どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、2026年3月24日(火)セブン-イレブン限定発売、明星食品のカップ麺「セブンプレミアム 温つゆそうめん」(158円+税)の実食レビューです。
おくらとめかぶうどんに続くセブンイレブンの新たな刺客、和風だしとゆず香る “ノンフライそうめん„ を使用した高コスパ商品がヤバすぎた件——。
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
温つゆそうめん
セブンプレミアム(SEVEN&i PREMIUM)とは、2007年(平成19年)5月23日の発足以来、セブン&アイ・ホールディングスが展開しているPB(プライベートブランド)で、お客様の生活を「より豊かに・楽しく・便利に」することを目標に、たった49のアイテム(加工食品32項目、デイリー商品17項目)からスタート。

最優先事項に「おいしさ・安全・安心」を掲げ、コストパフォーマンスの指標を低価格に向けていたPBの常識を覆し、現在は約3,400ものアイテムを展開しているのですが、同ブランド史上初となる “ノンフライそうめん„ を使用した新作が本商品。一見すると目立たない佇まいですが、共同開発者は話題沸騰中の「おくらとめかぶ 鰹と昆布だしのうどん」と同じ明星食品ということで、こちらもかなりヤバい代物なのではないかと。
ラーメン・うどん・そばと比較して、即席カップそうめんの品数は多くないけれど、通年販売の現行商品を引き合いに出すと「日清のどん兵衛 温つゆおそうめんミニ」や「まる旨 柚子香るそうめん」「ミニまる そうめん」が既存。さらに直近、2026年3月30日に東洋水産が「だし香るまめそうめん」を発売するため、一定の需要があることが伝わってきます。

上記の4品は油で揚げたフライそうめんを搭載してますが、ニュータッチのヤマダイが揖保乃糸を使った本格派のノンフライそうめん「手延そうめん」「あっさり仕立てのそうめん」「梅しそそうめん」を常時展開。

また日清食品も過去に「はんなりどん兵衛ノンフライ 温つゆおそうめん」や「ノンフライどん兵衛 鶏ごぼう温つゆそうめん」「カップヌードルライトそうめん」「カップヌードルライトプラス 旨だしそうめん」「カップヌードルそうめん 鯛だし柚子風味」などを発売しているため、ノンフライそうめん自体は画期的なものではありません。
現に、明星食品も「そーめんちゃんぷるー」や「にゅうめんでっせ」など、スーパーノンフライ製法を駆使した即席カップそうめんを何度か展開しているのですが、念のため明星食品に取材したところ、過去にノンフライそうめんを使用した縦型カップの商品は一度も出しておらず、セブンプレミアムの「温つゆそうめん」が初の試みとの回答でした。
温つゆだったら「にゅうめん」だろ? というツッコミはさておき、パッケージには “和風だしとゆず香る„ との訴求があるため、セブンイレブンの惣菜コーナーにある「柚子香る お出汁のそうめんスープ」あるいはセブンプレミアムの「フリーズドライにゅうめん とろみ柚子」を即席カップめんでも楽しめるようにしよう、みたいなコンセプトが開発背景にあったのかなと。

開発背景の話については推測の域を出ませんが、セブン-イレブンの公式サイトには “つるんとしたノンフライめんに、鰹節、昆布、いりこ、焼あごといった多彩な出汁とゆずの香る一杯„ との記載があるため、ノンフライそうめんの仕上がりについてはもちろん、出汁(だし)の重ね方や柚子のアクセントにも注目しながらレビューします。
開封

今回のカップ麺に小袋は別添されていないため、フタを半分ほど剥がし、内側の線まで熱湯を注ぐだけの簡便性に優れたスタイル。麺の戻り具合や別添できる小袋の数など、縦型カップは丼型と比較して制約が多く、なかでもノンフライ麺を使用する場合、少ない湯量で適切に戻すための工夫が必要になってくるため‥‥って具材の量けっこう多いぞ!

花形のカマボコにフリーズドライのネギ、たまごはフレーク状と線状の2種類で、椎茸が入っているのも嬉しいポイント。その彩りもさることながら、この時点で出汁の存在感がすごいのなんの。なかでも鰹の勢いが凄まじく、それについては出汁も重視していた「おくらとめかぶうどん」を凌駕するほど。
ちなみに途中で引き合いに出した「フリーズドライにゅうめん とろみ柚子」の値段は208円(税込224.64円)なんですけど、即席カップめんの「温つゆそうめん」は158円(税込170.64円)なので‥‥いや、この比較は適切ではないかもしれませんね。いずれにせよ、セブン-イレブンでNB(ナショナルブランド)のカップ麺を購入した場合、レギュラーサイズだと236円(税込254.88円)が相場なので、圧倒的に安いことは確実です。
製品詳細情報・購入価格等
| 製品名:セブンプレミアム 温つゆそうめん 販売者:明星食品株式会社 製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360) 内容量:61g(めん50g) 商品コード:4902881485067(JAN) |
| 発売日:2026年3月24日(火) 実食日:2026年3月24日(火) 発売地域:全国 取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン) 販売価格:158円(税別) 購入価格:170円(税込) |
| 麺の種類:ノンフライ麺 スタイル:縦型レギュラー 容器材質:紙 湯量目安:290ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:別添なし |
原材料名とアレルギー表示
| 【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しいたけエキス、卵粉)、スープ(食塩、かつおぶしエキス、糖類、デキストリン、しょうゆ、香味調味料、かつおぶし粉末、昆布粉末、たん白加水分解物、さばぶし粉末、昆布エキス、ホタテ粉末、ゆず皮、酵母エキス、焼あご粉末、香味油)、かやく(卵、味付しいたけ、魚肉練り製品、ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(増粘多糖類、アルギン酸エステル)、炭酸カルシウム、リン酸塩(Na)、ソルビット、乳化剤、グリセリン、香料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、カロチノイド色素、ビタミンB2、ビタミンB1、ベニコウジ色素、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・さば・大豆・鶏肉・ゼラチンを含む)※本商品製造工場では、落花生(ピーナッツ)、かにを含む商品を製造しています。 |
実食開始

麺は油で揚げずに乾燥させられたノンフライそうめんで、ちょっと面白いのが原材料。コンビニPBの縦型カップそうめんでノンフライという珍しさはもちいろん、しいたけエキスを練り込んでいるところも興味深いポイント。独自の製法・乾燥技術や専用設備に加え、麺に素材を配合する “ねり込み麺„ も明星食品の十八番。ポークエキスやチキンエキスねり込み麺は他社の商品にもありますけど、しいたけエキスまで練り込むとは——。

はい、というわけで調理後のビジュアルなんですけれども、これすごくないですか? 春らしい華やかな見た目もさることながら、そうめんが完全に隠れるほどの量も圧巻。これで158円(税込170.64円)とかセブンえぐいって、本当に。
とはいえノンフライそうめんが目も当てられないほどクタクタだったり、濃厚な香りのわりに味のピースが欠けていたり、そういうパターンもザラであるので、引き続き品質の高さやコストパフォーマンスにも注目しつつ「めん」「つゆ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
| 栄養成分表示:1食(61g)あたり |
| カロリー:234kcal たん白質:7.0g 脂 質:5.0g 炭水化物:41.1g (糖 質:39.4g) (食物繊維:1.7g) 食塩相当量:3.5g (めん・かやく:1.8g) (スープ:1.7g) ビタミンB1:0.20mg ビタミンB2:0.24mg カルシウム:92mg |
| ※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん


セブンと明星やばすぎるだろ
そこそこ細めに切り出されているのに、湯戻し時間は3分と標準的。明星食品は熱湯60秒の極細バリカタ麺も保有しているメーカーということもあり、ぶっちゃけ熱湯を入れる前に不安を感じていました。ところがどっこい、きちんと時間を守っても適度なコシがあって、ちょっとだけ中心に芯を残す噛み応えは、まさに茹で上げた「そうめん」そのもの。

多少の縮れが見られるとはいえ、いわゆる縮れ麺のそれほど強いわけではなく、むしろ形状的にはストレート麺の部類。もちろん、揚げ油に由来する独特のニオイは皆無。また細さと後述する適度なとろみが相俟って、つゆとの一体感も申し分ありません。しかも、調理前の麺重量は50g(レギュラーサイズのカップラーメンにおける標準は60g)と平均よりも控えめなのに、膨張率の関係か少ないと感じないんですよ。むしろ多くてビックリw
ちなみにノンフライそうめんを売りにしているヤマダイの手緒里庵を引き合いに出すと、手延そうめん(めん40g)は278円+税、あっさり仕立てのそうめん・梅しそそうめん(めん25g)は230円+税、セブンのおんつゆそうめん(めん50g)は158円+税なので、揖保乃糸を使ってます! みたいなブランドエクイティこそないけれど、既存の商品よりも麺の量は多く、それでいて販売価格は安い、それも高評価の理由です。
つゆ


びっくりするほど濃いです、出汁
しょうゆ感よりも “うまみ„ を重視していた「おくらとめかぶうどん」の出汁感も特筆に値する水準に達していましたが、出汁の強さでいえば「温つゆそうめん」のほうが上。お湯を注ぐ前から激しい自己主張を放っていた鰹のインパクトだけでなく、さばぶし、昆布、焼きアゴ、さらに明星食品が得意とするホタテの旨みが重なって、レギュラーサイズのコンビニPB商品とは思えない出汁の密度。
もっとも目立っているのは「かつおぶしエキス」と「かつおぶし粉末」ですが、それ以外の出汁も複雑に絡み合い、うまみが分散しないように味の輪郭を調えている塩味の効かせ方も絶妙で、スッと通る柚子皮の清涼感が一辺倒にならないように配慮。かなり味のポイントが多い設計ですが、鰹の自己主張で誰もが分かりやすく、それでいて繊細で、まとまりがないわけでもない。ちょっとこれ、かなりヤバいですよ。
かやく


椎茸の効果にも刮目
前述のようにタマゴはフレーク状と線状の2種類で、これはNB(ナショナルブランド)商品の「明星 中華三昧タテ型 榮林 酸辣湯麺」などにも使われてきたテクニック。フレーク状のタマゴは優しい口当たりと甘さで、線状のタマゴは食感のアクセントに寄与している、一見すると地味なようで効果的な使い分け。
ネギの香りは熱湯を注ぎ始めた瞬間から主張してくるので、苦手な方にはマイナス点になりますが、フリーズドライだからこその繊細な香りが「温つゆそうめん」の世界観にマッチ。花形かまぼこで彩りもよく、つゆに椎茸の旨み成分(グアニル酸)が滲み出るところもポイントで、イノシン酸(鰹・鯖・飛魚)やグルタミン酸(昆布)と手を取り合い、うまみの相乗効果も図れている。いやもうほんとに、かなりヤバいですよこれ。
総評
「おくらとめかぶうどん」のように分かりやすく個性的な具材が入っているわけではないけれど、手頃な価格のコンビニPB商品としては異例といっても過言ではない本格的なノンフライそうめんに、引くほど鰹が主張してくる出汁の力強さも凄まじく、その出汁を倍増させる椎茸や彩りにまで配慮した具材の選別に至るまで、これは158円(税込170.64円)で売っていいレベルの品質じゃない。
どっちが好きかは個人の嗜好に委ねられますが、品質の高さとコストパフォーマンスの異常さはSNSでバズり倒した「おくらとめかぶうどん」に匹敵する、これまたとんでもない商品を出してきたもんだと度肝を抜かれました。ちなみに数量限定のスポット商品です。気になっている方は急いでください。——追伸:関係者各位「おくらとめかぶそうめん」も食べたいです。全力で前向きに検討してください。【author・taka :a(大石敬之)】


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