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湯河原では食べられない「飯田商店 沼津店」限定「担々麺」セブンのカップ麺に!!

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セブンプレミアム

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年12月9日(月)新発売、セブンプレミアムのカップ麺「飯田商店 担々麺(3代目)」(278円+税)の実食レビューです。

花椒の香り広がる秘伝のスパイス使用「らぁ麺 飯田商店」唯一の支店「ららぽーと沼津店」限定メニューをカップラーメンとして商品化!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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飯田商店 担々麺 2024

らぁ麺 飯田商店(いいだしょうてん)とは、2010年(平成22年)3月16日の創業以来、神奈川県足柄下郡湯河原町に本店を置く「らぁ麺」と「つけ麺」の専門店で、その実力は日本有数の温泉地として知られる湯河原を “ラーメンの聖地„ と言わしめたほど。孤高の天才と謳われた店主の飯田将太(いいだ しょうた)氏は、権威ある数々の賞を総なめにし、現在も全国から集う食通の舌を唸らせています。

沼津店限定メニューを即席カップめん化

このページでレビューする「飯田商店 担々麺」は、セブン&アイグループ系列の店舗にしか売ってない、セブンプレミアムのカップラーメンで、共同開発者はマルちゃんの東洋水産。現在も店主が自ら厨房に立っている「らぁ麺 飯田商店 湯河原本店」では食べられない「湯河原 飯田商店 ららぽーと沼津店」限定メニューの「担々麺」を再現しているのですが、これが初めての試みではありません。

東洋水産と飯田商店の関係は、2014年(平成26年)5月26日発売のNB(ナショナルブランド)商品「縦型ビッグ 飯田商店 醤油ラーメン」から続いているため、すでに10年以上の絆を築いているのですが、担々麺を再現したカップラーメンは2年前、2022年12月12日発売品が最初と比較的に最近の話。

初代「飯田商店 担々麺」のパッケージ

パッケージには “秘伝のスパイスが決め手„ と記載されていたのですが、本場の四川式でも味噌を使った日本式でもない、しょうゆベースのスープを特徴とする珍しいスタイルで、このブログでは高評価を記録。その後、2023年12月11日発売品(2代目)はレビューしていないため、あらためて向き合ってみることにしました。

即席カップめん史上初【らぁ麺 飯田商店】唯一の支店「沼津店」限定の “担々麺” がセブンプレミアムに!!

開封

4種の小袋を別添

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れ「粉末スープ」「液体スープ」「特製油」の合計4パックで、この構成は初代から変わっていません。ただ、歴代商品の栄養成分表示を比較すると、カロリーだけ見ても初代=565kcal、2代目=562kcal、3代目=566kcal(←いまココ)と変わっているため、まったく調整なしの再販は1度もありません。

加水率が低そうな佇まい

麺は油で揚げずに乾燥させたノンフライ麺で、マルちゃん正麺(せいめん)カップでおなじみ「生麺ゆでてうまいまま製法(特許 第5719064号)」の訴求は見当たらないけれど、その流れを汲んだ乾燥麺と思しき佇まい。最近ちょっと戻りの悪さが気になっているので、そこも見極めておきたいポイント。

販売店はコンビニのセブンイレブンほか、イトーヨーカドーやヨークベニマル、ヨークマートなど、セブン&アイグループが展開しているGMS(General merchandise store, ゼネラルマーチャンダイズストア)も含まれています。ただ、おそらく販売価格は278円(税込300.24円)に統一されていると思うので、ミドルレンジクラスの一杯です。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:セブンプレミアム 飯田商店 担々麺
製造者:東洋水産株式会社
製造所:関東工場(群馬県館林市赤生田本町3831-1)
内容量:140g(めん70g)
商品コード:4901990379359(JAN)
発売日:2024年12月09日(月)
実食日:2024年12月28日(土)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
小売価格:278円(税別)
購入価格:300.24円(税込)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:4袋(液体スープ・粉末スープ・特製油・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、でん粉、食塩、植物性たん白、こんにゃく、大豆食物繊維、植物油脂、乳糖)、添付調味料(しょうゆ、チキンエキス、香味油脂、植物油、ねりごま、ごま、デキストリン、食塩、香辛料、砂糖、脱脂大豆粉、りんご酢、たん白加水分解物、こんぶエキス)、かやく(味付挽肉、ねぎ)/ 調味料(アミノ酸等)、酒精、かんすい、炭酸カルシウム、乳化剤、増粘多糖類、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE、ローズマリー抽出物)、香辛料抽出物、パプリカ色素、酸味料、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む)

実食開始

かやくは歴代共通かも

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、内容は味付挽肉とネギのみ。これも2年前の商品からの共通点になるのですが、裏を返すと “変える必要がなかったポイント„ とも捉えられるため、3年連続で採用されている事実には一種の安心感を覚えます。味付挽肉はジャンクなタイプになりますけど、ネギがFD(フリーズドライ)なのは嬉しいですね。

これぞって感じの素敵ビジュ

あとは内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で「液体スープ」と「特製油」を温めながら待つこと5分。時間になったらフタを開け「粉末スープ」と「液体スープ」を馴染ませた後、仕上げに「特製油」をトッピングするのですが、調理方法の文面が “粉末スープ、液体スープを加えてよくかきまぜ、特製油をかけて召し上がりください„ となっているため、特製油を入れてからは混ぜないのが正解。

調理後の見た目は2年前から大きく変わっていませんが、花椒の香り方に違いを感じたファーストインプレッション。はたして痺れなども強くなっているのかどうか、引き続き従来品との違いに注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(140g)あたり
カロリー:566kcal
たん白質:17.6g
脂  質:28.6g
炭水化物:62.3g
(糖  質:56.7g)
(食物繊維:5.6g)
食塩相当量:6.6g
(めん・かやく:2.4g)
   (スープ:4.2g)
ビタミンB1:0.31mg
ビタミンB2:0.37mg
カルシウム:304mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:566kcal(めん・かやく:314kcal)(スープ:252kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

新開発ではないと思うけど‥‥

4.0

パッケージに「生麺ゆでてうまいまま製法」(特許 第5719064号)の訴求は見当たらないと前述しましたが、いくつか存在するパターンを例に挙げると煮干し系の「マルちゃん正麺 カップ」に使われるタイプのノンフライ麺で、生麺ゆでてうまいまま系統としては比較的に加水率は低めの設定。

スープとの相性は悪くない

とんこつラーメンなどで重宝されてるゴリゴリの低加水麺ではないけれど、箸で持ち上げたときの重量感は「マルちゃん正麺 カップ 芳醇こく醤油」のノンフライ麺よりも軽く、粘りよりも反発性を重視した質感で、なおかつ噛み込むと内側から弾けるような歯切れの良さと上品な小麦の風味が印象的。

ちょっとほぐれにくさが気になりますが、いつまで経っても端の部分が戻らない——みたいなストレスを感じるほど頑固ではありません。ただ、ちょっと丁寧にケアしてあげないと “汁ハネのリスクが高まる„ ので、添付調味料を入れる前にほぐしてやるのがポイントです。

スープ

あきらかに花椒の存在感が増している

5.5

まずは「粉末スープ」単体の味を確認してみたところ、すりごま・いりごまの主張が強く、この時点で花椒(ホワジャオ)の香りが漂ってくるのですが、後者については2年前よりも強め。ただ、粗挽き唐辛子は辛味よりも芳ばしさをプラスする意味合いが強く、砂糖でジャンクな印象を与えてくるのは2年前と同じ東洋水産らしいアプローチ。

りんご酢のアクセントにも注目

続けて「液体スープ」を加えた途端、ねりごまのコクが全体に行き渡り、どっしりと重心の低いテイストに変わるのですが、しょうゆのキレを同時に感じるところも初代から変わっていないポイント。しかし、2年前よりも花椒の華やかな風味が強く、それでいて痺れは控えめで、しょうゆのキレは比較的に穏やか。

特製油は浮かせたままで

さらに「特製油」を投入するとラー油の辛味が入り、なおかつ花椒の痺れも少し強くなるのですが、従来品よりもラー油の辛味は穏やかで、ゴマの重さが増しているように感じた3代目。それでいて花椒を中心とする香辛料が重くなり過ぎないように引き締めている、やや方向性は違えど引き続きハイレベルかつ個性的なスープであることは間違いありません。

ちなみに “しょうゆベースの担担麺„ といえば、2024年10月21日発売の「マルちゃん正麺 カップ 裏うま辛担々麺」が記憶に新しいところ。ただ、ねりごまの重さだったり、りんご酢の加減だったり、しょうゆの効かせ方だったり、そういった部分に大きな違いが生じていました。

かやく

けっこう相性いいんですよね

3.0

値段相応の内容かと聞かれたら、やや物足りないと答えます。しかし、インスタント感を遺憾無く放っているジャンクな味付挽肉は、意外にも前述の繊細なスープを壊すことなく共存している、むしろポジティブな意味でカップラーメンらしいというか、まったくもってネガティブでは悪くありません。

ネギもFD加工なので、ジャキジャキとした歯触りが気になるAD(エアドライ)加工のネギよりも高級感のあるチョイス。かやくの評価は及第点としていますけど、個性的な素材や主役級に主張してくる奇抜な具材を使っていない分、しっかりスープに集中できました。

総評

5.0

生麺ゆでてうまいまま製法の(厳密には違ったとしても、そのイメージを強く感じる)ノンフライ麺は、飯田商店よりも正麺カップの印象が強く、いかにもマルちゃんらしい要素になりますけど、スープの構成は唯一無二。

しょうゆの使い方は初代「飯田商店 担々麺」ほど個性的ではないけれど、ねりごまの重さは特筆すべき水準に位置しており、それを華やかに彩る香辛料のアクセントが絶妙な一杯。このクオリティで販売価格は税込300円ですから、コストパフォーマンスも高いですよ。【author・taka :a(大石敬之)】

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