どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年9月10日(月)新発売のカップ麺、日清食品「日清焼そばU.F.O.大盛 チャーハン味焼そば」の実食レビューです。
鉄鍋で炒めたようなガッツキ系メニュー!
あおり炒め感満載なチャーハンの写真がパッケージに起用されているのですが、中に本物のチャーハンが入っているわけではありません。油で揚げた麺なので、実際に焼いているわけでもないけれど、清く正しくカップ焼そばです。
チャーハン味のカップ焼そばという実に奇抜なテーマですが、まるか食品が2018年4月2日に「ペヤング 炒飯風やきそば」というカップ麺を発売していました。
ペヤングの「炒飯風やきそば」は50年以上続くロングセラー商品「あみ印食品工業株式会社 炒飯の素」を再現したコラボ商品だったのですが、日清焼そばU.F.O.のチャーハン味は日清食品のオリジナルみたいですね。
余談ですが、「炒飯(チャーハン)」と「焼飯(やきめし)」の違いは一般的に調理方法とされており、卵を炒めてからご飯を入れたら「炒飯(チャーハン)」、ご飯を炒めてから卵を入れたら「焼飯(やきめし)」とされています。
また、炒飯は中華料理店で提供されるメニューですが、焼飯は関西を起源とする「粉物(こなもん)」文化に根ざした食べ物と言われ、ソース味や醤油味、具材も多種多様で諸々のバリエーションが豊富な食べ物です。神戸市長田区のB級グルメとして親しまれている「そばめし」という食べ物があるのですが、これもジャンルとしては焼飯ですね。
閑話休題‥今回の新商品は “食欲旺盛な若者へ捧ぐ! 口いっぱいに頬張りたくなるガッツキ系メニュー” がコンセプトなのですが、鉄鍋で炒めたような芳ばしさを意識しているようで、パッケージでもアピールされています。
一見すると奇抜な題材ですが、日清食品は炒めたような芳ばしさを演出することに長けているメーカーですし、チャーハン “味” なので、胡椒のアクセントが効いた中華風の味付けを想像すると違和感ないですよね。(その通りに仕上がっていればの話ですがw)
おそらく火曜日から各社コンビニでも意欲的に取り扱われると思いますが、コンビニ限定のカップ麺ではありません。ちなみに私の取得価格はスーパーで税込213円だったので、ほぼ定価購入に近い価格でした。(メーカー希望小売価格:税別205円)
開封
小袋は「粉末ソース」と「調味オイル」の2袋で、かやく類は最初から容器の中に入っています。で、なんか粉末ソースよりも調味油のほうが大きい‥w でも液体ソースとは書かれていないので、もしかしたらフルでアブラかもしれません。
とりあえず米は入っていなかったので、鉄鍋で炒めたような調理感とチャーハンらしさに注目しながら実際に食べてみた感想をもとにレビューします。
原材料名・アレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、しょうゆ、オニオンパウダー、香辛料)、ソース(植物油脂、香味油、糖類、食塩、ねぎパウダー、香辛料)、かやく(味付卵、味付豚肉、キャベツ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、炭酸Ca、かんすい、カラメル色素、グリセリン、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、香辛料抽出物、増粘多糖類、カロチノイド色素、ビタミンB2、炭酸Mg、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む) |
【アレルギー表示】 小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆・ごま |
実食開始
1食(153g)当たり
カロリー:755kcal |
まるで鉄鍋で炒めたような香ばしい風味とこしょうのアクセントを加えた特製ソースが、コシのある中太ストレート麺によく絡みます。具材には大切りキャベツのほか、チャーハンの具材をイメージしたチャーシュー、たまごを入れました。
(日清食品「製品情報」より引用)
めん
「日清焼そばU.F.O.」特有のコシのある中太ストレート麺。麺重量130gの大盛りタイプで、食べ応え抜群です。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
容器が大きいので、ちょっと細めに感じるかもしれませんが、基本いつものソース焼そばに使われているサイズと同じコシのある中太ストレート麺です。ただ、いつもと違うのはオニオンパウダーが練り込まれている点ですね。
ソースとの兼ね合いもあるので、その違いは隠し味に近いテイストになるのですが、後述するソースがシンプルだったこともあり、ソースとの一体感を高めながら芳ばしさの演出に寄与しているように感じました。
湯切り直後に味見すると油揚げ麺特有のニオイが気になるのですが、それは一般的にはイレギュラーな行動ですしw 粉末ソースと調味オイルを加えた後は気になりません。チャーハンの飯感は皆無に等しいというか皆無ですが、日清焼そばU.F.O.らしい食べ応えと洗練さを兼ね備えた油揚げ麺です。
ソース
まるで鉄鍋で炒めたような香ばしい風味とこしょうのアクセントを加えた特製ソース。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
鉄鍋で炒めたような風味とは少し異なるのですが、たとえば市販の冷凍チャーハンをフライパンではなく電子レンジで加熱した時のニュアンス、と言えば伝わりやすいでしょうか。
味のタイプで例えると、「ニチレイ 本格炒め炒飯」よりも「味の素 ザ★チャーハン」からマー油を抜いたような‥これは伝わりにくいですかねw
調味オイルに仕込まれた葱油系の芳ばしさが個性となっていて、かなり油脂感は強く、一瞬で唇がテカテカする油そばレベルです。で、調味オイルは‥
文字通り100%オイルでしたw でも、このオイルが臨場感の演出に寄与しており、オイスターソースや醤油などは使用せず、味付けを担う調味料が食塩のみというのも個性的なポイントですね。それもコストの問題でカットしたわけではなく、あえてシンプルにしているのだと感じました。
ソースの原材料は、「植物油脂、香味油、糖類、食塩、ねぎパウダー、香辛料」と実に簡素な構成で、旨味の層でいえば奥行きのある味わいとは言えないのですが、香味油の存在感を全面に立てている潔さは印象に残ります。
しかしながら浅い味ではないのが面白く、ねぎパウダーが葱油の印象を強め、香りを最重要視しながらも食塩が味を調律することでボヤけた印象を与えず、強いて不満を挙げるなら胡椒のパンチが弱かったことくらいですね。まったりとした味わいも心地よかったんですけど、甘利香辛食品(C&A)やジーエスフードのラーメンコショー、エスビーのテーブルコショーなんかがあると心強いです。
かやく
大切りキャベツ、チャーシュー、たまご。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
ソースの葱油+ねぎパウダーが印象的だったのと、チャーハンにはキャベツよりもネギだろ!という不満もあったのですが、カップ焼そば的にはキャベツでも問題ありませんし、具材がキャベツだけの新商品も珍しくない昨今、チャーシューとタマゴでバリエーションとボリュームに関してもバッチリ。
チャーシューはチップ状のハムみたいな具材ですが、やはりチャーシューはチャーハン的に嬉しく、チャーハンには必須のタマゴも完備。タマゴはカップヌードルにも入っているスクランブルエッグ(味付卵)なんですけど、イメージの演出とボリューム感に寄与していました。
総評
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
(標準は★3です)
アピールされていたわりに胡椒のインパクトが弱く、そこに気の緩みを感じた反面、まったりとした油脂のコクと葱油を彷彿とさせる香味が記憶に残る良品でした。あえて味付けの調味料を食塩のみに絞っていたようなポイントも戦略的で、鉄鍋で炒めたような調理感とは少し違ったけれど、ここまで香味油を主役に立てたカップ麺は初めてかもしれません。
麺の量が大盛り130g仕様なのとカップ油そばレベルの油脂感を誇っていたので、どうしても人を選ぶテイストになりますが、そもそものコンセプトが若者向けのガッツキ系メニューですし、チャーハン “味” の雰囲気も得られた上出来の一杯でした。
最近はコンビニのイートインコーナーでも一味唐辛子やコショーを常備してくれている店舗が増えてきましたが、けっこうオイルの強さがあるので、ご自宅やオフィスで召し上がられる際は自前のコショーを用意することをオススメします。
厳密に順序が記載されているわけではないのですが、調理方法に「粉末ソース、調味オイル」と書かれているように、調味オイルは混ぜにくくても後から投入したほうがいいかもしれません。
というのも、これまで日清食品が製造してきた汁なしカップ麺の中には、食べ手に対して調理感を意識させたい時に粉末ソースを先に入れ、調味オイルは最後に入れるようにと記載されていたことが何度かあったんです。
一応、調味オイルのアブラ率をチェックしてお伝えするために私は先に開封しましたが、調味オイルの後回しも検討してみてください。
製品名:日清焼そばU.F.O.大盛 チャーハン味焼そば 製造者:日清食品 内容量:153g(めん130g) 発売日:2018年9月10日(月) JANコード:4902105244562 希望小売価格:205円(税別) 発売地域:全国(全チャネル販売) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:プラ(PS) 必要湯量:700ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:2袋(粉末ソース・調味オイル) |
お客様窓口:0120-923-301
コメント
takaさん、こんばんは!
>余談ですが、「焼飯(チャーハン)」と「焼飯(やきめし)」
焼飯(チャーハン)と炒飯(チャーハン)はどう違うのでしょうかね?(゚◇゚)
>内容量:153g(めんg)
麺重量の記載忘れ(=゚ω゚)
原材料を見るとペヤングの炒飯風とはかなり違うっぽいですね!
ペヤングがいかにも中華調味料で味付けしたタイプだったのに対して、
こちらは油脂多め、味付けはシンプルにほぼ塩のみみたいな感じで作った、
ひねらないチャーハンを指向しているということが伝わりますね!
そのあたりをどう味として感じられるかが注目ですね!
ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)
フルで油でしたかぁ・・・ちょっと身構えるわ(; ・`д・´)
それにしてもチャーハンと焼飯の違いよ!!私は焼飯っていうことが多いけど、卵を炒めてからご飯を入れるから本当はチャーハンやったんやぁ・・ただ関西では焼飯っていうことが多くて、関東ではチャーハンっていう人が大半だって聞いた!!関西では鉄板で焼くことが多かったから焼飯になったんやって呼び名一つとっても奥深いねぇ(((uдu*)ゥンゥン
おーコレは買ってみよ。( ゚д゚)ウム
あと、何気にチャーハンと焼きめしの違いが勉強になったり。φ(.. )