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冬のトロうまカップヌードル「ガーリックチーズフォンデュ味」爆誕!! ただし、作り方には気を付けて‥‥

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年1月17日(月)新発売、日清食品のカップ麺「カップヌードル ガーリックチーズフォンデュ味」の実食レビューです。

あのチーズフォンデュをカップヌードル流にアレンジ!? 濃厚仕立ての黄金コンビ “チーズ党に食べてほしい” トロうまカップヌードル爆誕!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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カップヌードル ガーリックチーズフォンデュ味

カップヌードル(CUPNOODLE)とは、1971年(昭和46年)9月18日の発売以来、即席カップめん市場で圧倒的な占有率を誇る日清食品のロングセラーブランドで、2019年度に国内年間売上は1,000億円を突破。さらに世界累計販売数もブランド全体で500億食を達成し、真のグローバルブランドとして確固たる地位を築きました。

「チーズ×ガーリック香る濃厚仕立て」をアピール

今回の新商品「カップヌードル ガーリックチーズフォンデュ味」は、チーズを使った料理の中でも特に高い人気を誇る “チーズフォンデュ” をカップヌードル流にアレンジした新作で、スープは野菜とチキンの旨みをベースに、チーズのコクとガーリックの香りを効かせた変わり種。かねてよりカップヌードルはクリーム系やチーズ系に強いこともあり、もはや発売しちゃった時点で勝ち確な雰囲気が否めません。

あらためましてチーズフォンデュ(英:cheese fondue)とは、フランス語でフォンデュ・オ・フロマージュ(fondue au fromage)といい、もともとはスイスのアルプス山岳部や近隣の地方を発祥とする郷土料理。フォンデュの語源は「溶ける・溶かす」を意味するフランス語(女性名詞)で、現在の日本ではチーズを白ワインなどで煮込み、そこに食材を潜らせる料理の総称となっています。

ほかにも賽の目に切った肉などの食材を素揚げにする「オイルフォンデュ」に、マシュマロや果物を溶かしたチョコレートに潜らせる「チョコレートフォンデュ」のほか、肉や魚介類をコンソメやブイヨンに潜らせる「スープフォンデュ」など、チーズ以外のフォンデュも存在するのですが、やはり代表的なのはチーズフォンデュ。

もっともオーソドックスなチーズフォンデュ(※イメージ)

チーズフォンデュといっても複数のスタイルが存在するので、チーズの種類や分量も様々ですが、もっともオーソドックスなチーズフォンデュをフォンデュ・ヌシャテロワーズ(Fondue Neuchâteloise)といい、スイスを代表する由緒正しいチーズ「グリュイエール(gruyere)」と「エメンタール(emmental)」を主に使用するのが伝統的なスタイル。

フォンデュ・ヌシャテロワーズの作り方はシンプルで、土鍋の内側にニンニクを擦り付けて香りを移した後、削ったチーズに分離を防ぐためのコーンスターチまたは小麦粉を混ぜ、辛口の白ワインと一緒に加熱。仕上げにキルシュヴァッサー(種子ごと潰したサクランボの蒸留酒)とナツメグを入れ、具材は食べやすいサイズに切ったパンが基本です。ただ、日本では温野菜や海老、ソーセージも定番ですよね。

そんなチーズフォンデュをカップヌードル流にアレンジした今回の新作「カップヌードル ガーリックチーズフォンデュ味」に “スイスの女王様” ことグリュイエールチーズは使用していないようですが、スープには “チーズの王様” ことエメンタールチーズを使っているのがポイント。パッケージは温かみのある色合いを基調にしたデザインで、とろけるチーズの濃厚感を表現。

パッケージのデザインでは超チーズが濃厚そう

日清食品のニュースリリースには “チーズ好きにおすすめしたい間違いないおいしさ” との記載があったので、しっかりチーズの存在感が楽しめるのか、それとガーリックのバランスにも注目しながらレビューします。

開封

開封した瞬間にチーズ臭いw(いい意味で)

今回のカップ麺に小袋は別添されていないため、フタを半分まで剥がしたら、熱湯を注ぐだけの簡単調理。具材はチェダーチーズ風キューブ、ポテト、キャベツ、ニンジンで、チェダーチーズ風キューブは “チーズ加工品” ではなく “チーズ風油脂加工品” を採用しているのですが、その違いについては後述の項目(具材)で解説。

スポット商品のフタ裏は無地

2021年6月のリニューアル以降、レギュラーサイズの「カップヌードル」各種はフタ止めシールを廃止し、Wタブのフタ裏にネコ(6%の確率でチベットスナギツネ)のイラストを印刷しているのですが、スポット商品のフタ裏は無地なので、これがレギュラー商品との見分け方。ちなみに余談なんですけど、フタ裏のユルいイラストは、日清食品株式会社の現社長・安藤徳隆氏がデザインしたそうです。

メーカー希望小売価格は193円に設定されているため、レギュラーサイズの「カップヌードル」と同じ値段。筆者は日清食品グループのオンラインストアを利用し、先行販売分を購入したので、ちょっと割高(本体価格:税込208円)だったのですが、コンビニでの税込価格は198円と公式のネット通販サイトよりも安く、スーパーやドラッグストアでの税込価格は128円〜149円前後が相場でしょうか。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:カップヌードル ガーリックチーズフォンデュ味
製造者:日清食品株式会社
製造所:S・関西工場(滋賀県栗東市下鈎21-1)
内容量:84g(めん60g)
商品コード:4902105267844(JAN)
発売日:2022年01月17日(月)
実食日:2022年01月18日(火)
発売地域:全国
取得店舗:ネット通販サイト
商品購入価格:208円(税込)※手数料別
希望小売価格:193円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型レギュラー
容器材質:紙
湯量目安:300ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:別添なし

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、糖類、しょうゆ、チキンエキス、ポークエキス、香味調味料、ポーク調味料)、スープ(豚脂、クリーミングパウダー、小麦粉、糖類、でん粉、香辛料(にんにく)、オニオンパウダー、全粉乳、食塩、プロセスチーズ、チキン調味料、チーズパウダー、パセリ)、かやく(キャベツ、フライドポテト、チーズ風油脂加工品、にんじん)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、香料、増粘多糖類、炭酸Ca、酸味料、カロチノイド色素、かんすい、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、ベニコウジ色素、カラメル色素、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

麺は見慣れた熱湯3分の油揚げ麺を搭載

麺は油で揚げたフライ麺で、同ブランドにおける既存の他フレーバーにも使用している汎用の麺だと思いますが、その中でも太めの部類に入る「カレー」や「チリトマトヌードル」「味噌」と同じようなサイズ感。つまり、それだけスープの濃度にも期待できる取り合わせ。

カップヌードルらしく具沢山な調理直後

後入れの小袋などは別添されていないため、熱湯を注いで3分後、よく混ぜ合わせたら出来上がり。最初は “とろみが弱いな‥‥” などと思いつつ、念のため混ぜ続けてみた結果、30秒ほど経過した頃から箸に受ける抵抗が強くなり、45秒を過ぎた段階で “急に粘度が高くなった” ので、最短でも1分は念入りに混ぜ合わせたほうがいいかもしれません。

ちなみにコンビニでは火曜日から販売開始となっており、ローソンやセブンイレブンなど、ほとんどのコンビニが網羅しているハズなので、エンカウント率は低くないでしょう。それでは、引き続きチーズフォンデュ特有の濃厚感に注目しつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(84g)あたり
カロリー:384kcal
たん白質:7.8g
脂  質:15.9g
炭水化物:52.3g
食塩相当量:4.6g
(めん・かやく:2.3g)
   (スープ:2.3g)
ビタミンB1:0.17mg
ビタミンB2:0.21mg
カルシウム:111mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:384kcal(めん・かやく:333kcal)(スープ:51kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

「カップヌードル カレー」の系譜に連なるタイプ

5.0

数年前の「シーフードヌードル」には約1.8mm幅の油揚げ麺を採用していましたが、2022年1月現在の「カップヌードル」各種における麺のサイズは約2mm幅と約3mm幅の2種類に統一され、今回の「ガーリックチーズフォンデュ味」は後者。すこし幅の広い太麺で、約2mm幅の麺よりも自己主張は強めですが、比較的に幅の広い形状がスープを絡め取ります。

1分ちょっと混ぜてもヘタレない

チーズフォンデュに麺を潜らせる食べ方は稀だと思うので、圧倒的に「カップヌードル」サイドのアレンジになりますが、後述するスープとの相性は悪くありません。ときどき油揚げ麺ならではの芳ばしい風味を感じるものの、それ以上にガーリックとチーズの風味が強いため、油揚げ麺であることがネガティブに作用しないのも好印象。

スープのインパクトを強調する場合、いつもの「カップヌードル」や比較的に主張が弱い「シーフードヌードル」の麺を使うのがベストな選択になりますが、けっこうスープの味が濃いめだったので、ちょっと太めの麺を合わせたのは正解だと思えました。

スープ

とにかく混ぜる、面倒でも混ぜる!!

5.0

白ワインやナツメグは使用していないようですが、チーズの風味は何気にクセが強く、けっこうな存在感。たとえばアオカビで熟成させるブルーチーズみたいなクセではないものの、エメンタールチーズに由来する独特の芳香があり、ちょっとクセのあるプロセスチーズと全粉乳で脇を固め、それらをクリーミングパウダーに重ねることで複雑さと濃厚感を表現しているようなフレームワーク。

にんにくの主張は思っていたよりも強く、なかなか尖ったテイストなのですが、オニオンの優しい甘みやパセリのアクセントに、チキンブイヨンを彷彿とさせる下支えなど、インパクトを持たせながらも単調な味ではありません。

Twitterでは “とろみが弱い” とか “味が薄い” などの投稿が目に付いたのですが、むしろ「カップヌードル」としては思い切った味の濃さだったので、おそらく混ぜ方が足りなかったのだと思います。最短でも1分、ちょっと面倒でも混ぜ続け、とろみを確認してから食べてみてください。

具材

野菜メインだけどボリューム感は申し分ない

5.0

キャベツ、フライドポテト、ニンジンは、それぞれ「カップヌードル 味噌」や「同 SiO(しお)」にも使われている汎用の具材なので、目新しさこそないものの、キャベツは量が多く、フライドポテト、ニンンジンも前述のスープと相性バッチリ。

チーズ加工品とチーズ風油脂加工品の違いについて、このブログではチーズをバターに置き換えた場合、チーズ加工品はマーガリン、チーズ風油脂加工品はファットスプレッド的な存在と例えているのですが、少量ながらもスープのチーズ感をアップさせることに寄与。できればチーズ加工品を導入してほしかった思いもありますが、しっかり具沢山だったので、物足りなさを感じることはありませんでした。

総評

5.0

チーズフォンデュに麺をドボン、みたいな仕上がりに期待していた場合、その観点から見るとライトに映るかと思いますが、ニンニクもチーズもカップヌードルとしては思い切った効かせ方。バゲットにも合いそうなくらい、ガツンと濃いめのテイストです。ただ、その魅力を最大限に楽しむためには “最短でも1分は混ぜ続ける必要がある” と感じたので、それを強調しなかったのは日清食品のミス。

ちなみに通常の「カップヌードル」では、調理方法の最後が “フタをして3分でOK!” となっているところ、今回は “フタをして3分後よくまぜてOK!” と記載しているのですが、ニュアンスw とりあえず今回は「徹底的に混ぜる」のが美味しく食べる上で重要な作り方のポイントになるので、そこを意識しながら調理してみてください【author・taka :a(大石敬之)】

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