほぐれやすくしたとのこと。もっとも大きいのは賞味期限を従来の “6ヶ月から9ヶ月に延長” したことで、海外への輸出にも対応しやすい商品にしたそうです。その前に日本国内の取扱店を増やしt‥‥などというのは御法度ですかねw とりあえずコレは一見の価値あり。
ローソン「中華蕎麦にし乃 鶏だしそば」新発売
『ミシュランガイド東京2019-2020』ビブグルマン掲載店「中華蕎麦にし乃」監修カップ麺がローソンに!! 中華蕎麦にし乃(ちゅうかそばにしの)とは、東京都文京区本郷3丁目に店を構えるラーメン店で、創業は2018年2月17日と新しいのですが、店主は『ミシュランガイド東京2016-2020』のビブグルマン部門に5年連続で掲載された「らぁめん小池」を切り盛りする水原裕満氏。
出典:ローソン > Home > 商品・おトク情報 > オリジナル商品 > 日清食品 中華蕎麦にし乃 鶏だしそば
今回の新商品「中華蕎麦にし乃 鶏だしそば」は、日清食品と「中華蕎麦にし乃」の店主・水原裕満氏との共同開発商品で、コンビニの中でもローソンでしか買えない販路限定商品として展開。ローソンの公式ウェブサイトに書いてある商品特徴には “鶏のうまみあるスープに山椒をきかせた独特な風味が特長” とあるので、再現元のメニューは同店の「山椒そば」とみて間違いありません。
「山椒そば」のスープには大量のカタクチイワシや昆布、椎茸の足などを加えた出汁(だし)をはじめ、あさり出汁と動物系(鶏・豚)の出汁を提供する直前に合わせているらしく、タレは白醤油と薄口醤油をブレンド。さらに山椒は流行りの痺れを強調するのではなく、あくまでも風味を重視するなど、和食の厨房も経験している水原店主の繊細な技が光るスープが最大の特徴となっているため、日清食品の再現度に期待しましょう。
今週注目のカップ麺と展望
ちょっと新商品の数が少ない2020年6月第3週ですが、日清×食べログ百名店「MENSHO 和牛担々麺」に同じく日清食品製造のローソン限定商品「中華蕎麦にし乃 鶏だしそば」も注目の新作カップ麺。さらにペヤングもといペヨング初の「塩やきそば」や正麺カップ初となる「台湾まぜそば」に煮干し系「本気盛 濃ニボ」など、オリジナル商品からは安定感の高そうな新製品もリリースされました。
上記の解説では詳しく触れていませんが、2020年3月10日にファミリーマート先行商品として発売されたペヤングの「超大盛やきそばマシマシキャベツ」が一般販売解禁になりますので、興味のある方はスーパーやドラッグストアなどをチェックしてみてください。他、先週の取り零し分なども睨みながらブログを更新していきますので、今週も一緒にカップ麺を楽しんでいけたらなと思います。
※記事更新直前にセブンイレブン×中華蕎麦とみ田の新作「中華蕎麦とみ田監修 豚まぜそば」が発売されることを知ったので、リストに追加しておきました。セブンイレブンでの取り扱いは2020年6月16日(火)以降、こちらも要チェックですね。
メーカー未公開情報あり! カップ麺マル秘リスト
それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中にはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの気持ちで話のネタにでもご活用ください。
2020年06月22日
・日清の汁なしどん兵衛 冷しぶっかけうどん
・明星 馳走麺 狸穴監修 シビ辛ラー油肉蕎麦
・麺家 獅子丸監修 魚介鶏白湯らぁめん
・赤いきつね焼うどん でか盛
・EDGE×わかめラーメン ごま・しょうゆ また帰ってきたわかめ 3.5倍
・EDGE×わかめラー油蕎麦 わかめ3.5倍
・ペヤング 塩ねぎ豚やきそば
・焼豚ラーメン トムヤムクン味
2020年06月29日
・明星 マタドール×闘牛脂W監修 富山ブラック風牛まぜそば
・日本うまいもん 青森津軽煮干しラーメン 激にぼ
・全国ラーメン店マップ 苫小牧編 味の大王 元祖カレーラーメン
・岩下の新生姜味 塩焼そば
2020年07月27日
・激辛高菜豚骨ラーメン